こんにちは。
鉄道で日本を旅するのが大好き
「てりん」(@terinn2019)
と申します。
3つで一人前?「梅田駅」たち
大阪の地下を縦横無尽に走り抜ける
大阪メトロ。
大阪市内を中心に、隣接する堺市や東大阪市などを結ぶ
巨大なネットワークを形成しています。
そんな、大阪の地下鉄の中心駅といえるのが
「梅田駅」。
JR大阪駅や阪急・阪神梅田駅も近くにあり、地下鉄のみならず大阪の交通の要衝といえる場所です。
ここには、「御堂筋線」「谷町線」「四つ橋線」という
3つの地下鉄の路線が通っています。
そして、なぜかこの3つの路線は、それぞれ駅名が異なり
御堂筋線は「梅田」駅
谷町線は「東梅田」駅
四つ橋線は「西梅田」駅
となっており、改札もそれぞれ独立してあるため、違う駅として扱われています。
が、いったん改札の外に出て地下鉄同士を乗り継ぐことができる
「30分ルール」というものもあり、実質的にはひとつの「梅田駅」として扱われている側面もあります。
※3つの駅は違う駅扱いなので、それぞれに改札機がある。普通、大阪の地下鉄のきっぷでは途中下車ができないが
それぞれの路線同士を、30分以内に乗り継ぐ場合には、手持ちのきっぷで途中下車して一旦改札の外に出ることができる。
一応、3つとも「同じ梅田駅エリア」として扱われている証拠である
(エンジョイエコカードなどの乗り放題フリーパスは、そもそも途中下車し放題なので、このルールは気にしなくてもOK)
離れ離れになった「梅田駅」たち
しかし、全部まとめて「梅田駅」とすれば
こんなややこしいルールを作ることもなかったはず。
なぜ、同じ地下鉄なのに
わざわざ「梅田」「西梅田」「東梅田」と駅名が分かれてしまったのか?
それは、後述する諸事情により
それぞれの路線のホームの位置が離れているから。
実際に乗り換えなどで歩いてみると分かりますが、結構離れてるんですよねぇ。
もし、この離れた3つの路線をすべて1つの「地下鉄梅田駅」としてしまうと、全エリアを改札で囲わないといけなくなるので
莫大な面積のエリアを大阪メトロが所有しないといけなくなり、それは経済的にかなり難しかった・・・
と、いうことのようです。
谷町線は、もともと御堂筋線の梅田駅と同じ駅にホームを作る予定だったのが、御堂筋線の梅田駅付近に掘っていたトンネルが落盤事故を起こし工事が難航したため、ちょっと離れた場所に駅を作った結果、「東梅田駅」と名乗ったようです。
四つ橋線は、もともと地上に路面電車が走っていたためそのルートを継承したことにより、こちらもまた、御堂筋線の梅田駅から離れているので「西梅田駅」と名乗ったようです。
また、梅田駅の北部に位置する阪急電車の十三(じゅうそう)駅に延伸する計画があるようで、この立地だからこそできた計画のようですが、もしかすると、建設前から「北部に延伸させる」という構想があったために、この場所になった・・・のかもしれません。
・・・まあ、まとめると「大人の事情」ということですね。
こうして、梅田駅は今日も「西日本最強のダンジョン」として
多くの人を路頭に迷わせるのであった・・・。
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