列車の運行情報などでよく耳にする
「振替輸送」と「代行輸送」
という、2つの言葉。
同じように思えますが
2つの言葉に、違いはあるんでしょうか?
それぞれの意味やルール
そして(どうでもいいですが)
どっちの方が利用客にとっては辛いものなのか?
まで、いろいろ解説していきましょう!
「振替輸送」「代行輸送」言葉の違いは?
よくよく辞書で意味を調べてみると
言葉としては、どちらも同じようなニュアンスを持つようです。
一般的には
以下のように使い分けます。
・振替輸送
電車が運休になった場合、似たようなルートを走る他の鉄道路線に乗って目的地まで行くこと。
(つまり、電車から電車に乗り換える)
・代行輸送
電車が運休になった場合、バスやタクシーなどを使って、電車が走れない区間を移動し、目的地まで行くこと。
(つまり、電車から別の乗り物に乗り換える)
いろいろな鉄道路線が走っている都会では「振替輸送」
鉄道路線が少ない地方では「代行輸送」
が多くなります。
「振替輸送」「代行輸送」きっぷ代は違う?
どちらであっても
「運休になった鉄道路線のきっぷ代」
だけで移動が可能です。
先日、JRに乗って紀伊半島を旅行したときに
大雨で運休になってしまい、約60キロの区間を代行輸送(タクシー)で移動することになりました。
代行輸送中も、タクシーのメーターは回り続けていて
28800円という、個人的には見た事がない高額になっていましたが
タクシー代はJRに請求されるので、お客さんが払う必要はありません。
もともと持っているきっぷの代金だけで、乗ることができましたよ( *´艸`)
おしゃべり好きの運転手さんが、名所を案内してくれたりしたので
個人的には、すごくお得な気分でした・・・( *´艸`)
言葉の覚え方(覚える必要はないけど)
2つの言葉の違いを覚えないといけない・・・
という人はほとんどいないと思いますが
僕は「代行タクシー」
という言葉で、覚えています。
車で居酒屋まで来店して、お酒を飲んだ人が手配する、アレですね。
「代行=電車以外」
ということが、すぐに思い出せるので便利です。
いや、いちいち気にしなくてもいいんですけどね、日常生活では・・・。
「振替輸送」「代行輸送」どっちの方が辛い?
最後は、もうほとんどネタですが。
「振替輸送」「代行輸送」
どっちのほうが、辛い(シンドイ)んでしょうか?
振替輸送の特徴
・人身事故などでよく起こるので、その日限りのことが多い
・通勤・通学ラッシュ時に起こると、地獄絵図と化す
・いつも使う駅とはかなり離れた駅で降ろされることもある
つまり
「瞬間的に、かなり辛いものが来る」
のが、振替輸送の特徴ですね。
さほど、良い点というのが見当たりません。
いっぽう、代行輸送は
代行輸送の特徴
・台風などの災害で起こることが多く、長期間にわたることが多い
・交通事情により、想定以上に遅れることがある
・リムジンバスに乗れたりするので、いつもより快適だったりする(こともある)
「長い期間、じわじわと辛いものがくる」
のが、代行輸送の特徴といえるでしょう。
個人的には、長期間という点で
「代行輸送」の方がシンドイと思います。
一番最悪なのは
「人身事故が多発し、毎日のようにラッシュ時に振替輸送になる大都会」
ですけど・・・( ;∀;)
最後は、なんとなく
「自殺防止の啓蒙」みたいなまとめになってしまいましたが・・・。
悲しい事故も、大きな災害も無く
平和な日々が訪れることを祈りつつ、幕を下ろしましょう・・・。
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