鉄道トリビア

速さに大きな関わりが?新幹線の名前の違いに隠された意外な法則

※なぜ、子供たちは「はやぶさ」や「のぞみ」に魅かれるのか?
その理由がついに明らかに!?

 

こんにちは。
鉄道で日本を旅するのが大好き
「てりん」と申します。

 

先日、とあるテレビ番組を見ていたら
名前に関する面白い特集が放送されていました。
それは

「人の印象は、名前のちょっとした違いで大きく変わる」というものです。

さわやかな名前、力強い名前

たとえば
さわやかなイケメンの写真と、ガテン系の日焼け男子の写真を見せて
「しゅんすけ」さんはどっちでしょう?と街頭インタビューで100人に質問すると

なんと!
9割もの人が、さわやかなイケメンを「しゅんすけ」さんだと思ったと回答したのです。(この質問には正解は無し)

 

これは
「人は「さ行」から始まる名前には爽やかさや柔らかさを感じる」とともに
「濁点がつく名前には力強さを感じる」(「ごろう」や「だいち」など。一方「しゅんすけ」には濁点の字が含まれていないのでさらにガテン系からは遠いイメージになる)
という人間の心理によるものなのだそうです。

言われてみれば、女性の名前には濁点は滅多に見られないですよね。
「しおり」「さやか」など、どこか清楚さを感じる名前はやっぱり「さ行」の字が頭に来ます。
実におもしろいですね。

 

「なぜ、そういう心理になるのか?」ということはここでは書きませんので、ググって調べてみてね。

列車の名前もちょっとした違いで印象が変わる?

で、ふと思ったのが
「列車の名前にもこの法則が当てはまるのだろうか?」
ということ。

 

そこで、最速達列車(一番停車駅が少ない列車)と
その次に早い列車(各駅停車を除く)の名前を比較してみました。

各新幹線の最速達列車

●のみ(東海道・山陽)

●みほ(山陽・九州)

●かやき(北陸)

●はやさ(東北・北海道)

※「こまち」など、名前が一種類しかない路線は除く

 

おおおっ!
最速達列車には、ほとんど濁点がついてる!
(上越新幹線の「とき」は例外)

「一番停車駅が少ない=一番所要時間が早い=力強い」
という、やや強引な解釈でいけば、列車の名前にも人の名前と同じ法則が働くという事になります。

 

小さい男の子は、どちらかというと、この最速達列車が好きなはず。
これは「名前に力強さ、つまりかっこよさを感じる」ということが一因なのではないでしょうか。

「「あさま」と「なすの」が好きです」なんて言う子供は、かなりひねくれているとしか思えません。(それか、鉄ちゃんエリートの親の元で育った子供かどっちか)

 

次に
「最速達列車の次に早い列車」を見てみましょう。

各駅停車を除く、最速達列車の次に停車駅が少ない列車

●ひかり(東海道・山陽)

●さくら(山陽・九州)

●はくたか(北陸)

●はやて(東北・北海道)

おおお!
見事に濁点がない!
強さよりも「柔らか・さわやかさ」が最速達列車よりも際立っているように思えます。
(上越新幹線「たにがわ」は各駅停車としてカウントします)

 

各駅停車では「こだま」「つばめ」などの濁点の列車がある、といった例外もありますが、それでも「早い列車ほど濁点が多い傾向がある」といえるのではないでしょうか。

 

そもそも「こだま」「つばめ」も今では各駅停車の地味な存在ですが

「つばめ」は東京~大阪~神戸をかつて最速で結んだ
戦前の「のぞみ」的な列車の名前だったし

「こだま」は、新幹線が開通する前
歴史上初めて東京と大阪を日帰りで旅行できるようにダイヤが組まれた特急列車の名前だったし(山で「ヤッホー」と叫ぶとすぐに声が戻ってくるあの「こだま」のように、その日のうちに大阪(東京)に行って帰ってこれるから「こだま」という名前になった)

かつては「日本で一番かっこいい列車」につけられた名前だったわけです。
やはり、「濁点が入っていると、とっても速い列車に感じる」という法則は間違いなく存在するといえるでしょう。

 

このように、列車の名前にまつわる衝撃的な法則が白日の下にさらされたわけですが

 

 

「・・・ほんで?」
(月桂冠のCMの藤原紀香風に)

 

 

と、思う人も多いことでしょう。

 

 

・・・
別に、だからどうだという話ではございません。

 

最後まで読んでくれて、ほんま、おおきに。

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