鉄道会社株主優待

6月は格安鉄道旅行のチャンス!相場下落のJR株主優待を活用しよう

新幹線

※「6月って、連休もないし、梅雨だし、あんまりいいイメージがない・・・」
そう思っている人は多いんじゃないでしょうか?
でも、6月は格安で鉄道旅行が出来る大チャンスかも・・・?

 

(この記事は、2017年のJR3社の株主優待券の相場を元に記事を作成しています。
毎年同じような状況になるとは限りませんのであらかじめご了承ください)

 

こんにちは。
いいイメージのある季節は、涼しくて過ごしやすい4月の1週目だけ。
セミのように儚い日々を送る、「てりん」と申します。

 

 

「6月は梅雨でジメジメしてうっとおしい・・・」
「6月は祝日がない・・・」
「8月ですら祝日ができたのに・・・」
「6月は祝日がない・・・」
「と、いうかゴールデンウイークも休みがなかった・・・」
「そして今週末も課長に休日出勤を押し付けられた・・・」
「しかも休日に出ても何も手当てがつかないし・・・」

「うわあああああ~っ!!」

 

変な扉を開けてしまったようですね。

 

僕個人は、6月は雨の中
あじさいを見に行くのが実は好きだったりするので結構楽しんでますが・・・

 

実は、
6月は鉄道旅行の格好の季節なのだ!
という、お話。

5月は優待券を格安でゲットできる大チャンス

5月末には優待券が暴落する?

以下の画像は、
2017年5月8日の、ヤフオクで最近落札された
JR3社(東日本・東海・西日本)の株主優待券の一覧です。

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安いんですよ。いつもより。
しかも、かなり。

 

なぜかというと、
JRの株主優待券は、毎年6月1日から5月31日までが有効期限。
よって、去年発行された株主優待券が今月で期限切れとなるのです。

 

「有効期限 切れればただの 鼻紙よ」

 

これは、JRの株主優待券に限らずこの世に存在するすべての券のさだめでございます。

 

つまり、「このまま期限が来て紙切れになってしまうくらいならどんなに安くてもいいから何とか期限内に売ってしまえ!」
と、なったために価格が下がっていくのです。

 

どこまで下がっていくのでしょうか。
あんまりギリギリすぎると期限内に券を受け取れなくなる可能性もあるし・・・。
まさにチキンレースなのです。

株主優待の有効期限って何の期限?

「でも、今月中に券を買ってさらに今月中に旅行しないといけないっていうのは
かなりバタバタして大変なのでは?」

 

ノン!ノン!

 

大丈夫。
この、株主優待の有効期限というのは
「窓口できっぷを購入できる期限」なのです。

 

普通のJRのきっぷというのは、旅行を始める日の、最長で1ヶ月前の日から購入することができます。
つまり

 

5月30日(優待券の期限内)に窓口に行き、1ヵ月後の6月30日から出発するきっぷを購入してもOK!ということ。
なので、6月中の旅行のきっぷを購入できるということなのです。

 

株主優待券はあくまでも「普通のきっぷを優待割引で買える権利」なので、普通のきっぷのルールがそのまま適用されるのです!

 

優待で6月にどこまで安く旅行できるのか?

では、株主優待券の下落によってどのくらい安く旅行できるのか?
2017年5月のヤフオク相場をもとに、検証してみましょう。

JR西日本の場合

まずJR西日本の場合でいうと、
普段金券ショップなどで1枚5000円くらいで売られている優待券は先ほどのヤフオクの画像を見ると最安で1800円で落札されていますね。

そこで、この券を使って大阪から博多へ新幹線で行く場合を考えます。

 

通常、大阪から博多へ新幹線指定席で行くと、
お値段は15310円(のぞみ利用、通常期の場合)

 

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これが、優待券を使用すると

乗車券・・・9610円が半額の4800円(2で割ると4805円だが、1円単位は切り捨て(0円にする)となる)
特急券・・・5700円が半額の2850円

4800+2850=7650円 で購入することができます。
株主優待券の落札価格1800円を足すと、
合計でなんと9450円!!!

