※3代目マリンライナー先頭車を襲名した5000系5100形
(この記事の金額等のデータはすべて2019年7月現在のものです)
こんにちは。
うどん大好き、大阪在住の「てりん」(terinn2019)と申します。
本当は香川のうどん屋さんのおでんが一番好き。
糖尿病にならないことがこれからの人生目標です。
さて、うどん王国香川へ移動するのにとっても便利な列車といえば
JR四国が誇る超人気快速「マリンライナー」。
今日は、このマリンライナーを楽しむために必要な知識を、かま玉うどん大盛りなみのボリュームでお伝えしようと思います。
マリンライナーとは何者?
マリンライナーとは、JR西日本岡山駅とJR四国高松駅を、瀬戸大橋経由で結ぶ快速列車です。
西日本の車両(223系)と四国の車両(5000系)が一緒に走っている、ちょっと珍しい列車です。
高松側の一番先頭の席はグリーン車指定席。
運転席がガラス張りになっており前方に瀬戸内海のマリンビューを楽しめることができるため、小さいお友達を連れたファミリーから、大きなお友達まで幅広い世代に人気がありますよ。
乗るのにいくらかかるの?
マリンライナーは快速列車なので、基本的にはふつうのきっぷ(乗車券)や定期券があれば乗ることが出来ます。
ちなみに、岡山~高松の乗車券は1510円です。
遠方から来る場合は、マリンライナーを利用する区間までを通しで買えばOKです。
たとえば大阪から高松までJRで移動する場合(岡山まで新幹線)
大阪から高松までの乗車券4620円を買えば、高松までマリンライナーに乗れます。
自由席(1号車以外)はこれだけで乗ることができます。
(青春18きっぷについては後述)
1号車は座席の種類により別途料金が必要です。
※指定席・グリーン車・・・高松側の先頭車両(1号車)についている2階建ての車両。
車両の前方(運転席側)にわずか4席だけの展望グリーン車では、運転席がワイドビューで見えるほか、とても大きな窓が側面についているので、瀬戸大橋を渡る際に瀬戸内海の美しい景色を楽しむことができます。
4人家族なら貸切できてしまうという、なかなかの鉄道旅行の穴場といえるスポットです。
※この4席は、切符上はマリンパノラマという名前で登録されており、他のグリーン座席とは区別されている
マリンパノラマ以外の座席(2階建て車両の2階部分の座席)が、普通のグリーン車となっています。
グリーン席はすべての席が座席指定で、パノラマもそれ以外も全て、利用する区間が50キロ以下の区間は770円、51キロ以上は980円の追加料金が必要です。
グリーン席以外の1号車の座席は普通車指定席と呼ばれ(普段はただの「指定席」と呼ぶ)新幹線や特急の車両のような座席で、ちょっとリクライニングも効きます。
(2階建て車両の1階部分にある座席)
関東の人なら、通勤列車の湘南新宿ラインや上野東京ラインのグリーン車のような座席、といえばイメージしやすいでしょうか。まさにあんな感じです。
料金は、乗車券にプラス520円(閑散期は320円)です。
予約がいるの?いつすれば席がとれるの?
指定席・グリーン車ともに乗る直前にチケットを手配しようとしても時既に遅し、満席であることがどの時間帯も多いです(特に土日祝日は絶望的)
ど平日(2017年11月1日水曜日)の午前中でもこのとおり。(岡山駅にて)
10時23分発の21号はグリーンも指定席も満席、23号はグリーン車は空いているもののおそらくパノラマ席は全滅
特にマリンパノラマは
座席の数自体が少ない上に、マリンビューが楽しめるとあって人気の席なので、かなり気合いを入れてとっておく必要があります。
子供連れなどでグリーン車から瀬戸内海のマリンビューをたっぷり堪能したいと思ったら、理想は乗車日の1ヶ月前の午前10時に、JRのみどりの窓口かJRのきっぷを取り扱う最寄りの旅行代理店に行って席を取るのが確実です。(これがJRのきっぷの発売開始時間)
超人気列車だとそれでも席の確保は難しいですが、大型連休のシーズンでもなければマリンライナーの座席はこれで確保できるでしょう。
みどりの窓口の方が10時ジャストに座席をとってくれる確率が高いです。
(旅行代理店は10時にオープンのお店が多いので開店準備などで席を取るタイミングがやや遅れることが多い)
それでもお目当ての時間の席が埋まっている可能性がありますが、マリンライナーは日中は30分おきに走っているので、前後の時間帯の列車も視野に入れておきましょう。
また、最近ではウェブでチケットレスでマリンライナーの座席を予約できるようになりました。
こちらは会員登録が必要になりますが、指定席料金が安く買えたりと特典も多いようですよ。
瀬戸大橋、前から見るか後ろから見るか?
グリーン車を利用する場合
岡山から高松へ向かう際には瀬戸大橋を前に眺め
逆に高松から岡山へ向かう場合には瀬戸大橋を後ろ向きに見る形になります。
後ろから見るのもなかなかオツなものですが、まずは高松方面へ向かうマリンライナーに乗るのがベターですね。
子供の場合、運転手さんを前方に見ることになるので、憧れの感情も相まってさらに感動が倍増する?かもしれません。
青春18きっぷで乗れるの?
JRの普通列車(快速列車含む)に全国乗り放題となる「青春18きっぷ」。
マリンライナーは快速列車ですので、18きっぷでも問題なく乗ることができます。
ただし、座席により事情が異なるので注意が必要です。
・自由席→18きっぷだけで乗れます。
・指定席(1号車の1階)
→指定券料金520円を追加で購入すれば乗れます。
(時期により320円の場合があるが、18きっぷシーズンは520円)
・グリーン車(パノラマと1号車の2階)
→18きっぷが一切使えない!!(マリンパノラマ、普通のグリーン席共に)
なんと!
グリーン車で瀬戸内海のマリンビューを堪能するときには、青春18きっぷは使用できないのです。
なぜかというと、18きっぷで乗ることができる列車・座席は大きく分けて3つ。
・普通列車の自由席(普段乗る快速などの通勤列車ですね。マリンライナーの自由席車もこれに該当)
・普通列車の指定席(マリンライナーの指定席(1階)がこれにあたります)
・普通列車の自由席グリーン車 (関東の通勤列車のグリーン車がこれに該当します。あらかじめ座る席は指定されないので)
だからです。
そうっ!!
マリンライナーのグリーン車は座席指定をしないといけない指定席グリーン車なので、18きっぷでは乗れないのです!至極残念。
そのため
18きっぱーがマリンライナーのグリーン車を堪能する場合は
グリーン料金とは別に、マリンライナーに乗る区間の乗車券を買わないといけません。
岡山〜高松間をグリーン車利用する場合、乗車券の運賃1510円が別途必要ですが(+グリーン料金980円)
もし、瀬戸内海のワイドビューだけを見たい!ということであれば
主に瀬戸大橋だけを通る区間である
「児島〜坂出(さかいで)」間の運賃520円を払って、その区間だけグリーン車に乗るという方法もありますね。
この区間だけだと50キロ以下の区間なのでグリーン料金も770円で済みます。
15分ほどの乗車にはなりますが、一番のメインディッシュである瀬戸大橋を味わえるならアリなのでは?と思います。
以上、「瀬戸内の青い彗星」マリンライナーを利用するために多少は役に立つ記事のご紹介でした。
このキャッチフレーズは、この記事を締めるために、今適当に思いついたものです。
言うほど青くもないし。
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