物価高・給料が上がらない
そんなニュースを見るたびに
「一生懸命働いている人が、経済的に報われない世の中はおかしい!」
と、思う反面
経営者は、従業員をできるだけ安く使って自分たちや株主に利益を還元するのが使命
これが資本主義なのだから
実は仕方のない流れなんだよね・・・と
内心では思ってます。
カンのいい方なら
もうお気づきですね?
労働者(サラリーマンなど)しながら
経営者にもなる・・・のは
だいぶハードルが高いけれど
労働者しながら株主になって利益を分けてもらうことは、お金さえ出せば誰にでも
できること!
これで、経済的な不自由を少しでも無くしていくのがハッピーへの近道!
(FIREを目指す必要は無し。生活が少しラクになれば良い)
今回は、僕自身がNISAを使ってどんな感じで株主として配当をもらっているか?を書いていきたいと思います。
正確には特定の企業の株主になるのではなく、株に投資している投資信託を買うことで間接的に配当をもらっているのですが。
2024年からは、今のNISAがさらにパワーアップして新NISAもスタート!
このチャンスを見逃す手はないでしょう!!
NISAとは?
株や投資信託で得た利益が非課税になる制度(通常は利益の20.315%国に税金としてとられる)
投資をするか否かは、リスクのあることなのでその人次第だが、投資をするのならNISAを使わない理由は無い!!
※この記事で書いていることは、あくまでも過去のデータなどを参考にしたものです。未来も同じようになる保証はありません。
投資は自己責任!
このブログでは、簡略化のため
『配当金』と『分配金』
『投資信託』と『ETF』
は、同じものとして考えます。
詳しい違いを知りたい人はググレ!
私の新NISA活用法
僕の新NISAの使い方の
基本スタンスは
『投資信託を買って、年4回分配金を受け取る。基本的に分配金は投資信託の買い増しに使ってどんどん資産を増やしていくが、年1回(3月)の分配金だけは好きに使って旅行代にする』
旅行代に使うのが楽しいのは
言うまでもないし
分配金と楽天ポイントを足して、自分の財布(給料から払うお金)から1円も出さずに投資信託をたくさん買えたときの快感もタマラナイ!
僕が現NISAで買っていて
新NISAでも引き続き買っていく予定の投資信託は主に以下の3つ。
3つとも全て
米国の企業の株の詰め合わせパックです。
※配当利回りは全て2023.11.29時点
・SPYD(配当利回り4.89%)
配当率が高いし、1口5000円くらいから買えるので割とお手軽。
だが、とにかく配当をたくさん出す企業の寄せ集めなのでややリスクが高い。
・HDV(配当利回り4.37%)
配当率が高い&財務的に健全な企業の寄せ集めなのでSPYDよりは安心。ただ、1口約15000円かかるのでちょっと買いにくい
・VYM(配当利回り2.97%)
上記2つの投資信託に比べて配当率は低いが、詰め合わせている企業数が上2つに比べケタ違いに多く、長い目で見れば一番成長率が高いと考えられる。値段はHDVより少し高め
注:これらの投資信託は、厳密にはETFと呼ばれるものなので数え方は『1株』ですが、普通の株と混同してしまうので投資信託らしく『1口』と表現してます
米国関係のものばかり買っていますが
最近は、良い感じの日本株の高配当ETFも出てきたので、日本にもちょっとずつ投資していきたいと思っています。(米国関係だけ持ってると、円高になったら悲惨になるので・・・)
高配当投資信託vsインデックスファンド
インデックスファンドとは
『ある指数に連動する投資信託』
のことです。
日本人に一番なじみ深い指数は
『日経平均』
日経平均とは、日本の代表的な会社(計225社)の株価の平均を表しています。
『日経平均に連動した投資信託』
とは、たとえば
日経平均が3万円から6万円(2倍)になったら、連動して価格がほぼ2倍になる投資信託
という意味合いですね。
一般的にインデックスファンドは
他の投資信託に比べ長期間の運用成績が
優秀とされていて
維持費も安くて言うことなし!
とされています。
特にユーチューブなどでは
『全世界をフォローしたインデックスファンド(通称オルカン)』
『アメリカの株式市場に連動したインデックスファンド(ナスダック、S&P500など)』
これらを何十年も買い続ければオッケー!
