一筆書ききっぷの旅

世間一般とは違う?鉄道きっぷの「一筆書き」の正しい意味

このブログでは
「一筆書ききっぷ」について
何度も扱ってきました。

 

※一筆書きをする女の子とネコ。

 

一筆書きを表現するのに
この、かわいらしい絵を使うことがあるのですが

ある日、絵を見ていて
ふと、気づいたことが・・・。

 

あれ?
この木って、思いっきり線が重なってない・・・?

 

 

・・・。

 

ワイらの知ってる
「一筆書き」とは
違う世界線やっ!!

 

どうやら
我々の?「一筆書き」と

世間一般の「一筆書き」は
パラレルワールド・・・というか
定義が違っているようです。

 

そこで
「一筆書き」を改めて、まとめてみたのがこの記事でございます。

 

以下の「一筆書きの定義」は
Wikipediaの記事を参考にしています!
「違う!」という場合は
ウィキを書き直してね★

 

広い意味での「一筆書き」

一度も紙からペンを離さずに描ける絵の事。
同じ線を2度なぞっても良い。

 

※広い意味での一筆書きの例。
1から5の順番に書けば良い。
とにかく、ペンが紙から離れなければOK。

 

こんな簡単な一筆書き
クイズで見たいことないけどね・・・。

 

狭い意味での「一筆書き」

一度もペンを離さずに描ける絵で、なおかつ同じ線を2度なぞってはいけない。
ただし、点で交差するのは良い。

 

これがもっともポピュラー!
日常会話で「一筆書き」が出てきたら、これのことだね!

 

 

※狭い意味での一筆書きの例。
点Aで、線が交差している。
さっきの「木」も、構造は同じ

 

これが、世間一般でいう
「一筆書き」です。

 

つまり
鉄道で使われる「一筆書き」とは異なるので

上記の図のような片道乗車券は
作ることができません・・・!

 

鉄道で使われる「一筆書き」

「狭い意味」よりも、もう一つ条件が加わって

 

一度もペンを離さずに描ける絵で、なおかつ線が重なってはいけない。

さらに
点で線が交差してもいけない!

ただし
交差する直前で線が止まるのは良い(=完全な輪になる)

 

 

 

町田行ききっぷ町田行ききっぷ※輪になっていても、きっぷ的には「一筆書き」として成立する。
そのため、このような「町田発町田行き」という片道きっぷも作れる

 

 

※一筆書ききっぷとして成立しない例。
(新横浜→八王子→新宿→東京→新横浜→横浜)
点(新横浜駅)で線が交差する形になるのでダメ。

 

 

※一筆書ききっぷとして成立する例。
(横浜→新横浜→八王子→新宿→東京→新横浜)
輪ができあがったところで止まっているのでOK。

 

「先に輪を作ってしまったら、それ以上は進めない」
と覚えておきましょう!

 

まとめると

「鉄道用語としての「一筆書き」は
線が点で交差してはいけない、特に条件が厳しいやつである」

 

以上

世間でいうところのものとは少し違う

鉄道用語としての
正しい「一筆書き」
のお話でした。

 

Wikipediaでは
「ハミルトン路」に近い
との記述がありましたが・・・

ハミルトンとか
よくわかりましぇん( ; ; )

わかる人は、それに近いと
考えてください・・・?

 

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