こんにちは。
鉄道で日本を旅するのが大好き
「てりん」(@terinn2019)
と申します。
前回の記事で
普通の切符が東京フリーパスに?JR70条区間途中下車や新幹線ルールという記事を書きました。
普通のきっぷでも、東京都心のエリアをフリーパスのように乗りこなすことができる魔法のようなテクニック・・・なのですが、自動改札機を通ることが出来ないテクニックなので、有人改札へ向かい、駅員さんに説明をした上で通る必要があります。
こういう、ややこしい(マニアしか知らないような、重箱の隅をつついたような)規則を利用する場合に困るのが「駅員さんがその規則を知らない・把握できていない」場合です。
下手をすると、こちらはルールに従って行動しているのに、不正乗車と誤解される恐れさえあります。
そこで気になるのが
「70条区間のルールを、区間内の駅員さんは把握しているのか?」
今年(2018年)2月に、JR東日本が主催した「ガンダムスタンプラリー」の際に、20近くの駅で途中下車を行いました。
(フリーパスを一切使わず、普通乗車券だけで回りました)
有人改札を通った際、きっぷを見せた時に駅員さんがどんなリアクションをとったのか?
これについてレポートしたいと思います。
ちなみに、この調査時の乗車券の写真がこれです。
大阪市内から鶴舞(名古屋市内にある駅)という、出発地と目的地だけを見てもよく分からないきっぷです。
70条区間をどのように通る乗車券なのかは、しっかり経由路線の部分をチェックしないと分かりません。(この場合、品川→渋谷→新宿を通るのが最短ルート)
さらに、途中下車した駅では下車印を押す決まりになっているので、どのようなルートを通ってきたかは、この下車印で把握することになります。
なお、僕は改札を通る時には
「途中下車です」とだけ伝えて通ることにしており、今回も同じやり方をしています。
駅員さんの反応は大きく分けて3パターン
まず、結論から書くと
「このきっぷでは出られませんよ!」という、70条ルールを全く把握していないと思われる発言をする駅員さんはいなかったということです。
1人くらいはこういうセリフを言われるかと思っていたので結構意外でした。
70条区間のルールの周知は徹底されている・・・
というよりは、こういうテクニックを駆使してきた先人たち(鉄ちゃん)たちのおかげで、嫌というほど(?)こういう規則があることを身に染みて理解している・・・というほうが正確でしょうか・・・?
では、具体的にはどんな対応をされたかを、パターンに分けて書いてみます。
パターン1:「ここまで、どういうルートで来られましたか?」と質問され、ルートが重複していないことを確認すると改札を通してもらえた
お互いがルールを把握していてすんなりと上手くいく、もっとも理想的なパターンです。
約20駅中、6駅くらいでこの対応をしてくれました。
いちいち「70条区間」に関しての言及をすることもなく、ここまでのルートの説明だけでルールを守っていると判断してくれた理想的なやりとりです。
パターン2:乗車券に印字されたきっぷの経路を5秒から10秒程度確認した上で、通してくれた
これは、70条ルールを把握した上で通してくれたのか、あるいは「よくわからんから通そう」となったのかが分かりにくく、微妙です。
これがもっとも多いリアクションで、20駅中半分の10駅くらいがこの反応でした。
しかし、きちんと見てもらった上で通してくれたわけですから、特に問題はないでしょう。
パターン3: 乗車券を見て0.5秒経つか経たないかで「どうぞー」と通してくれた
ちゃんと乗車券を見てないわずか1秒足らずで全てを把握してくれるという、ある意味もっとも理想的な?パターンです。さすがプロ。
しかしこれは少数派で、20駅中4駅だけでした。
プロはきちんとチェックしている
全体的には、若い駅員さんほど時間をかけて見る傾向があり、おっちゃんほどサクッと通してくれる傾向が強いように思います。
今回はほとんど男性駅員さんしかいませんでしたが、今までの数多くの途中下車の経験上、女性が特にしっかりと質問などをしてきてルールに則っているか確認する傾向が強いように思います。
ということで、今回の結論は
「しっかりとチェックされているので、不正なことは考えずに正しくルールに従いましょう」
なお、新人さんなどで70条区間のルールを把握できていない人の場合、通してくれなかったり、先輩上司が不在の時にかなり時間を取られる場合があります。
その時に備えて、改札を通る時には「公式サイトの」70条に関する記載をスマホなどですぐに見せられる状態にしておきましょう。
「この規則に則って、移動しているんですよ」というのを正しく伝えるためです。
間違っても、このブログを見せたりなんかしないように。
何かあっても責任はとれないよ〜。