さまざまな魅力が詰まった
鉄道の旅。
数ある魅力の中でも、僕が一番素晴らしいと思っているのが
『途中下車』という制度です。
詳しいことは
こちらの記事にまとめておりますが
簡単に言えば
『1枚のきっぷで、色んな駅に寄れる』
ということ。
せっかく、途中下車という
他の公共交通機関にはかなわない
素敵な魅力があるのだから
それを、ただ自分が楽しむだけでなく
さらに、存分に生かすことはできないか?
と、考えてひねくりだしたのが
『途中下車して各地でお土産を少しずつ買い足して、オリジナルのお土産パックを作ろう!』
もくじ
東海道てんこもりのお土産
実行したのは
2023年のゴールデンウィーク
大阪から東京に向けて旅した時のこと。
主に東海地方で
色々お土産を買い足して行って
ひとつの箱に詰め込んでみました。
名付けて
『東海道アソートパック』
今回詰め込んだのは
・名古屋『小倉トーストラングドシャ』
・豊橋『うずらサブレ』
・静岡みやげ『こっこ』
・静岡限定『源氏パイ ピアノブラック』
・駿河湾桜えびせんべい
・『東京ばな奈ラッコ(コーヒー牛乳味)』
※箱が小さかったので全部は見えないかも。適度な大きさの箱を用意するのも忘れずに。もちろん複数の箱に分けて詰め込んでも良いでしょう
仮に、東京の友達に渡す・・・
なんて場合は
地元(僕の場合大阪)の
お土産を詰めるのも忘れずに。
今回は
大阪の職場の皆さんにおすそわけしました。
このアソートパックの良いところ
(特に、職場などたくさんの人に向けて渡す場合)
・色々なものを少量ずつ詰め込むので、みんなが好きなものを選べる
(アレルギーで食べられないなどのリスクも低減できる)
・いろんな場所のお土産を詰め込むので、普段あまり喋らない人にも
『すごい!どこ行ってきたんですか?』と言われて、話のきっかけができやすい
※個人的にはこれが一番うれしかった
・自分で1個ずつ試食してみると、思いがけず美味いものに巡り会える
(今回は、駿河湾の桜海老せんべいが期待値を遥かに超える美味さで感動しました)
・『お土産を買う』という、人によっては大して面白くない作業が楽しくなる
このアソートパックの悪いところ
・旅行中の荷物がかさばる
(帰りに1箇所でまとめて買うということができない)
・数をバランスよく買うのが難しい
(今回の場合、小倉トーストラングドシャは20枚くらい入ったけど、東京ばな奈は8個しかなかった、でもレア感が出てむしろ良いという意見もある)
・箱の用意が難しい
(大きい箱を1つ用意しようとすると、そのお菓子だけめちゃくちゃ数多くなったりする。もっとも、小さい箱複数に詰め込んでも問題はないと思うが)
普通のお土産を買うのに飽きた方
一度は、こんな変わった買い方をしてみるのも楽しいんじゃないでしょうか?
途中下車でお土産を買うためのヒント
途中下車でお土産を買うにあたって役に立つ(かもしれない)、きっぷのルールをまとめました。
1.新幹線は、改札を出なければ特急券を買いなおす必要はない
例:東京から新大阪へ向かう際に、名古屋駅で下車し、改札内のお土産屋でおみやげを買っても、東京→新大阪の特急券1枚で済む(買い足す必要なし)
途中の駅で『のぞみ』から『こだま・ひかり』に乗り換える(あるいはその逆)人のためにできたルールです。
もっとも、この場合
改札の外に出ていないので厳密には『途中下車』ではないのですが・・・。
※在来線特急は、駅のホームに下りた時点で終了(再度特急券の買いなおしが必要)なので注意!
2.新幹線経由の乗車券でも、在来線に乗れる(その逆も可)
東京→大阪の乗車券は
新幹線経由と書いてあっても、在来線に乗れるし
在来線経由と書いてあっても、新幹線に乗れます。
つまり、1枚の乗車券で
在来線も新幹線もどっちに好きに乗ることができるのです!
(もちろん、新幹線に乗る区間は特急券が必要。また、途中で引き返したりしてはいけない)
これは
『基本的に、新幹線とJRの在来線はきっぷのルール上同じ路線として扱う』
というルールにのっとったものです。
これで、1枚の乗車券でいろんな町に行きやすくなりますね!
ただし、新下関~博多間など
新幹線と在来線では別の路線扱いされている区間もあるので要注意!
名古屋・米原間や新大阪・西明石間など、間に新幹線しか停車しない駅をはさむ区間は、在来線と別の路線扱いとなっています。が、選択乗車というルールのおかげで、結局どっちでも好きな方に乗ることができます。
3.特急券は、乗りたい区間だけ買えばOK
特急券は、新幹線や特急に乗りたい区間だけ買えばOKです。
たとえば、東京から大阪へ行く途中に京都で途中下車する場合
京都から大阪まで普通の電車(新快速など)に乗るのであれば、わざわざ京都~新大阪の特急券を買い足さなくてもいいので、追加料金が発生しません。
あらかじめ京都でお土産を買う段取りを組んでおけば、余計な追加料金を払わなくても済むわけですね。
もう少し応用すると
東京から浜松までは新幹線、浜松から名古屋までは(新快速などもあり割と早く移動できるので)在来線、名古屋から京都までは新幹線・・・
と、在来線の区間を延ばすことによって、特急料金を抑えつついろんな町に寄ることができます。
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