きっぷのルール

大阪駅うめきた開業で出現する謎の運賃形態

絵

2023年3月18日

待ちに待った、うめきた
(JR大阪駅の新エリア)開業。

 

新しいホームができることで
今まで大阪駅をスルーしていた
『はるか』や『くろしお』
停車するようになり

おでかけが
ますます便利になります。

 

くろしお※パンダデザインが愛らしい
『くろしお』

 

しかし、新しい路線が増えると
変な現象が現れるのも常のようで・・・?

 

遠い駅ほど運賃が安くなる?

新大阪と久宝寺(奈良方面)を結ぶ
おおさか東線。

うめきた開業で、大阪駅まで乗り入れることになりました。

 

そのおおさか東線の駅のひとつ
学研都市線との交差点である
放出(はなてん)駅

運賃を検索してみると

 

放出から大阪までの運賃は
180円。

(距離は14.8キロ)

いっぽう

放出から新大阪までの運賃は
220円。

(距離は11キロ)

※放出〜新大阪の方が乗る距離が短いのに、運賃が高いとはこれいかに
(ピンクは大阪環状線経由)

 

鉄道に詳しい方なら
今さら言うまでもなくご存じと思いますが

もともと
放出〜京橋〜大阪(大阪環状線経由)の運賃が180円。(距離は7.4キロ)

 

JRの大都市近郊区間は
実際の移動経路に関係なく、最短ルートでの運賃が適用されるので

放出から大阪へ行く場合は
どんなルートであっても180円のまま。

だから
おおさか東線で遠回りする形になっても
運賃は180円で済むのです。

 

都市近郊区間外の地方では
通るルートの違いで、運賃表に2つの運賃が掲示されている場合があります
(どっちのルートで移動したか、きちんと確認できるのか?という疑問はさておき)

 

ちなみに、これを応用して
『数百キロ遠回りしても180円ですよね?』
と、相当ひねくれた考えで編み出された旅行テクニックが
いわゆる『大回り乗車』ってやつです。

 

路線が増えれば増えるほど
こんな、一般の人から見たらヘンテコ?な
運賃形態が増えていくのでしょうね。

 

うめきた開業記念ということで
なんかブログ書こうと思いましたが

新エリアのお店のこととか
他の人も書いてるだろうし

遠くに住んでる人にはあんま関係ないしな〜とか思って、こんな内容になってしまいました。

暖かくなってきたので
便利になった『くろしお』で
白浜のアドベンチャーワールドにでも行ってみたいわぁ・・・。

追伸:
結局うめきたエリアに行ってきて、軽く記事にしました。
>>>探検!近未来のJR大阪駅うめきたエリア

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