3連休や大型連休のシーズンの風物詩といえば
高速道路の渋滞(´;ω;`)
首都高など
都市部の道路は年中混んでいますが
連休シーズンは、とにかく
大都市から半径70キロ以内の道路が、めちゃくちゃ混む!!
・高速道路渋滞の名所
関東
・大和トンネル
・小仏トンネル
・高坂SA
・羽生SA
etc…
関西
・宝塚トンネル
・草津JCT
・大山崎JCT
etc…
ラジオなどの交通情報で
一度は耳にしたことがあるでしょう?
どれも
都心から、半径70キロのエリアにおさまります!
(都心=東京駅・大阪駅のイメージ)
渋滞の名所を中心に
新しいバイパス線が複数開通した2019年でさえ
10キロ超の渋滞は
前年より7割も増えてしまったそうです・・・
(参考記事:【ゴールデンウィーク 渋滞】10km超は事前予測を大幅に上回る553回、前年比7割増(response.jp))
(10連休だったということもあるんでしょうが)
なぜ、連休の時期に
我々はえげつない渋滞に悩まされるのか?
答えは簡単。
「車で都心から出発して、車で都心へ戻ろうとするから」
解決法は、非常にシンプル。
「渋滞がイヤなら、都心で車を使わなければいいじゃない」
そこで
こんな旅を思い付きました。
「都心から70キロ以上離れた地方都市まで電車で移動し、そこからレンタカーを借りて目的地まで行く」
「電車で移動してから、自動車にバトンタッチして移動する」
この方法を
「トレイン&ライド」と呼びます!
「トレイン&ライド」は、個人的に考えた造語です。
これの反対語が「パーク&ライド」です
(自宅から車で移動→電車なので、乗り物の順番が逆)
※「パーク&ライド」の図。
自宅から自動車→電車に乗り換える
※「トレイン&ライド」の図。
自宅から電車→レンタカーなどの自動車に乗り換える
もくじ
「トレイン&ライド」で渋滞知らずの快適な旅を!
実際に
「電車を使って大都会から離れてから、自動車を使って移動」
を、ゴールデンウィークの一番道が混むといわれる日にやってみました。
所要時間はどうなるのか?
交通費は高くなるのか?
はたまた、安くなるのか?
(この記事で書いている旅行は、2019年10月以前に出かけたものですが、きっぷ代など金額は消費税10%後のものを反映して書いています)
電車で都会をサクッと脱出しよう!
ある年の、5月3日。
僕は、地元大阪市から
島根県にドライブに行くことにしました。
目指すは、鳥取県のすぐ隣
安来市(やすぎ)。
・・・そう。この日は
「ゴールデンウィーク後半の初日」
東京・大阪などの大都市から、地方へ移動する車で大混雑する日です・・・。
特に5月3日、4日の下りは
1年の中でもかなり混雑が予想される日だとか(;’∀’)
最近は、バイパス線がたくさん開通し
かつてのような「100キロの渋滞」なんて恐ろしいものは無くなりましたが・・・。
それでも渋滞は
いつどこで、どれくらいの規模が起きるかわからない!!(´;ω;`)
車が動かなくなって
トイレに行きたくなった時の恐怖は絶対に味わいたくない!!
(携帯トイレは嫌!!)
・・・というわけで
大阪から90キロほど西に行った
「兵庫県姫路市」まで、さくっと電車で移動し
そこからレンタカーを借りて移動することにしました。
姫路まで来てしまえば
大都市(大阪や神戸など)からかなり離れるので
えげつない渋滞に巻き込まれる確率が、劇的に減るのです!!
大阪と姫路を結ぶ電車といえば
関西人の便利な足「JRの新快速」
※めちゃくちゃ速い「新快速」
普通のきっぷ代だけで乗れます。トイレもあるよ
新快速は、最高時速が130キロ。
特急にも負けない俊足!
87キロの道のりを
わずか1時間4分で移動できました( *´艸`)
新快速の車内で
「中国道の〇〇IC~〇〇IC間が10キロの渋滞・・・」
という情報をスマホでチェックしながら
ニヤッとしていたのは、ここだけの話・・・( *´艸`)
電車賃は、片道1520円ですが
大阪駅前や姫路駅前の金券ショップで、1250円くらいで回数券が売っています。
「あれ?下道だけで行けそう・・・?」
姫路駅前でレンタカーを借りて、安来市へ出発。
大阪~安来は、高速を使って260キロくらいの距離なんですが
電車移動で距離を稼いだおかげで
姫路~安来は、190キロくらいの距離になりました。
「200キロを切ったか・・・。
もしかして、下道の国道だけで行けるんじゃないのか?!」
下道だけで行けると予測したのには
こんな根拠がありました。
「都会の下道に比べ、地方の下道は信号の数が圧倒的に少ない!!」
10キロ近く、ずっと信号がない区間が続くのも珍しくありません。
しかも
交通量が圧倒的なので、ほとんど常に国道側の信号が青!