 

のぞみ(みずほも同額)の指定席を
10000円切る価格で乗れる!!
なんとすばらしい。

JR東海の場合

また、JR東海で東京~大阪を移動する場合。
JR東海の株主優待券は、1枚で1割引となり、1回で最高2枚、2割引まで有効となります。

1枚が最安500円で落札されていますので、2枚を1000円でゲットしたとします。

 

東京~新大阪ののぞみ指定席の定価は14450円。

kabu
これが、株主優待券を使うと

 

乗車券・・・8750円の2割引で7000円
特急券・・・5700円の2割引で4560円

 

優待券1000円を足すと、合計で12560円。
早割よりは安い?微妙かな・・・。

 

ちなみに、あくまでもJR東海の株主優待券なので、JR東海のエリア内でしか使えません。
(これは東日本も西日本も同じ)

東京駅、品川駅は新幹線に関してはJR東海の駅ですが、それ以外の東京近郊の駅はJR東日本のエリア内になり、このきっぷは使えません。
また、新大阪も新幹線は東海の駅ですが、ほかの大阪のJRの駅は、JR西日本のエリア内になります。

 

普通、新幹線で東京までのきっぷを買うと「東京都区内行き」と書かれたきっぷとなり、23区内のどの駅でも運賃が変わらず降りれます。
しかし、JR東海の株主優待で買ったきっぷは行き先が「東京」または「品川」のみとなり、それ以外の駅に降りたい場合乗り越し運賃が必要となります。
また、大阪市内もJR東海の駅は新大阪だけなので、この駅までは別のきっぷを買って行かないといけません。
・・・このように、JR東海の株主優待券は、ちょっとビミョーなのです・・・。

 

なので、たとえば新宿から品川で新幹線に乗り換えて、新大阪で新幹線を降りてから、隣の大阪駅に行く場合は、それぞれ

新宿→品川までの乗車券 200円(ICなら194円)
新大阪→大阪までの乗車券 160円

が、別に必要になります。

このような別途費用が発生することも頭に入れつつ、格安優待券をゲットしましょうね。

JR東日本の場合

最後は、JR東日本。
東京から、青森まで行く場合を見てみましょう。

 

青森までの「はやぶさ」の指定席で定価は17350円。

 

 

東日本の優待券は1枚450円が落札の最安値なので、2枚を900円でゲットし、4割引になったとして計算します。

 

乗車券・・・10150円の4割引で6090円
特急券・・・7200円の4割引で4320円

 

優待券900円を足すと、合計11310円!!

えきねっとより安いだろー、これは。

 

「そういえば、グリーン車の料金も4割引になるんだよね。よし!この機会にあこがれのグランクラスに乗ってみよう!!」

 

ノン!ノン!

 

残念なことに、グランクラスに関しては
「乗車券のみが4割引」となるのです。

 

よって、通常、乗車券は4割引で6090円ですが
そして、グランクラスの料金は特急料金も含めて割引対象外となるので16960円。
優待券900円を足して、合計23950円。

 

やはり、高いものは高いのであった。
とはいえ、乗車券が安くなるだけでも上出来かな?

 

ちなみに、2017年から登場したJR九州の株主優待も2018年5月末の相場を見てみましたが、それほどの暴落は見られませんでした。
というか、普段から優待内容が良い割に安く出回っている、という印象ですね・・・。

 

往復で使うなんてもったいない!

優待券は片道で使うのがミソ!

株主優待券は、どこの会社も
「片道きっぷ1枚につき1枚の優待券が有効」となります。

なので
「往復であれば、優待券は2枚必要」だし
「片道きっぷだけで旅行できるなら、優待券は当然1枚だけあればオーケー」ということになります。

だったら
「片道きっぷ1枚だけで旅行できれば、格安の旅行が出来る!」
という結論になりますね。

 

実は
「片道きっぷ1枚で、実質往復旅行が可能な方法」もあるのです!

「具体的にどんな風にするの?」
それは、以下のリンク記事をご覧くださいね!

往復より片道がお得?JRの「一筆書き切符」の仕組みとは? この記事を読むと、こんなことがわかります ・一筆書ききっぷの意味と、なぜ安くきっぷを買えるのか?その理由がわかります ...

以上のリンク先で紹介する方法は、JR東日本・西日本・九州で有効な方法です。
路線エリアの関係上、JR東海では使えない方法なのでご了承ください・・・。

 

ということで、6月にだっていいコトはあるのです。
今年の6月連休は、お得な鉄道旅行を堪能するのはいかがですか?

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