JR乗車券の、途中下車のいろいろなパターンについては
こちらの記事で解説していますが
>>>パターン別 JR乗車券途中下車のやり方(日をまたぐ場合など)
いちばん問い合わせが多いのが
「途中下車は、日をまたいでもできるのか?」
でしたので、今回はそれに特化した記事となっています。
途中下車は、日をまたいでもオーケー!
さっそく、答えです。
途中下車は
「乗車券の有効期間内なら、日をまたいでも、できます!」
この乗車券は
「高井田中央(東大阪市)→岐阜」「岐阜→京都」の連続乗車券です。
(経路が多すぎるため手書きになりました・・・)
有効期間は、10月17日から29日までの13日間。
※「高井田中央(東大阪市)→岐阜」のルート図。いわゆる「一筆書ききっぷ」だ
2000キロにも及ぶルートのため
一度の連休でこれらを全て旅していたら
長期連休で、会社をクビになってしまいます・・・( ;∀;)
そこで、こんなスケジュールを組んでみました。
(注:普通の日とは、地元で仕事をする日や、家でゴロゴロする休みです)
10月17日 紀伊半島一周初日
18日 紀伊半島一周2日目
大阪駅で途中下車。一旦旅行終了
19日 普通の日
20日 普通の日
21日 普通の日
22日 普通の日
23日 普通の日
24日 播州ラーメンの旅
加古川周辺を旅し、大阪駅で途中下車。
一旦旅行終了
25日 普通の日
26日 東京・茨城の旅
(29日に帰宅予定)
10月29日までに旅行が終了すれば、いつでも途中下車ができるし、いつでも旅行を再開できます!
途中下車に対応している自動改札機なら、日をまたいでもちゃんと改札を通れますよ!
日をまたぐ特急券の乗継割引と途中下車
あらかじめ定められた区間で新幹線と在来線の特急をその日のうちに乗り継ぐ場合
乗継割引が適用され、在来線の特急料金が半額になります。
※本来1520円(指定席・通常期)の新大阪~和歌山間の特急料金が、新幹線との乗り継ぎで半額(760円)になる。
意外と知られていませんが
在来線特急から新幹線に乗り継ぐ場合に限っては
新幹線の乗車日が翌日になっても乗継割引は適用されます!
例:和歌山から特急「くろしお」指定席で新大阪へ。
観光も兼ねて新大阪のホテルで一泊し、翌日の「のぞみ」で東京へ帰る場合
・乗車券(和歌山→東京)は
有効期間内なら新大阪で途中下車可能
・特急券は乗継割引適用のものが使える
つまり、新大阪で一泊しても
追加料金は、一切なし!!
Q.なぜ「在来線特急→新幹線」の場合は、翌日乗り継ぎでも割引が適用されるの?
A.夜行列車があるからです。
1月1日の夜に東京駅を出る寝台特急「サンライズ号」は、翌朝2日に岡山駅に到着します。
このような乗り継ぎでも割引が使えるように、新幹線の乗車日は翌日でもオーケーなのです!
かつては日本のあちこちで寝台特急が走っていたので、全国どこの乗り継ぎでも割引が適用されるルールが残っているのですヾ(*゚∀゚*)ノ
※実際に、翌日に北陸新幹線を乗り継ぐパターンで購入した「大阪~金沢~上越妙高」の特急券。
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