最近はコロちゃんの影響で
あまりお外に出る機会がないので
仕方なく、お家でぬくぬくと
投資の勉強をしております。
そこで、よく考えるのが
『この商品に○年間、○○万円投資したら、どこに旅行できるんだろ?』
という、未来シミュレーション
(『妄想』とも言う)
投資ですから
もちろんシミュレーション通りにうまくいくかは分かりません。
ところで
この妄想の逆パターンは何だろう?と考えたら
『○年間、○○万円借金したら、その支払い利子でどこへ行けたんだろう?』
こちらは、確実に将来の支払い金額が決まってます。
消費者金融が、親切心で金利を途中で下げたりしてくれませんもんね?
そこで
「借金〇万円を〇年間かけて返済すると、その利子(利息)で、どんなJRのきっぷが買えるか(どこまで行けるのか?)」
を計算してみることにしました。
(ホテル付プランとか考え始めるとキリがないのでやめます)
借金で苦しんでいる人も
借金とは縁のない人も
あらためて、借金の恐ろしさを
少しでも感じることができれば幸いです。
金利の計算方法など、細かい話はしません。(シミュレーションのサイトですぐに計算結果は出せるし)
<前提条件>
・借金の金利は、消費者金融やクレジットカードのキャッシングの標準である18%とする
(プロミスの支払いシミュレーションで計算)
消費者金融よりは多少マシ、という感じね!
・きっぷ代は、JRの通常期の鉄道運賃・料金をもとに算出。お得なきっぷなどは考慮しない。
もくじ
ああ、その利子であんな旅行ができたのに・・・
「借金額(借入額)」「返済期間」がバラバラの、3つの返済パターンで
利子がいくらになるのか?
そのお金でどこまで行けたはずなのか?
計算してみることにしましょう。
まずは控えめに。10万円を1年で返済コース
10万円なんて、いわゆる
「ちょっとだけつまむ」
程度の借金額ですから
そんなに大きな利子は
つかないでしょう・・・?
毎月の返済金額は 9167円
返済総額は
9167円×12ヶ月
=110004円
つまり、利子の総額(=きっぷ代に使えるお金)は
10004円
約1万円で買えるJRのきっぷは、こんな感じ。
片道だと
・東京→三河安城
(新幹線自由席、9900円)
・大阪→広島
(新幹線自由席、9890円)
など
往復だと
・東京⇄草津温泉(長野原草津口)
(特急自由席、9680円)
・大阪⇄白浜
(特急自由席、9680円)
など
10万円を1年間借りるだけで
(毎月コツコツ借金の残高を減らしたとしても)
温泉旅行の交通費が失われてしまうとは・・・!
地獄への入口?!30万円を3年で返済コース
30万円を3年ということは
借りる金額と返済年数が、どっちもさっきの3倍
果たして
利子は何倍になるのか?!
毎月の返済金額は 10845円
返済総額は
10845円×36ヶ月
=390420円
つまり、利子の総額(=きっぷ代に使えるお金)は
90420円
借りる額が3倍×返済期間が3倍で
『10万円を1年』と比べて
利息がほぼ9倍になりましたね。
でも、9倍ジャストより
ほんのちょっと返済額が増えてる!
これが
借金の恐ろしいところ・・・。
果たして
片道だとどこまで行けるのか?
片道だと
・稚内→西大山
(JR最北端の駅から、JR最南端の駅まで)
「サロベツ・ライラック」「はやぶさ」「のぞみ」「みずほ」を全てグリーン車
「北斗」のみ普通車指定席
の豪華プランで
89190円
総額91530円で、わすがに予算オーバー
惜しい!!
往復だと
・東京⇄新函館北斗
往復グランクラスで
84140円
(往復割引適用後、2022年1月現在)
など
グリーン車で日本縦断って
もう、ユーチューバーの企画みたいなもんですやん(^◇^;)
往復グランクラスも
なかなかの贅沢体験ですね!!
