きっぷのルール

在来線とはどういう意味?答えは「新幹線」という言葉にあった!

こんにちは。
鉄道で日本を旅するのが大好き
「てりん」と申します。

 

JRのきっぷの話などで、よく「在来線」という言葉を聞くことがあります。

きっぷに書いてあることもありますね。

あとは映画「シン・ゴジラ」でも強いインパクトを残しましたね。(「在来線爆弾」で検索)

 

いったい、「在来線」とはどういう意味なんでしょうか?

それを理解するためには、日本人なら誰でも知っている言葉「新幹線」という言葉の意味を知ることが近道です。

「在来線」という言葉の意味とは?

「在来線」=「古い幹線」

新幹線というと
あのカモノハシのような、流線型の電車を指す言葉に思われますが、厳密にはそうではありません。

 

※カモノハシ(ひかりレールスター塗装)

 

新幹線とは「新しい幹線」という意味で、「幹線」とは簡単に言えば「日本における主要な鉄道路線」という意味ですね。

つまり、あのカモノハシが走る路線(レール)そのものを指しているわけです。

自動車の道路でも「幹線道路」と言ったりしますが、あれと同じ意味合いのものですね。

 

「新しい幹線があるということは、古い幹線もあるのか?」
と言われれば、「古い幹線もあります。」

この古い幹線のことを、昔からある幹線という意味合いを込めて「在来線」と呼びます。
(正式には「在来幹線」と呼ぶべきなんでしょうが、語呂が悪いからかそうは呼ばれません)

 

「在来」(ざいらい)

これまであったことや、行われていたこと。また、そのもの。今までどおり。
※デジタル大辞泉より

「幹線」のバイパスとして誕生した「新幹線」

もともと新幹線は
昭和30年代、戦後の経済成長で乗客が激増し、パンク寸前となった「東海道本線」のバイパス的な役割を果たすために作られたものでした。(SLなどが走っていた路線、というイメージですね)

 

運ぶのは人だけではありません。

荷物などは現代では主にトラックが運んでいますが、当時は高速道路はおろか、アスファルトの道路もほとんどない時代。

長距離の荷物や郵便などは主に鉄道が運んでいたので、交通量がとんでもなくパンクしていたのです。

 

元々あった「東海道本線」という鉄道幹線のバイパスとして、新しく作った幹線なので「新幹線」となったわけですね。

在来線は「昔の名前で出ていません」・・・?

「その古い幹線である東海道本線っていうのは、今はもう無いの?」

 

そんなことはないですよ。
今でも、多くの人が利用しています。

 

※「東海道本線」の熱海~浜松・豊橋間などで活躍する211系電車

 

「東海道本線」とは、東京駅~神戸駅間を静岡や名古屋・大阪を経由して結ぶ在来線です。

快速・新快速といった通勤電車など、普段使いの列車が走っています。

 

「1889年、東海道本線の新橋~神戸間が全線開通した」
中学校や高校の日本史の教科書にも出てきましたね!

 

もちろん!
覚えて、ます、よね・・・?

 

でも
「えっ、大阪に住んでるけど、東海道本線なんて聞いたことない!」
なんて人も多いかもしれません。

 

実は
現代では「東海道本線」という呼び方をする区間が少なくなっているのです。

 

どういうことかというと
東海道本線の区間ごとに、愛称(あだ名・別名)がついているからなのです。

 

区間ごとにこんなに違う!「東海道本線」の愛称一覧

・関東エリア

●「湘南新宿ライン」・・・大崎~小田原・熱海間
(大崎~武蔵小杉~横浜間は「横須賀線」と案内されるが、厳密には東海道本線の支線。詳しくはこの記事を参照:あなたは誰?東京~武蔵小杉~横浜を結ぶJR路線名の謎

●「上野東京ライン」・・・東京~熱海間

●「京浜東北線」・・・東京~横浜間
(東海道本線の各駅停車的ポジション。上野東京ラインなどが停車しない蒲田や鶴見などの駅をフォローする。京浜東北線という正式な鉄道路線は実は存在しない)

●「山手線」・・・東京~品川間
(この区間は京浜東北線と併走する。それは山手線も東海道本線を走っているから)

 

・関西エリア

●「琵琶湖線」・・・滋賀県の米原~京都間

●「JR京都線」・・・京都~大阪間

●「JR神戸線」・・・大阪~神戸~姫路間
(このうち、大阪~神戸までが東海道本線で、神戸~姫路間は山陽本線)

 

山手線※「僕も東海道本線の一部だったんですね・・・(山手線さん談)」

 

正式に「山手線」と呼ばれる路線は、品川~渋谷~新宿~池袋~田端間のみです。(円のうちの左半分)

くわしくはこの記事を参照!
山手線は本当は丸くない?!「名は鉄を表さない」JR電車路線名の謎

 

ということで
東海道新幹線よりも前から存在する、これらの路線は「在来線」と呼ばれるわけですね。

見た目は「新幹線」なのに「在来線」?

以上のように
新幹線が出来る前から存在していた路線のことを『在来線』と呼ぶようになったわけですが。

 

そうなると
新幹線より後に開業した路線や、新幹線と全然関係のない場所を走っている路線は「在来線」とは呼ばなさそうな感じもしますが

現在は「新幹線以外のJRの路線は全部在来線」ということになっています。

 

路線としての違いはいろいろありますが
一番わかりやすいのは「線路の幅が違う」ということでしょうか。
在来線の方が狭く(幅が1067mm)、新幹線の方が広いのです(1435mm)。

 

ちなみに、山形新幹線が通る「福島~山形~新庄」間や秋田新幹線の「盛岡~大曲~秋田」間などは

線路の幅は新幹線と同じですが、高架がない場所があったり踏み切りがあるなどするため「最高速度200キロ以上を出せる区間がない」などの理由で正式に新幹線の路線としての規格を満たしていないため、在来線扱いとなっています。

 

※「こんな顔してますが、実は在来線なんです・・・。鉄はみかけによらない、とはよく言ったものですね(山形新幹線さん談)

 

 

ということで、「新幹線」と「在来線」という言葉の意味でした。



あのカモノハシの正体は?

「ところでさっき「新幹線というと、あのカモノハシのような、流線型の電車を指す言葉に思われますが、正確にはそうではありません」
と言ってたけど、いわゆる「新幹線」のことを、正式には何て呼ぶの?」

 

 

「Who am I?!」

 

 

答えはとってもシンプル。
「新幹線」の上を走る電車なので「新幹線電車」と呼ぶのが正式な呼び方です。

 

 

まあ、そんな細かいことは(鉄ちゃんも含めて)誰も気にしないけどね・・・。

カモノハシは、これからも「シンカンセン」として多くの人に愛されていくことでしょう・・・。

 

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