鉄道オタク養成講座

脱にわか!ビジネスで急いでオタクになりたい人への処方箋

この記事は

「仕事や付き合いなどで急いでオタクにならないといけないが、一体どうすればいいのかわからない!」

とお困りの一般の方(業界の方?)へ

「少ない準備時間でも、いわゆる『にわか』だと思われにくくするノウハウ」

をご紹介します。

短期間でオタ化は不可!「駆け出しのオタ」を演じよう

「桃栗3年 オタ100年」

ということわざが、あるかどうかは知りませんが

少ない準備時間とビジネス(ファッション)感覚で、オタクそのものになることは不可能です!

 

なので

 

せめて
「あ、こいつビジネス(ファッション)でやってんな」
と思われないようにしよう!
が、今回のテーマです。

 

結論からお伝えすると

「駆け出しのオタクだと思われるように振る舞う」

ことが最善の策です。

 

「オタになって日が浅いので、知識の量は少ないんだけど、本当に好きなんです!」

と、いかにガチオタに見破られずに演じるか?
ということですね。

 

今回は、僕自身が鉄道関係なので
「駆け出しの鉄道オタクのように振る舞う方法」
を例にしてお話していきますが

アニメやゲームなど、他のジャンルでもいくらか応用はできると思いますので、ご参考までに(*´∀`)

 

Q.オタクか否かは「知識の質・量」だけで判断されるのですか?

A.そうです。
少なくとも、他人にアピールする際は。

経験や熱意も大事ですが
それらも全ては、最終的に「知識」というカタチになって現れるものです。
(そのジャンルが好きなのに知識はほとんどない、なんてことはありえない)

 

オタクと「にわか」を分ける、最大のポイントとは!?

ガチオタは、「にわか」をすぐに見分けることができます。

では、なぜカンタンに見分けられてしまうのでしょうか?

その秘密は「にわかとオタクの知識の増やし方の違い」にあります。

 

その前に
この記事で使う用語をカンタンに説明しておきましょう。

この記事で使う言葉の意味
(便宜上使っているので、本来の辞書的な意味とは異なる部分もありますがご了承ください)

・ガチオタ
ホンマモンのオタク。
こうなるのが理想的だが、時間がかかるので今回は目指さない方向で。

・にわか
ビジネスまたはファッション(アニメ映画が流行ってるから、アニメオタクの方が他人から良く見られるのでは?と考えているなど)で、即席でオタクになろうと考えている人。
ガチオタなら、その人が「にわか」か否かなど、すぐにお見通し。
(文章中に入っていると読みにくいので、この記事では主に「」(かっこ)をつけて書きます)

・駆け出しのオタ
ガチオタの素質はあるが
好きになって日が浅いため、知識量や経験がまだまだガチには程遠い状態。
今回は「にわかだということがバレず、駆け出しである」よう振舞えるようにするのが目標

・ジャンル
オタク(好きなもの)の対象。
アニメ、ゲーム、ミリタリーなどなど・・・。
今回の記事で扱うジャンルは鉄道です。

・カテゴリー
ジャンルの中にある、さまざまな好きな対象の種類。
鉄道であれば「乗り鉄」「撮り鉄」「鉄道模型」「レール」「駅弁」など多岐にわたる。
特定の1つのカテゴリーはめちゃくちゃ詳しいが、それ以外は全然・・・という人もいる(とはいえ、ジャンル全体の常識的な知識は体に染み付いている)

 

「知識の付け方」に最大の違いが!!

以下、オタクと「にわか」の知識の付け方をまとめます。

「ガチオタ」と「にわか」の知識の付け方の違い

・ガチオタ:主に「発作的」「惰性的」に知識を付ける
常に無意識にそのジャンルのことを考えているため
突然、まるで発作のように気になることが出てきて、たまらず調べてしまう。
(例:鉄オタが電車に乗っていてレールを眺めながら「あれ?レールに敷き詰められてる石って何の種類の石なんだろう?」)

また、特に能動的に行動せず、惰性的にしていたら知識がついていた
というのも非常に多い。
(気がついたら、アニメ全20話を通しで見て次の日の朝になっていたなど)

この繰り返しによって、長い時間をかけて知識の量は膨大になるが
駆け出しのうちはカテゴリーによっては知識の深さがまちまちだったり、知識の幅は広いが飛び散っている

 

・にわか:主に「お勉強」で知識を付ける
オタクになることはあくまでもビジネス(またはファッション)なので、手間をかけず効率良く知識を入れようとする。

その結果「◯◯入門」的な本やWikipediaから情報を仕入れるため、知識が体系的なものになりやすい。(後述)

 

「体系的」ってどういう意味?

