きっぷのルール

サンライズ号料金を格安で!ノビノビ座席と新幹線乗継割引

サンライズ

※庶民向け寝台特急「サンライズ号」。
とはいえ、決して安くはない。極限まで安く乗る方法はないものか・・・?

 

こんにちは。
鉄道旅行で日本中を旅するのが大好き「てりん」と申します。

 

いまや貴重な存在となった寝台特急。

 

数十万円単位のお値段がかかる「超豪華寝台特急」が流行っている中で
「庶民でも乗れる特急」として頑張っているのが

「寝台特急サンライズ瀬戸・出雲号」。

 

 

「でも、お高いんでしょう?」

 

そんなみなさんの声にお答えして
お値段は、なんと・・・

 

 

出発地や乗る個室の種類によって値段が変わるのでなんとも言えないですね)^o^(

 

「なんでもいいから、とにかく、できるだけ安く乗ってみたい!」

 

そんなあなたにオススメなのが

 

「新幹線の乗継割引でノビノビ座席に乗る」です。

 

パッケージツアーや、期間限定などの特殊なきっぷではないので、いつでも使うことができるテクニックです。

 

まずは
「ノビノビ座席とはどんなもの?」
「新幹線の乗り継ぎ割引とはどういう制度?」
この2点についてお話ししましょう。

ノビノビ座席とはどんなもの?お値段は?

カーペットで雑魚寝(でも夜行バスよりずっと楽?)

普通、サンライズ号を利用する場合
「フカフカの、普通の家やホテルのようなベッドが備え付けられている、カギ付きの個室」を予約することになります。

寝台個室と呼ばれますね。

 

一方、ノビノビ座席とは
「カーペットが敷かれた固い床の上に、雑魚寝する」
そんな座席です。

イスではないので、そもそも「座席」ではないのだけれど、便宜上そう呼ばれています。

とりあえず、寝っ転がって体を伸ばせるので、「ノビノビ」と呼ばれるわけですね。
その快適さは、夜行バスとは比べものになりません。

 

サンライズ ノビノビ※ノビノビ座席の上段

 

設備的には、ブランケットがあるくらいです。

また、隣の人とは、頭の部分が隠れるくらいの仕切りがあるくらいで、プライバシーという面でもあんまりよろしくはありません。

 

その代わり、とってもお安い。
もっとも安い個室である「ソロ」と比べても、片道6000円くらい安くなります。

ノビノビ座席が安いというべきか、個室が高いというべきか・・・。

 

「とにかく、夜行列車に乗って旅をしてみたい!」
そんなあなたには、断然オススメです。

ノビノビ座席のお値段は?計算方法は?

ちなみに、ノビノビ座席の特急料金の計算のしかたですが
この料金表(A特急料金)をもとに計算します。

 


実際に乗る駅間の距離を調べて、「指定席特急料金」の項を見れば、ハイおしまい。(表の値段は2019年7月現在のものです)

 

実際に支払う金額は
「特急券の料金+JRを利用する区間の乗車券の運賃」です。

特急料金は、時期によりプラスマイナス200円値段が変わります。
駅間の距離は、ヤフーやジョルダンなどの乗り換え案内でカンタンに調べられます。

 

主な区間の料金(片道の総額・通常期)

●東京~出雲市
15750円(乗:11990特:3760)

●東京~高松
15070円(乗:11310特:3760)

●東京~岡山
14240円(乗:10480特:3760)
※東京~岡山間の「のぞみ」自由席は16300円

●東京~大阪(東京行き列車のみ大阪駅に停車)
12180円(乗:8750特:3430)
※東京~大阪間の「のぞみ」自由席は13620円

上記の区間は、片道が601キロ以上です(東京~大阪間をのぞく)
そのため、乗車券部分は往復割引が適用されますよ!

関連記事:歴史を知ればよく分かる!JR新幹線在来線特急乗継割引とは?

新幹線の乗り継ぎ割引とは?

新幹線の乗り継ぎ割引とは
新幹線と在来線の特急を、特定の駅で原則として当日中に乗り継ぐ場合、在来線の特急券の値段が半額になるという仕組みです。
(東京駅、品川駅などは対象外)

 

サンライズ号が停車する駅で、乗継割引が使用できる駅は

「熱海」「静岡」「姫路」「岡山」です。

 

あくまでも「停車時刻などを考慮し、サンライズ号に乗る際に乗継割引を適用できる駅」を記載しています。
この記事は「浜松駅」は乗継割引の対象外としています。理由は補足として後述。

 

あえて乗継割引を利用して安くする?

