きっぷのルール

慣れた人ほど注意!?18きっぷのワープのやり方や落とし穴

18きっぷで、のんびり各駅停車の旅・・・
と言えば、聞こえはいいけれど

 

各停しかなくて時間かかるし接続悪いし
ロングシートばっかりで
腰も首もつらいしぃ~・・・

 

ええ、手に取るようにわかります。
あなたの苦しみが・・・。

 

18きっぷの旅だからといって
普通列車しか乗ってはいけないというルールはありません。

一部区間をワープして
より快適な18きっぷ旅を手に入れてみませんか?

 

18きっぷのワープってなに?

※新幹線ではない「特急」の代表格「あずさ」
(在来線特急などと呼びます)

 

18きっぷのワープとは

「普通列車(鈍行)だけで移動するのが大変なとき、一部区間だけ別料金を払って特急(新幹線)を利用すること」

 

これにより

・目的地への到着時間を早くする
(移動時間を短くする)

・普通列車に乗ってると苦痛な区間(各停しかなく遅い、景色が退屈、椅子が固くて腰に辛いなど)を、特急に乗って快適にパスできる

 

といった効果を得ることができます
(具体的な、おすすめするタイミングについては後述)

 

 

どうやってワープするの?


↑の18きっぷの他に

 

特急・新幹線に乗りたい区間の分だけの乗車券+特急券を買えば、その区間だけ乗ることができます。

 

※岡山~相生の区間だけ、新幹線に乗りたかったときに追加で買った乗車券&特急券。
駅の自販機で普通に買えます

 

 

「18きっぷも乗車券の一種だから、特急券だけ買えばいい」
と思っている人がたまにいるけど

18きっぷは普通列車にしか効力がないので、特急・新幹線にとっては紙切れ同然よ!

だから、特急・新幹線に乗る区間の乗車券も
追加で買わないといけないのです。

 

 

どんな時にワープしたらいい?

 

<おすすめのワープ理由5選>

・特急の所要時間が短く、料金も安い区間
(新幹線の静岡~浜松間など)

・在来線が遅く、しかもロングシートしかないなど劣悪環境な区間
(新幹線の静岡~浜松間など)

・特急自体はそれほど魅力的ではないが、到着駅での普通列車への乗り継ぎがめちゃくちゃいい場合

・普通列車だけだと乗り継ぎが最悪な場合

・特急自体が観光の要素を含んでいる場合
(横浜~熱海間だけ「サフィール踊り子」に乗ってみたい、など)

 

1つめのおすすめ理由
「特急の所要時間が短く、料金も安い区間」
の代表格は

「新幹線の、隣同士の区間で結構距離があるところ」です。

「三島~静岡」「静岡~浜松」
「相生~岡山」「小倉~博多」

などが代表的ですね。

そのため、だいたいワープの話になると
この区間の話になります。

 

隣同士の新幹線の駅は
距離の割に特急料金が割安に設定されているのよ!

 

静岡~浜松間には、あいだに掛川駅がありますが
掛川は後からできた駅なので、料金的には静岡~浜松は隣の駅同士という扱いのままです。

 

もっと言うと

だいたい、ワープの話は
「三島~静岡」「静岡~浜松」
この区間の話題に絞られます。

それは、2つ目の理由
在来線が遅くて、しかもロングシートしかないなど劣悪環境な区間
にも該当するから・・・

 

おや、誰か来たようだ。

三島~浜松間を

・三島~浜松の乗車券
(2310円)
・三島~静岡の自由席特急券
(990円)
・静岡~浜松の自由席特急券
(990円)

この3枚のきっぷを使って
一気に「ひかり」で移動する時。

これこそ
「18きっぷワーパー」が
一番カタルシス(魂の浄化)を感じる時ではなかろうか?

※この区間は自由席特急券を2枚に区切ることで、トータルの料金が安くなります

 

 

ワープ慣れした人がハマりやすい落とし穴とは?

JR特急料金(在来線)は
200キロ以下の距離だと、50キロごとに上がっていきます。
(例外の区間あり)

なので、同じ特急なら
乗る距離が101キロでも149キロでも、特急料金は同額ということです。

 

なので、ワープに慣れてくると
体が勝手に(?)

特急料金が切り上がるギリギリの距離を狙って特急に乗車しようと考えます。

 

↓の乗り換え案内のスクショを見てください。

これは、兵庫県の城崎温泉から大阪駅まで行くときに
一部区間をワープしようとして検索したものです。

 

この時は
城崎温泉から兵庫県の三田(さんだ)まで特急「こうのとり」を利用しようと考えました。

 

三田まで行けば
大阪行きの普通列車が頻繁に来るということ

そして何より
「乗車距離が142.3キロなので、特急料金のコスパがめっちゃ得だと考えてしまった」のです。

 

そのあとに考えたのが
三田より手前の、篠山口駅まで特急を利用するパターンです。

 

乗車距離が117.6キロなので
三田よりも30キロ以上も乗る距離が短いのに、特急料金が同じ。

なんか、コスパ悪そうですね・・・。

 

ところが
乗り換える普通列車の、大阪駅への到着時刻を調べてみると

 

どっちにしても
乗る列車同じやん~
(=大阪駅に着く時刻一緒)

 

運賃+特急料金を比較すると

・城崎温泉~三田
4590円
・城崎温泉~篠山口
3930円
(ともに通常期指定席)

660円も差が出るし

三田で下りると、10分くらいホームで待たないといけないし
(篠山口ならすぐ列車内に入れる)

これなら、篠山口でさっさと下りたほうがいいやん~!
と、なるかもしれません
(僕はなりました)

 

ワープする区間は
多角的な視点で検討しないといけないのね。

思ったより奥が深い・・・?!

 

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