という風潮が加速しています。
しかし、インデックスファンドには大きな弱点があります。それは
『配当(分配金)が一切出ない』
言い換えれば
『インデックスファンドを売るまでは、1円も手元にお金が戻ってこない』
分配金が出るインデックスファンドもありますが、長期間では配当が出ない方がトータルの運用成績は優秀になります。
よって世間が言うインデックスファンドは、ほぼ全て配当の無いものを指すと考えてよいでしょう。
加えて、派手に儲かることもなく淡々と積み立てていくだけなので退屈、という弱点もあります。
少しでもお金が戻ってくれば、好きなことに使えて楽しいんですけどね。
そして世間では
『インデックスファンドと高配当投資信託、どっちがいいの?』
という議論があちこちで起こっています。
『数十年後に(主に老後)できるだけ確実にたくさんの資産を残したいならインデックスファンド』
『毎年楽しい恩恵(配当)をもらいながら、それなりの資産を残したいなら高配当投資信託』
という感じですね。
無配当投資信託は住宅ローン以下?!
投資において大事なことの一つは
『毎月のキュッシュフロー(お金の流れ)を管理する』
一般的には
お給料が月に1回出ますから
お金に関することは、1か月単位で考えるのが基本でしょう。
毎月のキャッシュフロー
という点だけで見ると
20年間、毎月3万円の無配当インデックスファンドを積み立てるというのは
『20年間、毎月3万円が出ていくだけ』
ということになります。
20年後、ファンドを売却するまでは手元にお金がまったく入ってこないですからね。
何十年も毎月お金が出ていくだけなんて、まるで住宅ローンみたいですね。
いや、住宅ローンは現に住みたい家で暮らしているのだから、はるかにマシかもしれません。
別にインデックスファンドの悪口を言いたいのではなくて
それくらい、インデックスファンドを何十年を積み立てるという行為は過酷だと言いたいのです。
僕だって、本当はインデックスファンドだけ買って効率的にお金を増やしたい。
けど、多分自分には過酷すぎてムリとあきらめているから、あえて高配当にシフトしているのです(余ったお金でちょっとずつインデックス買ったりはするけど)
投資はいつから始めるべき?
インデックスか?高配当か?
どちらをメインにするかは
各自で判断することです。
でも、もしあなたが何十年と時間をかけて長期投資をするつもりなら、今すぐにでも始めるべきです。
今日、今すぐ始めるのがベスト。
今がバブルとか、株価が割高とか
それすらも関係ありません。
長期投資のバイブル本
『敗者のゲーム』には
あまりにも、あまりにも衝撃的な過去の事実が書いてあります。
それは
1980年から2008年までの28年間
S&P500(アメリカの優秀な500社の株価指数)に投資していた場合
ベスト30日を逃しただけで
毎年の収益率が11.1%から
5.5%に激減してしまった・・・
『ベスト30日を逃す』とは
どういう意味かというと
S&Pが1日でめちゃくちゃ上がった日(28年間のうちの上位30日)に投資信託を買っていない(持っていない)状態だった、ということです。
めちゃくちゃ上がった日の前日に投資信託を売ってしまい、めちゃくちゃ上がった日の次の日に買いなおしてた、ということですね。
つまり
28年間、土日を除いた約7200日間のうち
たった30日間(約0.4%の日数)
投資していなかっただけで
収益率がほぼ半分に!!
(資産は複利で増えていくので、実際の差は半分どころじゃなくもっと開く!!)
たとえば
1980年に100万円を投資して
2008年までの28年間複利で運用していたとします。
さきほどのデータをもとに
計算サイト(カシオのホームページ)で計算してみると
年11.1%の収益率なら、28年後には
資産は2059万円に増えるはずだったのに
ベスト30日を逃すだけで
収益率は年5.5%になってしまい
456万円にまで激減!!!
(半年複利、税金は考慮せずに計算)
30日投資をサボるだけで
2059万が456万に減ってしまうと思うとなんて恐ろしい・・・。
この、めちゃくちゃS&Pが上がった日や上がった期間のことを本書では
『稲妻が輝く瞬間』と呼んでいます。
で、重要なのは
この『稲妻が輝く瞬間』が
明日来るかもしれない、という話。
(その日が分かる人などいない)
今日からの投資スタートを先延ばしすると
明日の稲妻をスルーしてしまい、生涯の投資の利益が激減してしまう・・・かもしれないのです。
今後数十年間も同じようになると仮定するなら
常に『稲妻が輝く瞬間』に株式市場に居続ければ(=投資信託をただ持ち続けていれば)大きな収益が得られるということです。
稲妻を逃すことに比べれば
買い始めた時期が割高だろうがバブルだろうが小さな問題である、と言えます。
また、デイトレードのように頻繁に株などの売買を繰り返すことは
よほどの知識・経験・才能・運がそろわない限りは、やるだけ無駄だということも分かります(短期で資産を増やしたい場合はともかく)
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