きっぷのルール

何歳から有料?電車や新幹線などJR子供料金の仕組みと注意点

新幹線

<この記事を読むと、こんなことがわかります>

・JRのきっぷ代は、子供は何歳まで無料なのか、どのような条件なら無料になるのかがわかります

・子供料金のルールを駆使して、ネット予約や旅行プランよりも安く乗れるきっぷの買い方がわかります(家族トータルのきっぷ代で比較した場合)

(主にJRのルールをもとに解説しています。私鉄などでも基本ルールは同じだと思いますが、細かい部分が違う場合があるのでご了承ください)

 

こんにちは。
鉄道で日本を旅するのが大好き
「てりん」と申します。

 

今日は、ちょっとややこしい
「JRなどの鉄道の子供料金」についてです。
(正式には「小児運賃」といいますが、ここでは日常使う言葉に近い「子供料金」で統一します)

 

「何歳まで無料?何が無料?無料にならないこともあるの?」

結構ややこしい、電車の子供料金。
これを解説していきます。

 

とはいっても
実はややこしいのは「乳幼児」の部分のみ。(小学生入学前の子供)

「乳幼児」に関するルールを覚えてしまえば、ほぼ子供料金のことは理解したも同然・・・と言っても過言ではありません。

 

この記事では分かりやすいように
特に問題のない限りは正確な専門用語ではなく、一般的な言葉を使用しています!

 

鉄道の子供料金の基本

子供料金は
年齢に応じて(進学に応じて)「乳児」「幼児」「こども」の3つに区分されています。

鉄道の子供料金の区分(JR)

・乳児・・・1歳未満(1歳の誕生日の前日まで)

・幼児・・・1歳以上、小学校に入学するまで

・こども・・・小学生。中学校入学まで

 

ポイントは「進学のタイミングで区分が変わる」ということです。

 

進学のタイミングは年度で区切るため、卒業・卒園した年の3月31日まではそれまでの区分が有効です。

 

公式サイトを見ると「6歳未満」とか「12歳未満」という言葉が出てきますが

実際には「小学校入学前」か「小学生」かという風に区切っているので、年齢はあまり気にする必要はありません。

 

JRの公式HPを見ると、区分に関しては以下のように記載されています。
(結局、さっき言ったことと同じことが書かれています)

 

おとな 12歳以上(12歳でも小学生は「こども」です)
こども 6歳~12歳未満(6歳でも小学校入学前は「幼児」です)
幼児 1歳~6歳未満
乳児 1歳未満

 

 

こども(小学生)は、きっぷ代が大人の半額です。

中学生以上は大人料金になります。
(その代わり学生のうちは、片道100キロを超える長距離を移動する場合は、学割を使える)

 

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「乳幼児」のルールをマスターしよう!

小学生と中学生以上の区分はとてもシンプルですね。

ルールも「中学生以上は大人料金、小学生は大人の半額」

とてもわかりやすい。

 

では、ちょっとややこしい小学生未満(乳児・幼児)について、細かく見てみましょう。

さきほどの図のとおり
乳児と幼児の区分があり、1歳になっているかいないかで分かれます。

乳児のきっぷ代のルールについて

乳児(1歳未満)のきっぷ代についてみてみましょう。

 

・乳児は、1人で指定席(または寝台車のベッド)を使わない限り、何人でも無料

 

基本的に乳児にはきっぷ代はかかりません。

ただし、乳児1人を座らせる(寝かせる)ためだけに指定席や寝台を確保する場合は、子供料金(小学生と同じ値段)のきっぷ代を払わないといけません。

指定席や寝台は予約制なので、その席を予約した人が優先的に座れるからです。

どうしても乳児1人のために席を確保したい場合は、あらかじめお金を払ってその席を確保しないといけないわけですね。

 

もちろん

大人が自分の席に座って乳児を抱きかかえている場合や

寝台車(サンライズ号など)で大人が同じベッドで添い寝する場合などは

乳児が1人で席を確保している状態ではないので、何に乗ろうが無料です。

 

一方
自由席なら、新幹線や特急などで乳児1人のためだけに席を1つ確保しても大丈夫(きっぷ代がいらない)です。

これは大きいですね。

 

自由席 グリーン車 2階建て※新幹線のグリーン車では乳児がちょこんと1人で席に座る場合にはお金がかかるけど、自由席グリーン車の場合は大丈夫。
自由席グリーン車の代表例は、湘南新宿ラインなど、東京近郊を走る二階建てのグリーン車(混んできたら大人が抱きかかえて席を詰めるなど、マナーには配慮しましょう)

 

