レンタカーの旅

旅行記で解説!JR駅レンタカー割引きっぷのお得な買い方

こんにちは。
鉄道で日本を旅するのが大好き
「てりん」と申します。

 

2018年11月。
平日に4日間の長い休みがとれたので、JRで夫婦でおでかけしてきました。

地元大阪から、金沢など日本海を経由して群馬・栃木を巡り東京へいたり、その土地土地で美味しいグルメを食べていく・・・

そんな、魅力とカロリーがたくさん詰まった旅となりました。

 

今回はJRとレンタカーがセットになった「レールアンドレンタカーきっぷでかなりお得に旅行してきました。

 

※レールアンドレンタカーきっぷとは、旅先の「駅レンタカー」で車を借りると、道中のJRの乗車券が2割引、特急券などが1割引になるというステキなプランである。複数人で旅すれば、きっぷ代の割引額がレンタカー代を上回り、タダ同然でレンタルできることもよくある

 

応用的なテクニックをいくつか駆使しているので、各地の美味しい食べ物の写真とともにご紹介していきたいと思います。

 

レールアンドレンタカーの基本的なことを知りたい方は、こちらの記事をどうぞ!

https://terinn.net/lowcarbtripper/2018/01/17/jr-rail-and-rent-a-car/

レールアンドレンタカーの旅 2018 AUTUMN

「大阪~金沢~群馬~栃木~東京 飲み食い倒れ旅」概要

(レールアンドレンタカーは、以下「R&R」と表記)

今回の乗車券のルートはこんな感じ。

 

大阪市内→(湖西線経由、特急「サンダーバード」と同じルート)→金沢→(北陸新幹線)→高崎→(両毛線)→小山(おやま、栃木県)→(東北本線)→東京→(京葉線)→舞浜
(注:小山で駅レンタカーを借りる)

・1泊目・・・金沢泊
・2泊目・・・高崎泊
・3泊目・・・レンタカーで車中泊

 

※使用した乗車券。(大阪市内→舞浜。写真は使用済のもの)
定価10800円が、2割引で8640円となった

 

最終目的地の舞浜といえば「東京ディズニーリゾート」の最寄駅ですが、今回は別にミッキーたちと触れ合いに行ったわけではありません。

ではなぜ舞浜を最終目的地にしたのか?
その深い?わけは、のちほど解説。

 

ちなみに東京から大阪までは、飛行機で帰りました。

JRの旅最大の魅力「途中下車」

JRの乗車券は原則として
「片道101キロ以上の距離の乗車券の場合、途中下車ができる」というルールになっています。

途中下車とは
「その乗車券の最終目的地の駅へ向かうまでのルート上にある途中の駅で、乗車券を回収されること無く改札の外に出て観光などをし、ふたたびその乗車券を持って改札内へ入り、続きのルートを旅行することができる」というものです。

なので
途中のルート上にある駅に、追加料金を払うことなく観光などで立ち寄れるわけですね。
今回の乗車券では、これ一枚で
「金沢・高崎・小山・赤羽・品川」に追加料金無しで途中下車しました。

 

途中下車には時間制限はないので、乗車券の有効期間内に旅を再開すればオーケーです。(今回の乗車券の有効期間は11月5日から9日までの5日間)

ですので
途中下車した駅からホテルに移動して1泊する(日をまたぐ)、というのもオーケーです。

 

乗車券の有効期間は、距離によって決まります!
詳しい計算法はこちらの記事を参照!

https://terinn.net/lowcarbtripper/2017/03/22/jrkippu-yuukoukikan/

特急や新幹線を乗るために必要な特急券には途中下車の概念が無いので、原則として列車を乗り降りするごとに、そのつど特急券を買い直す必要があります。要注意!

