今年に入って、僕は
9月を除く毎月
地元、大阪府の外にお出かけしています。
ほぼ毎月
旅行に出かけているわけですね。
自分でも、さすがにこれは出かけすぎなのでは・・・?と思っているのですが
後悔はしていません(キリッ
(財布の中身は見ないようにしています)
いわゆる『コロナのリベンジ消費』?
とも思ったけど
2020年から毎年北海道行ったりしてるし、そんなこともないのかな・・・と。
僕がたくさん旅をする理由。
それは
・歳をとったら旅が難しくなるから
(体力的な理由で)
・お金の価値は(絶対に)歳をとるごとに下がっていくから
・今しかできない旅があるから
この3つです。
私が旅をしまくる3つの理由
1.歳をとったら旅が難しくなるから
これはもう
いまさら言うまでもないでしょう。
体力・気力は
歳を追うごとに減っていきます。
僕はまだアラフォーですが
それでも、ひどい肩・首こりがあったり
(整体で骨の歪みを治してもらって、やっとマシになった。ひどい時はめまいで外出ができなくなる)
これまでは、連休でなくても
1日でも休みがあれば
どこか遠くへお出かけしてましたが
4連勤以上あった後の休みの日は
ほぼほぼ、自宅のある大阪市内から出ることがなくなりました
(※シフト制の仕事です)
40歳手前で、このザマです。
さすがにこれから運動したりして
体力を復活させようと思ってますが
どれだけ頑張っても
もう10代20代の頃の
アグレッシブさを取り戻すことは
難しいでしょう。
40歳を目前にして
体の衰えを急激に感じてきたから
『今のうちにいっぱい旅行しないと!』
という、一種の強迫観念みたいなものが
生まれたのかもしれません・・・。
2.お金の価値は下がっていくから
年月が過ぎることに
お金の価値は絶対に下がっていきます。
自然の摂理『インフレ』
その理由のひとつは、インフレです。
(インフレ=物価が上がって、諭吉・栄一の価値が下がること)
そもそも、この30年デフレ(物の値段が下がる、あるいはほぼ変わらない状態)が続いていた日本が、あまりにも異常だったのです。
基本的に世界各国のお偉いさんは
(日本含め)
35年で物価が約2倍になるように
努力しています。(年2%の物価上昇)
それが、ちょうどいい経済の成長だと
いうことなんですね。
なので今後
35年たったら物価が2倍になる
くらいの覚悟をしないといけません。
1万円札を大事にタンスにしまってても
35年後には、今の5000円程度のものしか
買えなくなってるかもしれないのです。
これに抵抗する方法はたった2つ
・お金以外の資産に変える
(株・土地・金貨など)
・今すぐ、さっさと使う
ぼくは、一応2つとも実行してます。
今すぐ使う、の代表例が旅行なのです。
絶対に減っていくお金の価値
もし仮にインフレが無かったとしても
あなたにとってのお金の価値は、年をとるごとに絶対に下がっていきます。
先日、重い病気にかかっている
70代の父親の病院の付き添いをしました。
家から病院まではたったの2キロ。
健康な人なら歩いて行けるし、多少調子が悪くても電車やバスで200円くらいで行けるような距離ですね。
しかし、病気の70代では
タクシーで行くほかありません。
タクシーは、最近は家の前にきてもらうだけで送迎料金(今回は300円)がかかるし
その日は病院の入口前で混雑して乗車時間が長くなってしまったために
往復で4000円もタクシー代がかかってしまいました。
2キロ先の病院の往復で4000円。
年をとると、こんなにもお金がはかなく消え去っていくのですね。
90代のおばあちゃんにいたっては
オムツ代だけで4000円なんてすぐに
消えてしまいます。
家から出なくても、ただ生活しているだけであっという間に消えてしまう4000円。
山梨の大海老天重
岐阜タンメン
新潟燕の背脂ラーメン。
今年のグルメ旅で味わった、一生忘れないこれらのメニューで合計4000円いかないくらい。
まあまあの健康と体力があれば
4000円で、これだけ美味しいものが味わえます。
そして、どうしても
健康・体力・気力は少しずつ落ちてしまうものです。
これらの事実から分かるように
お金の価値は、年をとればとるほど確実に減っていきます。
過激なことを言えば
『老後は金がかかるが、今の楽しさを犠牲にしてまで将来の金を貯めるのは無駄』
という結論になるでしょう。
3.今しかできない旅があるから
昔、友人に騙されて
ネットワークビジネスの勧誘を受けたことがありました。
この勧誘員いわく
『このビジネスをすれば、60歳になったらお金に不自由ない生活ができますよ!
ほら、大阪と札幌を結ぶトワイライトエクスプレスってあるでしょ?あれで豪華な北海道旅行もできますよ!』
※トワイライトエクスプレス
そんなマヌケなことを抜かす彼に
言ってやったさ。
「そんなにトワイライト乗りたきゃ、今すぐ駅のみどりの窓口に行けばチケットとれるぞ!学生でも買える金額で。社会人で3連休でもあれば今すぐにでも乗れるんじゃないの?」
彼にはいちいち言いませんでしたが
トワイライトエクスプレスなんて、当時
廃止になる可能性がとても高かった乗り物(2010年くらいの話です)
廃止になってしまえば
老後に乗るなんて選択肢はそもそも無いし
言い方は悪いけど
たかがトワイライトに乗るくらいのこと
経済的にも今すぐにでもできる事なので
老後まで待つ必要なんてないのです
(本当に乗りたければ、ね)
開放B寝台(懐)なら
大阪→札幌、片道25000円程度よ!
結局、トワイライトエクスプレスは
2016年に完全廃止されてしまいました
(『瑞風』は、まったくの別物です)
なんでもかんでも老後に持ち越す
クセがある人がいるみたいですが
いろんな意味で
そんなことは馬鹿げています。
世界一周の船旅だって
若い頃に行けるに越した事はないのだし。
そもそも、僕やあなたに
老後がやってくる保証なんてないのですから。
今を楽しむ!のが幸せの近道
とある人が言っていました。
「もっとも幸せな人生とは、その時その時で年相応な暮らし方ができる事である」
40歳を過ぎても、学生時代の部活のノリで食事していたら、糖尿病のような重い病気にかかって苦しんでしまうし
10代・20代のうちから過剰な節約や投資をした人は
老後、使い切れないお金と使い物にならない体と、二度と経験できない事の多さに
愕然としてしまうかもしれません。
もっとシンプルに言い換えるなら
「今しかできない、今だからこそできることを楽しむ」
これこそが、幸せに生きる最善の方法なのかもしれませんね。
ということで、まだ体はしばらくメンテナンスすればなんとか動きそうなので
できる限り、これからも『今しかできない旅』をしていきたいと思います。