北海道新幹線※東京と函館を結ぶ、北海道新幹線「はやぶさ」

 

「体系化」という言葉がでてきましたが
カンタンに言えば「まとまっている」ということです。

 

具体例として
「新幹線はやぶさ」という言葉を聞いたときの、ガチオタと「にわか」の頭の中の違いをのぞいてみることにしましょう。

 

 

※鉄オタA氏(架空の人物です)に「はやぶさ、と聞いて何を連想しますか?」
と質問したときのA氏の頭の中。
このようにガチオタの頭の中は、バラバラ(体系的でない)の知識でいっぱいになる。
ただし知識の量が多いので、あらゆる知識を寄せ集めて頭の中で体系的にまとめることはできる(意外と常識的知識が抜けてることもある)

 

※ちゃんとお勉強をしている「にわか」に「はやぶさ、と聞いて何を連想しますか?」と質問したときの「にわか」の頭の中。
きちんと、項目別にはやぶさに関する体系化された(まとめられた)知識がある。
が、頭の中でまとめているのではなく、まとめられた知識を丸覚えしているだけに過ぎない

 

この頭の中の違いが会話に現れるため、「にわか」はすぐにバレてしまうのです。

 

資格の勉強などでは、体系的に知識を取り入れることは絶対に大事ですが
オタク化においては、裏目に出てしまうおそれがあります。

 

「にわか」はなぜ、当たり前のことを言うのか?

にわかの特徴として

「(そのジャンルでは)当たり前、常識的なことをこれ見よがしに言う」
というのがあります(他のサイトでもそう書いてました・・・)

 

たとえば、にわかは会話の中でわざわざ
「はやぶさの最高時速は320キロで・・・」
と言ったりします。(この知識は、オタクの中では常識です)

会話の流れ的に、速度を言うのが自然な場合は良いのですが
急に言い出すのは何故なんでしょうか?

 

それは
「勉強して得た知識は全て同じ価値があり、少しでも持っている知識を披露した方が知識量が多い(=オタクである)と思われる」

と思い込んでいるから、ではないでしょうか?

 

これこそが「お勉強で知識を増やした」場合の典型的な発想です。
資格などの試験では、1点でも多くとるためにはどんな知識も大事ですが

オタクの知識には、軽い重いがあります。
少なくとも「全ての知識が、ドヤ顔で言うほどのものとは限らない」ことは間違いないでしょう。

 

限られた時間でオタクに近づくためには

「本当にそのジャンルが好きなんだけど、まだ好きになったばかりの駆け出しなのでそれほど知識がない」

ことを、できるだけ違和感なくアピールするのが一番の方法でしょう。

 

ここでは、この状態を「駆け出しのオタ」と呼ぶことにします。

 

目指すべき「駆け出しのオタ」の姿とは?

駆け出しのオタとは?

知識量がまだまだなので知識を体系化するまでに至らないが、そのジャンルに興味があるので知識の幅が広く飛び散っている(もちろん、常識的な知識はおさえているが、わざわざドヤ顔で言ったりしない)

 

箇条書きでまとめると

 

・体系化して話そうとしない(まとめようとしない)

・出てくる単語や知識が、そのテーマから離れていることが多いほうがリアル(知識の幅の広さと飛び散り具合をアピールできる)

・「○○の基礎知識」的な入門本で、基礎知識は一通りおさえておく

・でも入門本に載っているような、当たり前のことは口に出して言わない(質問されたり会話の流れ的に言わないと不自然な場合を除く)

 

シミュレーション「こんな風にしゃべってみよう!」

「新幹線はやぶさ」について
あなたの熱い思いを語ってください!

というフリをされたと仮定して
「駆け出しのオタっぽい」話し方を追求してみましょう。

(僕の中では「事務所から鉄道オタクキャラを強制された女性アイドル」というイメージでやってます)

 

私、「はやぶさ」大好きなんですよ~。
九州の、水戸岡先生デザインのもかわいくて大好きなんですけど(注1)
「はやぶさ」とか「こまち」とかのシュッとしたデザインの方が、個人的にはかっこよくて好きなんですよね~。

あ、でも0系みたいな、ドラえもんみたいに丸っこいのも好きかな~?(注2)
すいません、「はやぶさ」の話でしたよね(苦笑)

グランクラスも一度乗ってみたいんですけど、結構高いですよね~。
最近、軽食がリニューアルされたじゃないですかー!(注3)
和食がメインになって、やっぱり駅弁といえば和食でしょ!って思ってるので、食べながら優雅に深いリクライニングで過ごしたいですね~!