R&R割引よりも、乗継割引のほうが安い!特急料金

旅のはじまりは
大阪から金沢までの特急「サンダーバード」から。

 

※大阪と金沢を結ぶ特急「サンダーバード」。大阪駅にて

 

JRの特急や新幹線に乗る場合には
先程ご紹介した「大阪市内→舞浜」の乗車券のほかに、特急券が必要です。

そこで気になるのが、特急券の割引。

 

R&Rを利用する場合、特急料金は1割引となります。
一方、金沢からは北陸新幹線にも乗るので、乗継割引も気になるところ。

ということで
R&R割引と乗継割引、どっちが安いか?
比較してみましょう。

 

乗継割引とは、簡単に言うと
「在来線特急と新幹線を特定の駅で乗り継ぐと、在来線特急の料金が半額になる」というものです。

詳しくはこの記事を参照!

https://terinn.net/lowcarbtripper/2017/06/01/jr-noritsugiwaribiki/

 

大阪→金沢→上越妙高の特急料金比較
(「サンダーバード」「はくたか」自由席を乗り継いだ場合)

●大阪→金沢: 定価2380円
R&R割引で2140円
乗継割引だと1190円(半額)

●金沢→上越妙高: 定価2590円
R&R割引で2330円
乗継割引だと2590円のまま

R&R割引での合計: 4470円
乗継割引での合計 3780円

つまり
乗継割引のほうが良い!

 

R&Rの乗車券を利用する場合
「特急券はR&R割引されたものしか使えない」というルールはありません。
なので、より安くなる乗継割引のほうを利用しましょう。

日本全国どの区間でも、ほとんどの場合乗継割引のほうがお得になります。

 

さらに!
乗継割引は当日の乗り継ぎが原則なのですが
在来線の特急から新幹線に乗り継ぐ場合に限っては、新幹線に乗るのが翌日になっても、在来線特急料金が割引となります。

金沢でゆっくり一泊するので、この点はとても助かる!

 

※実際に購入した特急券。
日にちが1日ずれていても乗継割引が適用されているのがわかる

 

このルールは、かつて夜行列車が日本中で走っていて、翌日に新幹線に乗り継ぐことが多かったことの名残りなのです。

 

※金沢の近江町市場「山さん寿司」
インスタ映えバッチリの海鮮丼(3000円)味も最高

 

※金沢の繁華街、片町の料理店で食べた、のどぐろの刺身。
1380円が、平日限定クーポンでなんと半額の690円で味わえました。至福

通しより安い?北陸新幹線特急料金のナゾ

以下は、ヤフー乗り換え案内による「金沢~高崎」「金沢~上越妙高」「上越妙高~高崎」各区間の検索結果。

特急料金(自由席◯◯円と表示された部分)にご注目!

 

・金沢〜高崎 5520円
合計 5520円

・金沢〜上越妙高 2590円
・上越妙高〜高崎 2590円
合計 5180円

あれ?
通しで買うよりも、上越妙高で分けて買った方が340円安い!
どうして?

 

いろいろな理由が重なっていることが原因ですが、もっとも大きな原因は

 

北陸新幹線でJR東日本エリアと西日本エリアをまたぐ場合は、加算料金が上乗せされる。そのため両会社の境界駅である上越妙高をまたぐ区間の通しの特急料金は高くなる。

というものです。

 

つまり、今回のように上越妙高で分けた特急券を買うと、会社をまたぐことにならないので、加算料金を払う必要がなくなるわけですね。

 

この分割した2枚の特急券+乗車券で普通に高崎駅の自動改札を通れたので、JRのルール的にもオーケーと解釈していいでしょう。

 

ただし、この方法は上越妙高に停まり、なおかつ自由席がある「はくたか」だからこそできる技であって、「かがやき」では使えないので要注意!