例えば、大阪駅と金沢駅を結ぶ特急
「サンダーバード号」の自由席の特急券の値段は2380円です。
(実際にサンダーバード号に乗るためには、この他に乗車券を買う必要あり)

これを、仮に新大阪から京都まで新幹線の自由席を利用して、京都駅でサンダーバード号に乗り継ぐ(乗り換える)場合、トータルの値段はこのようになります。

 

●新大阪〜京都の新幹線の特急券
860円

●京都〜金沢のサンダーバード号の特急券 1190円
(本来は2380円だが、新幹線との乗り継ぎ割引で半額になる)

合計 2050円

 

このように、大阪駅から通しでサンダーバード号に乗るのに比べて、330円安くなるわけですね。
こうやって、トータルの特急料金を安くすることができるのです。

 

指定席の場合でも、特急料金の総額が半額になるので、定価に比べてさらに割安になりますね!(新幹線は自由席、特急は指定席という組み合わせでもオーケー)

 

サンライズ号の「特急料金」にご用心!

なお、この割引はあくまでも特急料金にのみ適用され、寝台個室の利用料金には適用されません。

 

どういうことかというと
乗り換え案内でサンライズ号の料金を検索すると、こんな感じに表示されます。

「特急料金 9390円」となってますね。
なので、乗り継ぎ割引をすると、この9390円がまるまる半額になると勘違いしがちですが、そういうわけではありません。

 

実は、この9390円の内訳はこのようになっています。

 

●寝台個室「ソロ」の個室料金: 6480円(乗車区間にかかわらず一律の値段)
●特急料金 :2910円(東京~大阪を利用する場合)

ということで、なぜか乗り換え案内では
「ソロ」という一人用個室を使った場合の値段が表示されるのです。

ここでいう特急料金とは、「各駅停車や快速に比べてスピードが速い(所要時間が短い)ので、そのサービスに対する料金」です。
個室料金はズバリ「個室を利用するサービスに対する料金」ですね。

 

なので、この場合半額になるのは
特急料金2910円の部分のみとなり、2で割って1455円。
下1ケタは切り捨て(0にする)ルールになっているので、1450円となります。

 

つまり、乗り継ぎ割引適用後の料金は
1450+6480=7930円となるわけです。

 

「あれ?東京~大阪の特急料金って3430円じゃなかったっけ?」とお気づきの方もいるんじゃないでしょうか。
実はノビノビ座席は予約制のため、その特急料金には「特急料金+指定席を確保するための料金(520円、通常期)」が含まれているのです。
いっぽう寝台も予約制ですが、寝台個室は寝台料金のほうに「指定席を確保するための料金」が含まれているので、その分特急料金は指定席分の料金が引かれているのです!

 

以上を踏まえた上で、さっそく本題に入りましょう。

ノビノビ座席を極限まで安く乗る方法!

新幹線の乗継割引で格安に!

ノビノビ座席は、あくまでも普通の座席扱いなので、寝台個室ではありません。
ベッドがあれば寝台扱いになるのでしょうが、ノビノビ座席はあくまでもカーペットで雑魚寝をするだけなので、ベッドではないですからね。
よって、必要なのは特急料金のみです。
なので、まるまる全部半額になるわけです。

 

ここで、この2枚のきっぷを見ていただきたい。


これは、大阪からサンライズ号に乗り、早朝に熱海駅で降りて
熱海で新幹線に乗り継いで、小田原に向かうという特急券です。

 

本来の大阪~熱海間の特急料金3430円が半額になり、1710円に。
これに加えて、熱海から小田原までの新幹線の自由席特急料金860円が必要になるので
合計は2570円となります。

 

つまり、東京まで通しで乗るのに比べて
トータルの値段が860円安くなるわけです。

 

残念ながら、東京駅でJR東日本の新幹線に乗り換える場合には乗継割引が使えません。
そのため、熱海駅で乗継割引を適用することになった次第です・・・。

 

