今回は
「とことん安く鉄道の旅を楽しむための、鉄ちゃんが押さえておくべき年間スケジュール」のお話です(主にJRの旅のみですが)
デキるビジネスマンにでもなった気分で
ぜひ、鉄旅の年間スケジュールを組んでみてはいかがでしょうか?ヾ(*゚∀゚*)ノ
春・夏・冬休みの初め頃に18きっぷの旅
毎年、学生の長期休暇の時期に使える「青春18きっぷ」。
たとえば
2019年夏の18きっぷの期間は、以下の通り。
発売期間:7月1日~8月31日
利用期間:7月20日~9月10日
7月1日から早くも金券ショップに未使用の18きっぷが出回り
9月10日の最終利用可能日まで、店頭などで流通しています(最終日まで店頭に残っているのは珍しいですが)
大阪のある金券ショップで
未使用の18きっぷを、11400円で買うことができました(2019年7月)
未使用(5回分)の定価は11850円(当時)なので、450円もお得ですね。
(定価だと1回分あたり2370円)
金券ショップで未使用の18きっぷを買うと
一部のお店では「買取(返金)サービス」を受けることができます。
これは
18きっぷ利用期間中に、未使用の18きっぷを買ったのと同じお店に、使用済みの18きっぷを売りに行くと、通常より割増で買い取ってくれるサービスです。
利用期間中の早い段階で売りに行くと、結構高い値段で買い取ってくれます。
残り期間が長いほうが、お店としても売りやすいからですね。
※大阪のある金券ショップで未使用の18きっぷ(11400円)を買ったときにもらった紙。
この紙を持って同じお店に行き使用済みの18きっぷを売ると、残り回数と売る日によって決まった金額で買い取ってくれる。
もし8月19日に残枚数2回分(3回使用済み)の18きっぷを売ると、5000円で買い取ってくれる。通常の買取より少し割高で有利だ
僕は2019年の夏
お盆期間中に、3回分18きっぷを使う予定です。
8月19日(お盆明け)までにお店に行けば、残り2回分は5000円で買取してくれます。
11400円-5000円=6400円
6400円で3回分利用できたことになるので
6400÷3=約2133円
1回あたり、定価の2370円に比べると236円得になるのです!
さらに!
7月29日までに3回分使用し、売りに行けば残り2回分を6200円で買い取ってくれるので
11400円-6200円=5200円
5200円÷3=約1733円
定価と比べると
1回あたり、なんと636円もお得に旅ができる!!
とんでもなく安いですねヾ(*゚∀゚*)ノ
つまり
利用期間の最初のほうに何回か18きっぷを使用し、お店に買取してもらえばかなり安く旅行ができる!!
というわけです。
「いやいや、長い休みだしもっとたくさん旅したいよ!」
だったら
「シーズンの後のほうは、金券ショップで定価より安く買った未使用の18きっぷをフルに使う」でオーケー。
また、仮に5回分使う予定がある場合
1枚の18きっぷを使い切るよりも、2枚の18きっぷを2回/3回に分けて使って
シーズンの早いうちに金券ショップやヤフオクなどで売ると
とってもオトクになります。
関連記事
>>>18きっぷは2枚以上買って分けて使えばお得で安い!?
7月にはJR株主優待券の旅
JRの株主優待券は、6月1日に新しい年度に切り替わります。
そのため
前年度の優待券は毎年5月31日の使用期限を過ぎると紙切れになるため、その直前になると金券ショップやネットオークションなどで安く出回ります。
(2023年度は、各社使用期限が6月30日までになりました)
たとえば、JR西日本の優待券の場合
普段1枚5000円くらいで売られているものが、5月のゴールデンウィークがあけるとネットなどでは1枚2500円~3000円くらいで出回るようになります。
(2023年はこれが1か月くらいズレそうです)
西日本の優待券は「片道のきっぷ代が50%引き」になります。
一筆書ききっぷを活用すれば、6月に激安の鉄道旅が可能に!!
優待券の使用期限とは「窓口で優待割引できっぷを買える期限」であり、きっぷの買い方のルールは普通にきっぷを買う場合と同じです。
よって「旅行開始日の1ヶ月先までのきっぷが買える」というルールにより、6月30日に窓口へ行っても、7月30日旅行開始までのきっぷを買うことができる(=7月中のきっぷを買うことができる)わけです。
東日本は「お先にトクだ値」が優秀すぎるので
優待券を使うよりもそっちを買ったほうがお得な場合も多いですが・・・(ノω;`)
関連記事:6月は格安鉄道旅行のチャンス!相場下落のJR株主優待を活用しよう
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社会情勢も敏感にチェック!
2020年に始まったコロナショックで
半強制的に人々が旅に出れないという異常事態が発生しました。
緊急事態宣言の解除後も
旅に出る人の数はぐっと減ってしまい・・・
これにより
旅行券の需要が激減し
通常
金券ショップで980円前後で売られているはずのJTB旅行券が
925円にまで暴落する事態になったのです・・・!
※1000円のJTB旅行券が、1枚925円にまで下落
(大阪の金券ショップのメッカにて)
この旅行券を使って
定価12050円の18きっぷを
11140円で買うことができました。
ホクホク。
旅行券だけでなく
リーマンショック級の不況など
『旅行なんかのんきに行ってる場合じゃない!』
そんな時には
株などが暴落し、将来大きな利益(旅行代)を得られる大チャンスでもあります。
デキる鉄ちゃんは
社会情勢も、大きなチャンスととらえ行動しましょう。
消費増税時は、前月中にきっぷを買う
消費税が上がる時には
確実に鉄道のきっぷ代も上がります。
2019年10月1日に消費税が8%から10%に上がりますが、国が定める「消費税に係る経過措置」というものがあり
9月30日までに窓口できっぷを買えば、旅行開始日が10月1日以降の分でも8%の価格で買えます。
ですので
消費増税の前日までに長距離の一筆書ききっぷなどを買い、お得に鉄道の旅を楽しみましょう!
※2019年9月4日に買った、10月1日から使用開始のJR乗車券。
お値段は消費税8%時代のまま
消費税が上がるのは、たいてい4月です。
「18きっぷが使えないゴールデンウィークなどに長距離きっぷを買うなら、3月31日までに買うのがオトク!」ということですね。
これ以上消費税が上がらないことを願いますが、なかなか回避は難しそうなので覚えておきましょう・・・(ノω;`)
関連記事
>>>最長片道切符の旅をあきらめた大人たちへ
まとめと関連記事
・長期休暇シーズンの初めころに18きっぷの旅を3回くらいする。
買取(返金)サービスを利用し格安の旅を!
・5月のGW明けから、JRの株主優待券を安くゲット。
一筆書ききっぷなどで格安鉄道旅行!
>>>6月は格安鉄道旅行のチャンス!相場下落のJR株主優待を活用しよう
・消費税が上がる月は、前日までにきっぷを買っておこう。
せっかくなので2、3週間旅ができる「長距離一筆書ききっぷ」の手配を!
>>>増税前に!JR一筆書ききっぷ2000キロ!ラーメンまみれの旅