 

今回の場合
金沢〜上越妙高の区間の特急料金は「サンダーバード」の乗継割引の方が有利なのでR&R割引を適用できませんでしたが、上越妙高〜高崎は乗継割引とはなんの関係もないので、堂々とR&R割引を利用でき、さらにお得に特急券を買うことができたのです。

 

※大阪→金沢、金沢→上越妙高、上越妙高→高崎の特急券。
上越妙高→高崎はR&R割引で2590円の1割引で2330円となった。これで金沢→高崎の特急料金の合計は4920円。分割したからこそ実現した格安特急券だ

 

※高崎駅前にあった、焼き鳥食べ放題のお店のデザート
「いももちのメイプルシロップ和え」
実に美味い。1日1本ならすごく嬉しい。1本でいいぞ、1本で

 

3日目に小山で駅レンタカーを借り、ここから東京ドーム10個分の超巨大な道の駅「ろまんちっく村」へ向かい、遊んできました。

プールや温泉などもある、最強の道の駅ですよ!

※美味しいご飯を食べた後は、レンタカーで車中泊。
宿泊代もガッツリ浮いたぞ

私が用もないのに舞浜行きのきっぷを買った理由

(ここで解説するテクニックは、名古屋市内行き、大阪市内行きなど各都市が目的地の場合にも応用可能です)

 

帰りの僕らのスケジュールは
「小山でレンタカーを返却後、東京方面へ。
品川駅まで行って、そこから京急に乗って羽田空港へ向かう」
というものでした。

と、いうことは
最終目的地は品川なので、乗車券も品川までの分を買えば良かったはずです。

 

今回のルートで品川までの乗車券を買った場合
きっぷには「品川行き」ではなく「東京都区内行き」と印刷されます。

これは
「東京23区内にあるJRの駅ならどの駅で降りてもいいですよ。
ただし、一度でも23区内のどこかの駅で降りたらそこで旅行は終了なので、きっぷを回収しますよ」
ということを表します。

このルールについて詳しくはこの記事を参照:
途中下車可能?裏技も!都区内・市内JRきっぷ乗車券の範囲・使い方

 

つまり、23区内のどこかの駅で降りた時点できっぷは回収されてしまうわけですね。

これを言い換えると
「東京23区内の駅では、一切途中下車ができない」ということです。

 

一方、舞浜行きと書かれている乗車券はどうなのか?

舞浜は千葉県浦安市にある駅なので、23区からは外れています。
なので「東京都区内行き」とは印刷されません。

 

※東京23区内の駅の図。
右下の葛西臨海公園駅の一つ先に舞浜がある

 

舞浜までのルート上には
赤羽、上野、東京などの23区内の駅があります。

つまり、この舞浜までの乗車券なら、これらの駅にも途中下車が可能となるわけです!

 

今回のルートでは、舞浜行きでも東京都区内止まりの乗車券にした場合と同じ8640円なので、どうせなら舞浜行きにしたほうが有利なのです。

 

もし東京都区内行きの乗車券を持った状態で赤羽に立ち寄ると、そこできっぷが回収されてしまうので、あらためて赤羽から品川までの乗車券310円を追加で払うハメになっていたので、その分得したわけですね。

しかし、もう一つ懸念される問題があります。

赤羽方面から舞浜へ抜けるルートだと、東京駅で京葉線に乗り換えるため、品川をかすりもしないルートとなってしまうのです。
果たして、これで品川で降りれるの?

 

その点も問題なし。
この23区内のエリアのうち、山手線を中心とした以下の区間を「70条区間」と呼び、この区間を貫通するようなルートで旅行する場合は、二度同じ駅を通ったり、今来た道を引き返すことをしない限りは区間内を迂回しながら移動して良く、さらに迂回ルート上の駅で途中下車しても良いというルールになっているのです!

