夜行列車が廃れてしまった現代では、すっかり忘れさられた感がありますが
青春18きっぷには、ある1つのルールがあります。
それは
青春18きっぷは、深夜0時から使用できる
(朝の始発から使える、ではない)
このルールを利用すると
例えば以下のように、1回分の18きっぷを実質2日間使うことができます。
1度で2度おいしい18きっぷの使い方
<18きっぷを1回で2日間使う例>
1.金曜日。仕事終わりに、普通のきっぷを買ってA駅へ行き、そこで飲んだりして楽しむ
2.深夜0時以降にA駅を発車する電車に、18きっぷで乗車。
日付が変わっているので18きっぷには土曜日のハンコが押される。
地元のB駅まで使用する。
3.家で寝た後、土曜日にB駅から普通に18きっぷでおでかけする。
結果
A駅からB駅までの電車賃(飲みの帰り)と、土曜日の朝からの電車賃の2つを1回分の18きっぷで支払うことができる。
※A駅を出発する終電が0時より前の場合、A駅から、その電車が0時以降に最初に着く駅(C駅)までのきっぷを買い、C駅~B駅を18きっぷで移動する(B駅にて事情を説明しハンコをもらう)
終電の時間が繰り上がってしまった現代では、使いづらいテクニックですが
多少電車賃を安くすることができるかも?
今は昔・・・真夜中の新快速で姫路旅行
たしか2017年。
上記の例とはちょっと違うパターンですが
18きっぷを使って
深夜0時ジャストから、地元大阪から姫路へ旅行したことがあります。
このときは
『0時ちょうど発の大阪発姫路行新快速』
に乗ろうと思ったのですが
ちょっと、ここで困ったことが。
そう。
駅員さんは、0時を過ぎるまでは、絶対に日付が変わった後のハンコは押してくれません。
だから
0時ちょうど発の電車に乗るのは絶対に間に合わない!!
(せめて0時1分発ならなんとかなるが・・・)
そこで、苦肉の策
以下のような対処法で乗り切りました。
1.大阪駅のひと駅隣の天満駅(大阪環状線)で120円(当時。大阪駅まで有効のきっぷ)のきっぷを買い、0時直前の環状線に乗って大阪駅まで。
2.大阪駅の改札を出ず、120円のきっぷと無押印の18きっぷを持ったまま0時ちょうど発の姫路行き新快速に乗車。
3.姫路駅の有人改札で、上記1.2.の状況を駅員さんに説明したうえで、18きっぷに押印してもらい改札を出る。
0時ちょうどの~新快速で~♪
私は私は姫路へと
旅だちます~
(2023年現在は西明石止まり)
深夜1時過ぎの姫路駅前。
そりゃあ、人もまばらで・・・。
前から食べたいと思っていた
『姫路おでん』のお店へ。
深夜も営業しているお店がありました。
しょうが醤油につけて食べるのが、姫路おでんの特長。
焼きアナゴの茶漬けでフィニッシュ。
え?これ食べただけか、って?
そりゃ、夜中だから観光スポットがやっているわけもなく・・・。
(バーにでも行けばよかったけど、プラプラ夜の街を徘徊してた)
夜中に遠くへでかける。
それだけで興奮できる、坊やだったのさ。
大阪に住んでいて
まさか、朝のサンライズを拝むことになろうとは・・・
(下りのサンライズは大阪駅に停まらないし、始発で姫路に行っても間に合わない)
このまま、朝の始発で岡山に行ったか、逆に東の方に行ったか・・・
(詳細は忘れた)
体力のある若いうちにしかできないような、無茶な18きっぷ旅でございました。
こういう旅は
朝までやってるバーに行ったりすれば、かなり有意義な旅になる可能性があるので
興味がある方はぜひぜひ・・・。
関連記事
18きっぷにまつわるイロイロな記事
「18きっぷをあえて2枚買った方が安い?」
「なぜ5回分丸々残った18きっぷが金券ショップで売っているのか?」
などなど
>>>青春18きっぷのカテゴリー記事一覧
JRきっぷの日付にまつわるアレコレ
>>>「200」がキーワード!JR乗車券の有効期間と計算方法