などと世の中ナメた考えから
投資の勉強を始めて、いろいろ本を読んでみましたが
最近話題の、この本がすごく面白い！
長期投資に専念するなら、この本1冊以外は読まなくてもいいかもしれない。
サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット [ モーガン・ハウセル ]
サイコロジー・オブ・マネー
（以下「この本」）は
お金と心理学を織り交ぜた画期的な本。
読み物としてすごく面白い！
下手な小説より
よっぽどワクワクして読み進められるわ。
この本の一節から
『金持ちになるために必要なきっぷ』
の正体がわかったので、ご紹介。
何かを得るには『代償』が必要だ
もし、あなたが
新車で300万円する車を欲しいと思ったら
主に以下のような選択肢があります。
1.新車を300万円払って買う
2.中古車を買う
3.盗む
1.なら、新車を得る代わりに
『300万円を失う』
という代償（コスト）を払う必要があるし
2.なら、新車より価値の低い物しか手に入りませんが
失う代償は、200万円とか150万円くらいで済むかもしれません。
3.の場合、失敗すると代償として
『社会的な地位』を失います。
『家族』『友人』『仕事』も、ごっそりいなくなってしまうかもしれませんね。
この世のほとんどの人は
3.を選びません。
なぜなら
失敗したときに払う代償があまりにも大きすぎる（割に合わない）からです。
なんにせよ
『何かを得るには、代償が必要だ』
ということですね。
この本では
『金持ちになるためにも代償が必要』
と書いてあります。
そして、もし投資で金持ちになりたいのなら
その場合に払う代償は『お金』ではなく
『絶えず市場に翻弄されること
（＝毎日の株価などの変動に一喜一憂すること）』
だと言っています。
なぜなら
これまで世界市場は
大小さまざまな暴落や停滞を繰り返しながらも
長い目で見れば、ずっと右肩上がりで成長してきたからです
（今後もそうなるかは知らん）
金持ちになるための『入場券』
この本では
千葉など世界中にある、某夢の国へ行くには入場券が必要だが
それでも年間何万人もの人がお金（＝代償）を払って楽しんでいると述べています。
それだけの価値があると思っているからですね。
犯罪行為でタダで入ろうと企む人はほとんどいないでしょう。
入場料が1人100ドルする（執筆時点）そうよ。
日本に比べて高いぃ～・・・
こんなの当たり前の話ですが
いっぽうで、投資の世界になると
入場料を払わず（代償を払わず）金持ちになろうとする人がいっぱいいるのです。
つまり
全く損することなく（資産が目減りする経験をすることなく）大儲けしようという、虫のいい事を考えている人がなんと多い事か！！
この本では
当然、金持ちになるためにも『入場料』を払う必要がある、と書いています。
（この辺の例えが面白いね）
このブログは旅ブログなので
『入場券』よりは
『金持ち行きの片道きっぷ（乗車券）』
とでも表現してみましょうか。
『おはぎゃー』は金持ちへの片道きっぷ
FXや米国株投資など
日本と時差がある市場への投資をしていると
いわゆる『おはぎゃー』が
日常の風景になります。
おはぎゃー
「おはよう」と「ぎゃー」の合成語で、FX取引において、寝ている間に価格が大幅に変動し、強制ロスカット（大損）や大きな額の含み損を抱えた者達の心の叫びを表す。
（投資用語集サイトより）
まさに。
この『ぎゃー』という叫び声こそが
金持ちになるための代償と言えるのではないでしょうか？
旅行代を貯めるために
100円玉を貯金箱に1枚入れるのと同じように
（チャリン）
1回『おはぎゃー』を体験するごとに
金持ち行きの乗車券を買うための貯金箱に
1枚お金を（チャリン）入れている。
100円貯金が困難になると
人は貯金箱を破壊し、中に入っているお金を取り出してしまいます
（そして旅行の計画はパー）
同じように
『おはぎゃー』に耐えられない人は
株を売るなどの手段をとって
せっかくの金持ち行き貯金箱を破壊してしまうのです。
（そして金持ち計画はパー）
今後
もしあなたが『おはぎゃー』を経験したら
「ああ、今日も朝から善行を積んだ」
と、仏のような穏やかな顔で1日を過ごすことをおすすめします・・・。
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