 

※70条区間。
詳しいルールはこの記事を参照:
普通の切符が東京フリーパスに?JR70条区間途中下車や新幹線ルール

 

※つまり、今回の乗車券では、このような赤い線でなぞったようなルートで移動しても良いということになる。
そして、品川で途中下車した時点で旅行を終了すれば、無事に追加料金なしで京急に乗ることが出来る。舞浜まで行く義務はない

 

「だったら、そもそも舞浜行きなんてややこしいことをせず、品川・蒲田方面を抜けて川崎までの乗車券にしたら良かったのでは?(川崎駅は神奈川県の駅)」

 

川崎駅は川崎市なのに、なぜかきっぷのルール上は横浜市内の駅とされ、この場合横浜駅までの距離で運賃計算されてしまいます。

すると距離が非常に長くなってしまい
運賃は11120円と一段階上がってしまうのです。(R&R割引で8890円

舞浜までの乗車券だと、仮に東京都区内止まりの乗車券にした場合と同じ8640円で済むので、舞浜を選んだというわけですね。

まとめ

・片道101キロ以上の乗車券は途中下車ができる!
日をまたいでも、乗車券の有効期間内に旅を再開すればオーケー

・特急券は、R&R割引と乗継割引を比較して、有利な方を選ぼう(ほとんどのケースで乗継割引の方が有利)

・北陸新幹線の特急料金は、区間を上越妙高で分けることで安くなる場合あり(「はくたか」自由席のみ)

・東京都区内で途中下車したい場合は、目的地を少し工夫して(都区内から外れる駅になるように)乗車券を買おう(名古屋市内、大阪市内などの各都市にも応用可能。ただし70条区間のように迂回オーケーのルールがあるのは東京都区内のみ)

関連記事

6月にも、JRのきっぷで旅をしました。
その時の旅行記で、JRのきっぷの様々な途中下車のカタチを解説
パターン別 JR乗車券途中下車のやり方(日をまたぐ場合など)

レールアンドレンタカーの使い方上級編。地元の買い物でレンタカーが欲しいときに、タダ同然で使える?
休日の買い物にも?駅レンタカーきっぷレール&レンタカーの裏技使い方

おまけ:第3セクターには気をつけろ!

今回のルートでは、本来は途中で第3セクター線を通る予定でした。(以下「3セク」と表記)

北陸新幹線で上越妙高まで行き、そこから3セクの「えちごトキめき鉄道」を経由し直江津へ向かい、そこからJRで新潟方面へ向かうという手はず。

ところが、新潟のお目当ての背脂ラーメン屋さんが定休日だと気づいたため、ルートを変更したのです。

 

第3セクター線とは?

「新幹線が開業したため、並行して走っていた在来線が赤字になってしまう」などなどの理由から、JRではなく別の組織によって運営される鉄道線。
上記のような理由からJR線が3セク化したものや、元々3セク線として作られたものもある。

民間企業が運営する私鉄とは異なり、国や都道府県などの自治体と民間企業が共同で運営する仕組みである。

 

R&Rでは、乗車券は3セク区間の運賃は割引となりません。
割引は、以下のように計算します。

3セク区間を挟む乗車券の計算法

3セク区間を除いた、JRを利用する距離(営業キロ)をもとに、運賃表で算出した運賃+3セク区間の運賃

例:大阪から金沢・上越妙高・直江津・長岡を経由して新潟へ行く場合の運賃(上越妙高〜直江津は3セクの「えちごトキめき鉄道」線経由)

大阪駅〜新潟駅までの営業キロは、3セク区間を除くと572.5キロ。
この距離を運賃表をもとに算出すると、8960円。
そして、上越妙高〜直江津間の運賃240円を足し、9200円となる。

R&Rの場合、JR区間のみ運賃が2割引となるので
8960×0.8= 7168
1の位は切り捨てで 7160円

よって、7160+240= 7400円
これが、R&R割引適用後の運賃となる

 

すべての3セク路線が、先ほどの例のようにJR線と通しの乗車券を発行できるようになっているとは限りません。

また、上越妙高〜直江津間を経由する乗車券の場合は、連続乗車券としての発行ができないなど、3セクごとに細かいルールもあるので注意!

 

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