夢なら早く覚めて!100万円を6年8ヶ月で返済コース
返済期間が
6年8ヶ月(=80ヶ月)
と中途半端なのは
プロミスの返済シミュレーターが
80ヶ月までしか対応してないからです。
『ご利用は計画的に』
とは言いますが
6年9ヶ月以上は
もはや『計画的ではない』返済プランということなんでしょうね
(まあ、そりゃそうだ)
毎月の返済金額は 21548円
返済総額は
21548円×80ヶ月
= 172万3840円
つまり、利子の総額(=きっぷ代に使えるお金)は
72万3840円
大企業のボーナス並みじゃねぇか・・・
片道だと
(経路算出不可)
往復だと
(経路算出不可)
いや、ほんと。
70万円って
JRのきっぷ代を計算するってレベルじゃねぇぞ!
そう。
もはや、この金額は
電車のきっぷ代という桁数ではな・・・
ん?・・・いや!
もしや、
もしや、
もしや
こいつらに乗れちゃうんじゃないのかい〜??
※TRAIN SUITE 四季島
<四季島>
デラックススイート
1名1室利用 67万5000円
(1泊2日コース・長野・2022年6月~9月)
※最高級の四季島スイートが75万円でした!
惜しい!!
<瑞風>
ロイヤルシングル
1名1室利用 68万円
(2泊3日コース・山陽/山陰コース・2021年7月)
<ななつ星>
DXスイートA
2名1室利用の1人あたり
58万4000円
(1泊2日コース・2022年3月~6月)
こんな高額な列車
誰が乗れるねん?
なんて思ってましたが。
そこのアナタ!
なんと!!
借金100万円を6年8ヶ月かけて返済するような事をしなければ
アナタにも、乗れますっっ!!
(ティモンディ高岸風)
借金ダメ、ゼッタイ。(リボ払いも)
まとめると。
『10万円を1年かけて返済すると、温泉旅行の交通費相当のお金を失う』
『30万円を3年かけて返済すると、グリーン車でJRの最北端から最南端まで縦断できる豪華旅行の交通費を失う』
『100万円を6年8ヶ月かけて返済すると、四季島/瑞風/ななつ星に乗れるだけの金額を失う』
だから、借金は
ダメ、ゼッタイ。
ちょっと借金額や返済期間が多くなるだけで、利子の総額がえげつないことになるのがお分かりいただけただろうか?
いまや常識になりつつありますが
いわゆる「リボ払い」も
このシミュレーションと同じような結果になります。
そう、借金です。
リボ払いがさらに恐ろしいのは
返済期間が確定していないので、チマチマ返済していたら、返済期間が伸びに伸びて、えげつない金利を払うハメになる(可能性がある)
ほんまに、そのうち
月旅行にでも行けちゃうんじゃないでしょうか(?)
金利は味方に引き寄せろ!
このような、悲惨なシミュレーションになった理由。
それはひとえに
18%という、えげつない金利によるものです。
「1万円に18%の金利がつく」とは
1年間そのままだと、借金1万円に1800円の利子がつくということです。
10万円だと18000円ということになりますが
上記の「10万円を1年シミュレーション」では、毎月少しずつ返済(借金元本を減らしてる)ので
1年間の利子は10004円という結果になりました。
どちらにせよ、恐ろしい。
そう、金利を敵に回すと人生がハードモードになるのです。
仮に
この利子10004円を返すために、さらに他の消費者金融から借金しようものなら
その借金にも利子がつくことに・・・(複利)
逆に考えましょう。
金利を味方につければ、人生がイージーモードになる(たぶん)
その具体例を解説しているのが、この記事
Suicaを1枚持ってるだけで700万円損するかもしれない話
金利を味方につけようと、まさに今悪戦苦闘しているのが、この記事
楽天ポイント投資で得た不労所得だけで旅行してみた
刮目せよ!