そんなわけで、私は「はやぶさ」が大好きです!
でも、「はやぶさ」が登場してすっかり脇役になった「はやて」も、なんか母性本能をくすぐられて好きなんですよね~。(注4)

注1:北海道新幹線の話題なので、あえて遠い地域の九州の話をすることで「知識の幅の広さと散らばり具合」をアピール。
わざわざ「九州の800系新幹線『つばめ』」など余計なこと(細かいことまで知ってるアピール)は言わないこと。「九州の」だけでオタには通じる。

注2:急に何かを思い出して話がズレるのは、オタ特有の「発作」を演出できるのでリアル。0系という、10年以上前に引退した新幹線の名を出すことで、ここでも知識の幅をアピール。「あ、」のリアクションはできるだけ小さく。オーバーだと嘘臭くなる。

注3:最新の時事ネタはやっぱり取り入れたい。
が、時事ネタが多すぎると、やっぱり「にわか」っぽくなってしまう。

注4:結論がよくわからんほうが「無理にまとめようとしていない」感が出てリアル。
「とりあえず本当に好きなんだね!」という事が伝わるかがもっとも重要。

 

 

「にわか」であればあるほど「マニアックに細かく話さなきゃ!」と身構えてしまうのかもしれませんが
実はむしろ逆で、言葉とかは雑だったりふわっとしててもいいんですよ。

オタク同士なら、用語も省略形で通じるんですよ。分かってるから。
あえてフルネームで呼ぶほうがよっぽど不自然になるわけで。

また、まとまりのないしゃべり方を意識すべきというのも、言葉を変えれば「雑に会話を組み立てろ」ということになります。

 

これらをひっくるめて一言で片付けると

「あえて雑に話せ」

といえるかもしれませんね。

 

逆に、一番だめな話し方は

「まるでウィキペディアを読んでるのかと思わせるような話し方」

ウィキペディアには役立つ知識が体系的に書かれていますが、それはオタクがわざわざ口に出して話すことではありません。

 

「オタクか否かは知識の量と質で決まる」とはいいますが
とにかく知っている知識を理路整然と話せばよい、というわけではないのですね。

 

さいごに:絶対にこれだけはやっていけない!

どれだけやるべきことをこなしても

「絶対にやってはいけないこと」を1つやってしまったら、それだけで全ては崩れ去ってしまいます。

 

そこで、絶対にやってはいけないことを
1つだけ、お伝えして結びとさせていただきます。

 

それは
「笑顔で(自信満々に)私はオタクです!」と言うこと

 

オタクである」ということは「十字架を背負ってしまった」ことにほぼ等しいのです。

 

ほんの20年前に比べれば
世間のオタクを見る目は180度変わり、すっかり市民権を獲得した感がありますが

「オタクであることを人にバカにされた」
「ふと、リア充ではなくオタクである自分を恨みたくなる」

という、マイナスな感情を抱いたことがあるオタクは非常に多いはず。

 

たしかに
何ひとつ辛いことがなく、恵まれた「オタライフ」を送ってきた幸運な人もいると思います。

 

でも

そんな人の心に寄り添ってなんの意味があるというのでしょう!!

苦しむ人の心に寄り添ってこそ、ではありませんか?!

 

苦しむ人から見れば
笑顔で「私はオタクです」と言う事は

「私はビジネス・ファッション感覚でオタクをやってます(だからオタクに関して何も思い入れがないし、痛みも感じません)」

そう思っている・・・
という誤解を与えてしまう恐れが、ゼロではありません。

 

なので
もしあなたが「オタクなんですか?」
と質問されたら

ちょっと申し訳なさそうに、うつむき加減(苦笑い)で
「・・・はい(渋々)」

と答えれば

「ああっ!この人も私たちと同じ苦しみを味わってきたに違いない!!」

とっ他のオタは共感してくれる・・・かもしれません。

 

「ええかげんにせい!」
と怒られそうなので、このへんで。

では
素晴らしきビジネスオタライフを!!

 

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