「乳児はほぼ無料」ってことですね。

普通は親が乳児を抱きかかえるケースが多く、乳児のために指定席やグリーン車の席をひとつ用意するというのはあまりないケースだと思うので。

グリーン車や寝台車などを乳児1人で使った場合、乳児には定価の半額のきっぷ代がかかりますが

グリーン券や寝台券の料金は、大人と同額になります。
(乗車券・特急券は半額)

これは1歳以上の幼児、小学生も同じです。
思った以上に結構な金額になる場合があるのでご注意を。

 

幼児のきっぷ代のルールについて

 

一番ややこしいのが、1歳以上小学生未満の幼児です。

 

・幼児は、原則としてきっぷ代は無料。

ただし、無料なのは同伴する大人、または子供(小学生)1人につき幼児2人まで。

また、乳児と同じように、幼児1人が座るために指定席やグリーン車を確保する場合や、幼児が単独で旅行する場合には、小学生と同じく定価の半額のきっぷ代が必要。

 

大人または小学生1人につき2人まで無料ということは、以下のようになるということです。

 

例1)母と幼児3人が旅行する場合
大人1人が同伴なので、幼児2人までが無料。残りの幼児1人分の子供料金のきっぷ代が必要。

例2)父母と一緒に幼児3人が旅行する場合
大人が2人いるので、無料になる幼児は4人まで。よってこの場合は幼児3人は全員無料となる。

例3)母とその子供4人(そのうち小学生1人、幼児3人)が旅行する場合
大人1人と、小学生の子供が1人なので、幼児は合計4人まで無料となる。
なので、幼児3人は全員無料となる。

例4)幼児2人だけで旅行する場合
幼児が単独で旅行する場合(=幼児以外の区分の人間がいない)に該当するので、2人ともそれぞれ子供料金のきっぷ代がかかる。

 

例4の場合
幼児2人だけでおでかけさせるよりも、可能であれば小学生のお兄ちゃん・お姉ちゃんを1人保護者として連れて3人でおでかけさせたほうがトータルのきっぷ代は安くなります(必要なきっぷ代は小学生1人分のみで、同伴となる幼児2人の分は無料になるので)

 

たぶん、子供のきっぷの計算で一番ややこしいのはこのへんでしょう。

最大のポイントは

「保護者1人につき幼児2人まで無料。ここでいう保護者には、小学生のお兄ちゃん・お姉ちゃんも含む」

このように覚えておけば、大丈夫です。
(保護者といっても、きっぷのルール上の「大人」か「子供」がいればいいだけの話なので、家族じゃなくても大丈夫ですよ)

 

なお、この2人まで無料という規則は「幼児」に対してかかるルールなので、1歳未満の「乳児」は何人いても全員無料です。六つ子でも安心。(寝台車で添い寝する場合など、一部例外あり)

 

次は、幼児が指定席などの席を確保する場合。

 

乳児と同じように
幼児1人のために座席を1つ確保する場合には、小学生と同じ定価の半額のきっぷ代がかかります。

乳児の場合は、赤ちゃんのために座席をひとつ確保するということはレアケースかもしれませんが

幼児の年齢になると、その子1人のために席をひとつ確保するのは当たり前になってくるはず。

3歳、4歳になってくると、お母さんのひざの上に乗せて・・・ということも困難になってきますもんね。

 

幼児の場合も乳児と同じように
「指定席、グリーン車(自由席グリーン車を除く)、寝台車の場合」を1人で座る(寝る)場合には、きっぷ代(子供料金)がかかります。

特急・新幹線の自由席に座らせておく分には、幼児にはきっぷ代は一切かかりません。(「保護者1人につき幼児2人まで無料」の条件を満たしている場合)

 

「幼児を連れて新幹線や特急に乗る場合には、断然自由席が得」ということですね。

指定席しかない新幹線や特急もあるので、その場合はやむを得ないですが・・・。

最近のJRのネット予約などは、指定席で予約するのが前提です。

自由席並みの値段で(あるいはそれ以上に安く)予約できる場合が多いのでお得ですが、幼児と一緒の場合はあえて自由席の普通の切符を買って乗ったほうが、家族トータルでは交通費が安く済む場合もあるわけですね。

 

まとめ

まとめ

・保護者1人につき幼児2人まで無料。ここでいう保護者には、小学生のお兄ちゃん・お姉ちゃんも含む。(乳児は何人でも無料)

・「乳児」も「幼児」も、1人で予約が必要な席を占有する場合には、小学生と同じ子供料金のきっぷが必要。自由席ならきっぷ代はかからない。

この2点を押さえておけば、理解しやすいと思いますよ!

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