(この記事に記載のデータは2019年7月現在のものです。)
この記事を読むと、こんなことがわかります!
・勘違いしやすい、エンジョイエコカードが使える地下鉄の範囲がわかります
・もしエリア外の駅で降りたい場合、いくら精算すればいいかの計算方法がわかります
こんにちは。
鉄道旅行大好き。
大阪在住の「てりん」(@terinn2019)と申します。
(ブログは毎日更新しています!月曜・水曜をのぞく)
「大阪観光をお得に便利にがっつり楽しみたい!」
そんなあなたっ!
エンジョイエコカード、持ってますか?!(楽天カードマン風に)
鉄道といえばJRというイメージが強い方も多いと思いますが、大阪市内やその周辺を回るのに圧倒的に便利なのは地下鉄(大阪メトロ)なのです。
1本で関西の5大私鉄全てに乗り換えできる「御堂筋線」をはじめとして
かゆいところに手が届く、ステキな路線が勢ぞろい!
これに、市バス(大阪シティバス)が加われば怖いものなし!
そんな地下鉄やバスが乗り放題になる、ステキなパス
それが「エンジョイエコカード」なのです!!
もくじ
エンジョイエコカードが使える範囲は?
どの乗り物に使えるの?
エンジョイエコカードで乗り放題の乗り物は、以下の3つ。
・大阪メトロの地下鉄線
(私鉄などへの乗り入れ区間は除く。詳しくはのちほど)
・大阪メトロのニュートラム
・大阪シティバスのバス(市バス)
ニュートラムはゴムタイヤで走る乗り物で、鉄道というよりはどちらかというと自動車に近いものです。
地下鉄線から改札の出入りをせずにそのまま乗継できるので便利ですが、定員が地下鉄よりもかなり少ないので
インテックス大阪などで大きなイベントが開催される際には駅が大混雑して乗り継ぎにとんでもない時間を使ってしまうおそれもあります。
スケジュールはたっぷり余裕をもっていきましょうね!
詳しくはこの記事を参照!
>>>イベント時の大混雑に要注意!大阪メトロニュートラムの真実
地下鉄は、使える範囲に要注意!
エンジョイエコカードを使いこなすには、ポイントがあります。
それは
「エンジョイエコカードの使える範囲を、正しく理解する」ということです。
先ほど申し上げた通り、
大阪メトロ地下鉄全線とニュートラム、バスが乗り放題の範囲です。
ニュートラム・バスはそれほどややこしくないので、大きな問題はありません。
一方、クセが強いのが、地下鉄。
地下鉄に乗る場合は、ちょっと注意しなくてはいけません。
なぜなら、「大阪メトロの範囲がややこしい」から。
なぜ、ややこしくなってしまうのか・・・?
その理由は
私鉄との相互乗り入れ
地下鉄は、阪急電車などの私鉄と相互乗り入れをしています。
つまり、お互いの路線に、乗り換え無しでそのまま行けちゃうわけですね。
「地下鉄にそのまま乗ってたらいつの間にか知らず知らずのうちに私鉄のエリアに入っていた!!」
こんなことがよくあります。
当然、私鉄のエリアはエンジョイエコカードの範囲外なので、降りる場合は追加料金がかかってしまいます。
そこで
エンジョイエコカードが使えなくなる範囲をしっかり押さえて、一日たっぷりと大阪旅行をエンジョイできるようにしましょう!
ちなみに、初心者には分かりにくいのですが
●御堂筋線の「梅田駅」
●谷町線の「東梅田駅」
●四つ橋線の「西梅田駅」
は、まったく離れた場所にあるわけではなく
●JR大阪駅
●JR北新地駅
●阪急梅田駅
●阪神梅田駅
などと同じ、いわゆる「梅田駅エリア」にあります。
地下鉄の3つの駅同士は、歩いて乗り換えができる距離になりますので、同じ駅と考えていただいても結構です。
・・・が、東京の新宿駅や渋谷駅と並び
梅田駅の広さ・構造の複雑さは日本随一。
初心者は確実に迷いますが、できるだけ迷わないようにする考え方はあります。
要注意エリア外その1: 御堂筋線 江坂駅〜千里中央駅
赤いラインの御堂筋線は
大阪の3大都市といわれる
「梅田・なんば・天王寺」をダイレクトで結び
さらに、大阪の玄関口「新大阪」からも乗り換えなし
しかも関西の5大私鉄(阪急、阪神、京阪、近鉄、南海)の全ての私鉄に、どこかの駅で乗り換えることができるという・・・
まさに、関西最強の電車ともいえる
地下鉄御堂筋線!
