きっぷのルール

新横浜で新幹線を下りた後、横浜駅で途中下車可能か?(選択乗車)

新幹線

こんにちは。
鉄道旅行大好き「てりん」(@terinn2019)と申します。

 

「新横浜駅」と「横浜駅」。
似たような名前なのに、結構離れた場所にある、この2つの駅。

新幹線は新横浜に停まるけれど、観光の拠点である横浜駅までは、ちょっと遠い。
所要時間は仕方ないとしても、できれば追加のきっぷ代はあまり払いたくないというのが人情ですよね・・・。゚(゚´Д`゚)゜。

 

ところで、みなさん。

横浜付近を通るルートの鉄道旅行の最中(または計画を立てる際)に、ふとこんなことを考えたことはないですか?

新幹線で旅行中(大阪・名古屋~東京間など)、横浜を観光したくなったので、横浜駅まで行くことにした。

・横浜駅で途中下車したいと思うけれど、できるの?

・新幹線で新横浜駅まで乗車した後、追加料金無しで横浜駅まで行けるの?

・追加料金が必要だとしたら、いくらかかるの?

・横浜駅からは今度は在来線に乗って東京方面へ行けるの?

この答えは「選択乗車」というJRのルールの中にあります。

 

JRの選択乗車とは
「2つの駅の間にAとBの2通りのルートがあるとき、Aルート経由と書かれた乗車券でもBルートを選んで乗車することができる(逆も可)というルールのこと」をいいます。

 

「せんたくじょうしゃ?なにそれおいしいの?」
今回は、そんな人にもできるだけ分かりやすいように解説するつもりですが、基本から理解したい!というあなたはこの記事から読んでみてくださいね!

ねぇ、どっちを選ぶ?JR選択乗車とはどういう意味なのか?こんにちは。 鉄道旅行大好き「てりん」(@terinn2019)と申します。 今回は、JRのきっぷのルールの中でも特に複...

これから出てくる選択乗車の図では、Aルートを「赤い線」、Bルートを「緑の線」という風に色付けして表現しています!

また、これから出てくる「選択乗車No.○○」という表現は、JRの旅客営業規則第157条(選択乗車に関する規則)の図の番号に対応しています!正式な表現ではないのでご了承くださいね!
JR東日本の旅客営業規則第157条に関するページ

新横浜駅と横浜駅にまつわる3つの選択乗車

新幹線で旅行中、横浜駅へ立ち寄りたくなった場合の選択乗車

横浜駅・新横浜駅が絡む選択乗車のルールは、全部で3つあります。

そのうち、先ほどの「新幹線旅行中に、横浜駅で途中下車したい」という悩みに関する答えが書いてあるのが、この選択乗車No.20です。

 

※横浜・新横浜関係の選択乗車で一番話題にのぼるであろうケースが、この選択乗車No.20。小田原よりも西の駅と、品川より先(山手線など)の駅より遠くの駅同士を結ぶ乗車券を持っているときには、ほとんどの場合この選択乗車のルールが適用されます

 

条文には

品川以遠(田町、大崎又は西大井方面)の各駅と、小田原以遠(早川方面)の各駅との相互間(品川・横浜間、品川・新横浜間)(小田原・横浜間、小田原・新横浜間)

と、あります。

 

「図の、赤と緑のひし形になっている区間を通過する(イメージ的には貫通するという感じ)乗車券を持っている場合、在来線経由と書かれた乗車券でも赤い線(新幹線)を選んでも良いし、新幹線経由と書かれた乗車券でも緑の線(在来線)を選んで乗車しても良い」

というのが、基本的な意味になります。

 

また「新幹線を利用し新横浜で下車したのち、横浜駅まで移動し横浜駅から在来線を使って移動することが可能(逆も可)」ということも書かれてあります(条文を読むとわかります。読み方のコツは基本の記事を参照)

 

大阪市内発東京都区内行きの乗車券を所持している場合、小田原〜品川間を乗車する場合は、新幹線経由でも在来線経由でもどちらを選んでも良い。引き返す(二度同じ駅を通る)形にならなければ、途中に通る駅で途中下車も可能。

また、新横浜まで新幹線を利用し、新横浜から、170円のきっぷを買って横浜線で横浜へ向かうか、あるいは地下鉄などJR以外の交通手段で横浜駅まで向かい(この乗車券だけで横浜線を経由し横浜駅まで向かうのは不可)そこから在来線で品川方面へ向かっても良い(逆ルートも可)