「いやいや、早朝に熱海で降りないといけないんでしょう?
東京までゆっくり寝て移動したいよ・・・」

 

もちろん、これはあくまでもテクニックの一例に過ぎません。
たとえば、東京から出雲市へ向かおうとしている人の場合でも、熱海で乗り継げば同じことができるわけです。

東京~出雲市のノビノビ座席特急料金3760円が半額になり、1880円。
小田原~熱海の新幹線の特急料金が860円で、合計の特急料金は2740円となり
トータルで1020円特急料金が安くなります。

 

サンライズ号が東京駅を出発するのが22時ジャスト。
熱海を出発するのが23時23分で、出雲市に着くのは翌朝の9時58分(2018年1月現在の時刻)
熱海からだと、サンライズに乗っている時間は1時間半くらい減りますが
朝はゆっくりできることには変わりないので、選択肢としてはアリなんじゃないでしょうか。

東京から小田原までは普通列車(湘南新宿ライン・上野東京ラインなど)を使って、小田原から熱海は新幹線を利用することになります。
乗換えが面倒であれば、熱海まで普通列車で乗り換え無しで行っても問題ありません。

気をつけろ!忘れがち「乗継割引と日付」のルール

乗り継ぎ割引は当日中に乗り継ぐのが原則ですが
在来線特急から新幹線に乗り継ぐ場合には、新幹線に乗るのが翌日になっても乗り継ぎ割引は適用されます。

 

よって、2月1日の夜に出雲市駅(高松駅)を出発するサンライズ号に乗って
翌朝の2月2日に熱海駅で降りて、そこで小田原までの新幹線特急券を買って乗り継ぎ・・・ということも可能です。

 

ただし、逆に新幹線から寝台特急への乗り継ぎは、当日中でないとダメです。

たとえば、2月1日の三島から静岡までの最終の新幹線に乗り
2月2日夜0時20分に静岡駅を発車するサンライズ号に乗り継ぐ場合、日付が変わってしまっているので乗り継ぎ割引は適用されないわけです。

この点はややこしいですが注意しましょうね。
(新幹線は、日付が変わる前(午後11時59分)までに全ての営業が終了します)

補足:浜松駅は乗継割引の対象外とする理由

下りの「サンライズ」(出雲・高松行き)は、夜中の1時12分に発車します。
そのため、当日中に新幹線との乗継ができないため、対象外となります。

上り(東京行き)は浜松駅には停車せず、静岡駅に4時40分に出発します。
ということは「浜松→静岡」の新幹線自由席特急券と、静岡からの「サンライズ」との特急券で割引が適用されることになります。

ただ、それは「当日の新幹線で朝4時40分までに静岡駅まで行く」ことを意味し、かつ新幹線はどんなに早くても朝6時からしか走っていないため「ダイヤ的に不可能な乗継」となるので、仮に機械が発券可能だとしても(新幹線を自由席にすれば時刻は関係ないので)、係員さんに不自然さを指摘され売ってもらえない可能性があります。※機械で発券不可能な設定になっているかもしれません。

以上の理由から、浜松駅は乗継対象外としました。

 

本当に「極限まで安く乗りたい」なら乗車券も安くしよう!

ということで「極限まで安く、寝台特急サンライズ号に乗る方法」でした。
今回は特急料金に関してのみの話でしたが、JRの特急に乗る場合には、特急料金に加えて乗車券も必要です。

乗車券と特急券の違い

●乗車券・・・新幹線に乗ろうが通勤電車(鈍行)でのんびり進もうが、JRで移動するために絶対必要なきっぷ。
普通列車(各駅停車、快速)に乗る場合は、これだけ持っていれば大丈夫。

●特急券・・・新幹線や特急に乗る場合、実際に乗る区間の分だけ、乗車券に上乗せして買わないといけないきっぷ。
新幹線や特急に乗る場合には「乗車券+特急券」という組み合わせのきっぷが必要。(1枚のきっぷにセットになっている場合あり)

そこで、さらにサンライズ号にとことん安く乗るためには
乗車券を安くするテクニックもあわせて利用する必要があります。

 

そのテクニック・・・

は、いっぱいあるので、ここでは書ききれませ~んっ!!

 

というわけで、以下の記事でそのへんもマスターしましょうね!

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