なのですが・・・
実はこの御堂筋線。
南は堺市のなかもず駅から
北は吹田市の江坂駅までが、地下鉄の範囲なのです。
そう。
江坂から先、千里中央までは
「北大阪急行」という別の会社の路線に入ってしまうのです・・・。
そのため、この区間はエンジョイエコカードの範囲外となるため、
江坂駅より北に行く場合は、乗り越しのために追加料金を支払う必要あり・・・。
まあ追加料金は片道最大120円なのでリーズナブルなんですけどね!
注意しましょう!
要注意エリア外その2: 堺筋線 天神橋筋六丁目〜北千里・高槻市(およびそれより先京都方面)
「関西の秋葉原」と呼ばれる
でんでんタウン、日本橋。
このでんでんタウンの、ど真ん中(ちょっと南寄り)にある
「恵美須町駅」や
通天閣で有名な「動物園前駅」
このあたりを回る人はお世話になる可能性大です。
(余談ですが、でんでんタウン日本橋は、「日本橋駅」からだとちょっと離れてます)
ここで気をつけたいのは、
天神橋筋六丁目(通称:天六)より先(淡路・高槻市・北千里方面)は地下鉄ではなく阪急電車の路線に入るため、別途阪急のきっぷを買わないということ。
※路線図では、太線の部分が地下鉄、細い線が乗り入れ先の私鉄路線であることを表現している
天六の2つ先、”大阪の淡路島”と呼ばれる淡路駅(単によく間違えられるだけ)で、特急に乗り換えて京都まで行けたりと何かと便利な路線ではあるので、目的地までのきっぷ代を事前に確認しておきましょうね。
要注意エリア外その3: 中央線 長田駅〜生駒・奈良方面
海遊館、インテックス大阪などへアクセスする際に使うことが多い、緑のラインの中央線。
海側(コスモスクエア方面)はトレードセンタービルやフェリーターミナルなどがあるニュートラムも、エンジョイエコカードのエリアなので安心ですが
山側の長田駅より先は、私鉄である近鉄電車に乗り入れているので要注意。
生駒方面へ向かう際には、乗り越しの際に追加料金がかかります。
この3つのエリアに気をつければ
あなたも今日からエンジョイオオサカ!!
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乗り越し精算の料金の計算のしかた
大阪メトロの路線外へ乗り越す場合は、乗り越し運賃を駅で現金で精算することになります。
では、追加で払う金額がいくらなのかは、どうやって確認すればよいのでしょうか?
それは、とってもカンタン。
「地下鉄と私鉄の境界駅から、乗り越したい駅までの区間を乗り換え案内で検索する。表示された運賃が、乗り越し駅で支払う金額である」
例:地下鉄中央線を経由して、近鉄奈良駅まで行きたい場合
境界駅である長田駅から近鉄奈良駅までを検索し、表示された運賃を近鉄奈良駅で支払えばOK。
※エンジョイエコカードを使用して地下鉄に乗った場合、近鉄奈良までの乗り越し運賃は片道530円となる。(近鉄けいはんな線経由、生駒駅で乗り換えの場合)
時間帯によっては変なルートの計算結果が出る場合があるので、予定しているルートになっているかよく確認しましょう
北大阪急行と地下鉄の境界駅は「江坂」、阪急電車と地下鉄の境界駅は「天神橋筋六丁目(天六)」になりますよ!
大阪市内の観光のついでに大阪郊外の観光も楽しむなら、多くの場合エンジョイエコカードでの乗り越しの方がオトクです!
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