※こんな感じに移動することも可能。
つまり「新横浜~横浜間は自腹切って移動してね!」ということになる

新横浜駅から横浜駅へ行く方法は、主に以下の2つです。

・地下鉄やバスなど、JR以外の交通機関で移動する。
新横浜~横浜間を横浜市営地下鉄ブルーラインで移動すると、乗車時間はおよそ11分で、運賃は240円です。(一応バスもあるそうですが1時間近くかかるので論外)

・新横浜で170円のきっぷを買って(または乗り越し精算)、横浜線経由で横浜へ(時間があれば一旦途中下車し、ICカードで再入場すれば165円)
所要時間は、東神奈川駅乗換えで15分前後、横浜まで直通の列車(桜木町行きなど)にうまく乗れれば、11分ほどで着きます。

横浜線経由がよさそうですね(・∀・)ノ

 

横浜線を通る場合の選択乗車

※選択乗車No.21。こちらは、新横浜駅と横浜駅間の移動は認められていない(一度赤い線のルートを進んだら、赤い線を最後まで進まないといけない。緑も同じ)のが特徴。ま、わざわざ乗り換える必要なんかない区間ですが・・・。

 

今回の赤い線は
「小田原~新横浜間は新幹線、新横浜~東神奈川間は横浜線」を意味しているのでお間違えなく!

 

条文には

小田原以遠(早川方面)の各駅と、東神奈川以遠(新子安方面)の各駅との相互間(東海道本線経由、新幹線及び横浜線経由)

とあります。

 

一度赤い線のルートを選んだら、赤い線だけを通らないといけないので、たとえば新横浜から東神奈川駅へ向かい、そこから横浜駅へ行く(緑の線に入る)ことは認められていません。

 

(例1)静岡から川崎までの乗車券を所持している場合、小田原まで来た時点で在来線で川崎まで行ってもいいし、新幹線で新横浜まで向かい、その後横浜線・京浜東北線経由で川崎まで行っても良い。

(例2)大阪市内から東京都区内までの乗車券を所持し、新横浜駅で新幹線を下りて横浜線を経由し、川崎駅などで途中下車することができる(本来はNo.20のルールが適用される乗車券だが、新横浜から横浜線で東神奈川方面へ進んだ時点で、こちらのルールが適用される)

 

目的地または出発地が横浜駅or新横浜駅の場合の選択乗車

以上の2つの選択乗車でだいたい話は終わりなのですが、もう一つ、いびつな形の選択乗車の図があるのでご紹介しておきますね。

 

※選択乗車No.19。いびつな図に思わずパニックになりそうだが、単に「新横浜へ行くのに緑のルートで進んでもいいし、横浜へ行くのに赤いルートで進んでもいい(逆ルートも同じ)」と言っているだけ。ただし、横浜または新横浜発着の乗車券の場合の話です!

 

これは「出発地または目的地が横浜駅or新横浜駅の場合のみのルール」です。(横浜市内と書かれている場合を含む)
それさえ理解しておけば、めちゃくちゃ単純な選択乗車の図ですね(p゚∀゚q)

 

条文には

小田原以遠(早川方面)の各駅と横浜・新横浜間の各駅との相互間(東海道本線経由、新幹線経由)。この場合、乗車券の券面に表示された経路以外の横浜・新横浜間内では、途中下車の取扱いをしない。

とあります。

静岡発横浜行きの乗車券で、静岡から新横浜まで新幹線を利用し、新横浜から横浜線を経由して横浜駅まで行くことが可能。(帰りは逆ルートで乗車可能)
あるいは、静岡発新横浜行きの乗車券で、東神奈川まで在来線を使い、そこから横浜線経由を使っても良い。

ただしこれらの選択乗車をする場合、大回りルートとなる東神奈川〜菊名の各駅では途中下車はできない。(大回りしているルートなので)

 

以上、長くなりましたが
新横浜・横浜間の選択乗車のお話でございました!!

 

今回まで、連続で4回、選択乗車に関するアレコレを書いてまいりました。

実は、選択乗車に関してはもうひとつ書きたいことがあるのですが
あんまり連続だと読者も僕も嫌気がさしてくるので(笑)、それはまた、別の、話・・・。

 

(追記:こう書いておきながら、2日後に書いちゃいました・・・)

選択乗車と一筆書ききっぷ(在来線の復乗について)こんにちは。 鉄道旅行大好き「てりん」(@terinn2019)と申します。 さて。 今回まで5回にわたってお送りして...

 

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