※「男の趣味」のイメージが強い、鉄道模型の世界。
女子がそれを極めると、男にはとても思いつかない世界観が広がる・・・!
こんにちは。
鉄道が大好き・・・ですが
模型はさっぱり専門外。
もっぱら「乗り専」の「てりん」と申します。(ツィッターアカウント:てりん2 )フォローしてね!(ブログは毎日更新しています!月曜・水曜をのぞく)
・・・ということで、専門外ではありますが
今回は鉄道模型のお話。
といっても、別に模型そのものの話をするわけじゃありません。
「鉄道模型の世界から垣間見える、男と女の違い」という、ちょっと変わったお話です。
最終的には「男女関係と趣味」という話に発展していきます。
鉄道に何も興味がないあなたも、今後の恋愛に大きく影響するかもしれない?
考え方なので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
以下の話は、てりんが聴いた「伊集院光 深夜の馬鹿力」という深夜ラジオで、数年前に伊集院さんが話していた内容をもとに書いています。細かい部分で事実と異なる箇所があるかもしれませんが、その際はご容赦ください!
「鉄道模型の甲子園」に学ぶ「男と女の関係」
女子高生が鉄道模型に加えた「隠し味」
毎年、数多くいる「模型鉄」がその腕を競う
「鉄道模型コンテスト」というものが開催されています。
その中でも高校生が競う「高校生モジュール部門」は、「鉄道模型界の甲子園」と呼ばれ、毎年8月に野球にも負けない熱戦が繰り広げられています。
「ザ・男の趣味」というイメージの強い鉄道模型(や、ジオラマ製作)ですが
最近では女子の人口も多くなってきています。
そしてある年の甲子園大会では、なんと女子で結成された高校生チームが見事優勝を飾りました。
優勝作品は
「満開の桜並木を、鉄道が走り抜ける」という
いかにも「女子らしい、キレイな風景」な模型だったそうです。
「それだけなら、まあ男でも作りそうな感じだけどな・・・」
そうなんです。
男だって、桜が好きな人は多いし、その美しさに思わず見惚れてしまうものです。
しかし、この作品は、ただ「桜が咲き誇る」ジオラマではなかったのです。
彼女たちは最後に、男ではとても思いつかないような、とんでもない「隠し味」を加えるのです!!
それはなんと
「桜の木に、さくらのフレグランス(香り)を噴きかける」
というもの。
「え、模型なんだから、目に見えるところだけ工夫して作ればいいのでは・・・?」
と、普通は考えますよね?
たぶん、それが「合理的に考える、男の発想」なのかもしれません。
「音を加える」くらいのことは思いつきそうですが、まさか香りをつけるとは・・・。ナナメ上すぎる発想。
この工夫が決め手になったかどうか・・・はともかくとして
彼女たちは見事優勝を勝ち取ったのでありました。
「深い趣味」では男女は絶対分かり合えない?
僕の脳みそでは今回のこのお話で
「男と女はこう違う」ということを上手く説明はできないので
「趣味」という観点から男と女の関係を書いてみることにします。
伊集院さんはラジオのトークで最後にこのような趣旨のことを話しています。
「この模型コンテストに出場できるほど、深く趣味にはまっている男と女が付き合っても絶対に長続きしない。
なぜなら、お互い同じ趣味で同じくらい深いこだわりがあるのに、そのこだわりのポイントが違うので、すぐにケンカになってしまうからだ」
そんなに深くない趣味ならいいんですよ。
たとえば「お互い月に2、3度映画を観にいくのが好き」とか。
そういった「共通点」は男女の仲にはむしろ必須といえるでしょう。
でも、「お互いものすごく深くハマっている同じジャンルの趣味があって、それに干渉する傾向にあると、男女の関係はほぼ確実にうまくいかなくなる」と思うのです。
「男女の考え方が違う=同じ趣味で重視するポイントが異なる=こだわりがあるがゆえに、その相違点に文句を言いたくなってしまう」
という流れでしょうか。
実は、近年この鉄道模型フェスティバルでは毎年女子チームが参加し、上位入賞を果たしています。
そんなニュースが聞こえてくるたび、ネットでは一部で誹謗中傷が飛び交います。
「なんでこんなメルヘンなジオラマを作るんだ!鉄道模型を勘違いしてるんじゃないか?」
「鉄道と風景の調和を考えるのが一番大事なのに、そんなこと考えずかわいいジオラマを作ることしか考えてない」
「女子高生に鼻の下伸ばしている審査員がおかしい」
まあ、こういったことを書いている人間のほとんどは男でしょう。(特に、審査員を批判しているあたり・・・)
彼らのほとんどは「女子高生は、自分たちの鉄道模型という趣味を分かっていない」というスタンスで批判しているはずです。
しかし実際は
「鉄道模型という趣味を、男と女がそれぞれ違うように解釈しており、その結果として齟齬が起きている」
というほうが正しいのです。
重視しているポイントが180度違う、とも言えるでしょうか。
だって、男と女で考え方が違うってことは、ネットでちょっと調べればいくらでも出てくるし、実生活でも実感していることでしょう?
このへんで揉めてもキリがないんですよ。
自分たちは自分たちのやり方で勝負を挑むしかないのです。
そういえば、僕自身を振り返ってみても
「乗り鉄の女子(いわゆる「鉄子」)とは知り合いになってみたいとは思うけど、絶対に付き合ったりはしたくない!」と思ってました。
「同属嫌悪(近親憎悪)を持っているのかな?」と思っていましたが
今振り返れば、こだわりのある自分自身を省みて「同じようなやつと付き合ったら絶対ロクなことにならない」と無意識にガードしていたのかもしれません。
僕は現在一般人(?)の妻と結婚していますが
彼女はむしろ、放っておいたら休みの日は一日中家で寝ているような「インドア派」です。
そんな彼女を、旅先の美味しいグルメをエサにしてたまに鉄道旅行に連れて行くことで、楽しくうまい感じにバランスがとれています。(彼女も、インドア派といってもたまにはどっか遠くに行きたいんでしょう・・・たぶん)
ほんとに、男女の関係って難しいわねぇ。