下道と高速の違いは色々ありますが
一番の違いはやはり
「信号があるかないか」
と、いうことは
地方の下道って、実は
「高速道路とあんまり変わらない」
んじゃないのか?!
(法定速度は守りましょう)
この根拠をもとに
下道だけで、200キロ弱の道のりを移動してみることにしました。
電車賃分をカバーするために
高速代も浮かせたかったし( *´艸`)
※国道181号線など、俗に「出雲街道」と呼ばれるルートに沿って移動。
特に津山の市街地を出てからは、信号の数は劇的に少なくなった
(赤信号で止まったのは20キロごとに1回くらい?)
※途中で寄った、津山の道の駅。
おいしいホルモンうどんに舌鼓。
ガンダムもいたよ。下道の旅もまた楽し
10時に姫路を出発し
安来市のキャンプ場に着いたのが、17時。
途中、1時間の食事タイム
1時間の買い出し&お昼寝タイムをはさんだので
実質、5時間くらいの所要時間でした。
(大阪からの電車の所要時間を足すと、約6時間)
道に迷ったりしたし
ナビタイムの検索では
「下道でも3時間45分で到着」
と出たので
あと1時間くらいは所要時間が短縮できそうです( *´艸`)
※毎年家族でお出かけする、安来市のキャンプ場「上の台緑の村」
自然の中で、命の洗濯。
ひつじとも触れ合えるよ
何よりうれしかったのは
「渋滞っぽいものに一度も出会わなかった」
こと!!
ゴールデンウィークの中でも、特に混雑すると言われる日だったのに・・・!
おかげで
運転時間の割には、疲れもあまり感じませんでしたよ(*’▽’)
当たり前ですが
大阪から車で出発していたら、下道だけの利用なんて絶対不可能でした・・・。
電車を使ったほうが、コストが安い?!
「電車を使う=交通費が高くなる」
イメージですが、実際のコストはどうなったのでしょう?
今回は、夫婦(大人2人)でおでかけしました。
・大阪~姫路の電車賃は、大人2人往復で5000円
(金券ショップで1枚1250円で買った場合)
子供の電車賃
幼児(小学校入学まで)の電車賃は
付き添いの大人または子供(小学生)1人につき、2人まで無料です。
くわしくは、こちらの記事を参照
>>>何歳から有料?電車や新幹線などJR子供料金の仕組みと注意点
いっぽう
・大阪~安来の高速代は
軽自動車休日ETC利用で、往復10560円
(阪神高速池田線+中国道で米子西ICまで移動した場合)
・大阪~姫路の自動車の距離は、往復で約160キロ。
燃費が15キロ/ℓで、レギュラー150円と仮定すると
往復で1600円。
つまり
電車賃で5000円かかったけど、高速代10560円とガソリン代1600円が浮いたと考えれば
7160円も浮いた?!(・□・;)
我が家は車を持っていないため
どこから出発しようがレンタカー代は発生するので
結果的に姫路から車を借りたおかげで、かなりお金も浮きました!
今回はJR線を利用しましたが
関東・関西の私鉄はJRよりも安いことが多いので
区間によっては、より低コストで移動できるかも?
車を持っている人でも
「都会が脱出するのにかかる時間コスト」を考えたら
地方都市でレンタカーを借りるほうが、案外お得かもしれませんよ・・・?!
本当にうれしいのは「見えないメリット」だ!
実際に「トレイン&ライド」の旅をして
一番うれしかったこと。
それは
「帰り道が楽!!!!!!」
都心へ近づく前に電車に乗り換えるので
あっという間にお家に着いちゃいます(*´ω`*)
昔、1泊2日で
大阪から新潟までドライブしたことがあるんですが
(往復約1200キロ)
どっと疲れたのが
帰りの、残り70キロの地点での、2時間半の大渋滞
でした。
ぶっちゃけ
それまでの1130キロは、たいして疲れも出てなかったのに・・・!!
渋滞に巻き込まれた、その地点こそが
さっきの渋滞の名所にも顔を出した
「草津JCT」
だったのです・・・。
「ここから電車を使えたら、すぐに帰れるのに・・・!」
念仏を唱えるかのように
何度もブツブツとつぶやいていました・・・(´;ω;`)
目に見える事だけじゃなく
こういった、目に見えないメリットも大事ですよ(*´ω`*)
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