「その乗り越しでは損をする?」
あまり知られていない意外な乗り越しルールになっている、JR休日おでかけパス。
まずは、おでかけパスの基本的なルールをご紹介したうえで
乗り越しなどの深い話に迫っていきましょう!
※公式な根拠に基づいて記述しておりますが、実際の乗り越し等の行為は自己責任でお願いします
JR休日おでかけパスの基本ルール
JR休日おでかけパス(以下「おでかけパス」と書きます)は
エリア内の普通列車が1日乗り放題のきっぷです。
<主な「普通列車」>
・「普通」と書いてある列車
・各駅停車
・「快速」という文字が入るもの
※「中央特快」「青梅特快」などを含む
↓が、パスが使えるエリアです
(一部駅名の記載省略)


ねだんは
大人が2720円
子供が1360円です。
ここでいう子供とは小学生です。
小学校入学前のお子さんは、幼児・乳児という扱いになり、一緒に旅行する大人1人につき幼児2人までなら、きっぷを買わなくても電車に乗れます。
「休日おでかけ」という名の通り
土日祝日しか使えないきっぷです
(4/29-5/5、7/20-8/31、12/29-1/3は毎日使えます)
新幹線に乗るためには
特急券というチケットを別で買う必要があります。
特急券を買ったとしても
「のぞみ」「ひかり」「こだま」
には乗れないので注意!!
(東海道新幹線は、パスのエリア外(JR東海の管轄)なので)
「あずさ」「ひたち」「しおさい」
などなど
新幹線以外の特急も、特急券を追加で買えば乗れます。
「踊り子」も、東海道新幹線ではないので乗れますよ!
駅の券売機できっぷを買って
あとは、自動改札を出入りするだけでOKです。
※2階建てのグリーン車(自由席グリーン車)も、グリーン券を追加で買えば乗れます
日付が変わった後(深夜0時以降)は、途中の駅で下りたりせず、まっすぐ目的地の駅へ行ってください。
ただし、以下の電車特定区間内では、終電まで何度も利用できます
(おでかけパスのエリアより一回り小さい区間)

おでかけパスをSuicaに載せた
『のんびりホリデーSuicaパス 』
というのもあります。
ねだんは
大人が2670円
子供が1330円です。
おでかけパスより
ちょっとだけ安い!
ただし、こちらは
・新幹線
・久留里線(木更津~上総亀山間)
には乗れません。
また、シーズンになると
青春18きっぷの利用も検討する人が多いと思います。
以下に、主な違いをまとめておきます。
青春18きっぷとの違い
以下は18きっぷの、おでかけパスと違う点です。
・利用できる期間がかなり限られている
・全国のJRが乗り放題
・東京モノレール・りんかい線には乗れない
・特急券を追加で買っても新幹線や特急に乗れない
・大人子供同額(1回あたり2410円)
・5回分セットしか買えない(12050円)
詳しく知りたい方は
>>>初めての青春18きっぷ!1人でも2人以上でも大丈夫!使い方買い方
※18きっぷは2回や3回しか使わないよ!という場合、金券ショップやヤフオク・メルカリなどで中古の18きっぷを買えばよい。ただし1回あたりの値段は割高になる
・シーズン中に1、2回くらいしか使わない
・エリア内およびその周辺しか旅行しない
・新幹線や特急にも乗りたい!
以上の条件を満たす人は
18きっぷよりおでかけパスがおすすめですね!
エリア外への乗り越しのルール
乗り越しをして
エリア外の駅まで行くこともできます。
たとえば
普通の電車(宇都宮線とよばれている電車)で宇都宮へ行く場合。
おでかけパスエリア内の、宇都宮駅に一番近い駅(この場合自治医大)~宇都宮間のきっぷ代を払えばOKです。
自治医大~宇都宮間の、ふつうのきっぷの値段(330円)を払えば、宇都宮駅の外に出られます。
(精算機が対応していない場合、改札の駅員さんにお金を払いましょう)
※「ふつうのきっぷ」の値段・・・乗換案内で検索して出てくるきっぷ代
(紙のきっぷ代。ICカード運賃ではない)
帰りは
「宇都宮→自治医大」のきっぷ
を買って改札機に投入。
最後は「宇都宮→自治医大」のきっぷとおでかけパスを重ねて自動改札機に入れればOKです(無理な場合は駅員さんにきっぷを見せましょう)
では
新幹線で東京~宇都宮を移動する場合はどうでしょうか?
答えは
小山~宇都宮のきっぷ代(510円)を払って精算・・・
ではなく
自治医大~宇都宮のきっぷ代の精算でOKです。
(もちろん、東京~宇都宮間の特急券を買って乗りましょう)
なぜなら
きっぷのルール上では
「東北新幹線」と「東北本線(宇都宮線)」は同じ路線扱いだからです。
だから
宇都宮線で移動するのと
東北新幹線で移動するのでは
精算の仕方が同じになるのですね。
「上越新幹線」と「高崎線」も同じ扱いなので
東京~高崎を新幹線で移動する場合
本庄早稲田~高崎(330円)の精算ではなく
神保原~高崎(240円)の精算でOKです。
交通費以外のチケットも安く!
おでかけパスや乗り越し精算をうまく使って、交通費をどんどん安く済ませましょう!
それに加えて
交通費以外の費用も安くおさえるのが肝心です。
旅行中は
遊園地や水族館
日帰り温泉などなど・・・を楽しむこともあると思いますが
当日現地でチケットを買うよりも、ネットで予約・購入した方がお得なことも多いので
あわせて利用すると更にお得ですね!
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関連記事・外部リンク
JR東日本の公式ページ
>>>休日おでかけパス – おトクなきっぷ:JR東日本