きっぷのルール

名古屋帰省のついでに途中下車で東京コミケ・和歌山堪能旅 計画編

年末年始
妻の実家に帰省することになりました。

うちの家が大阪
妻の実家は名古屋の近く。

なので
大阪〜名古屋を往復するだけの
簡単なお仕事・・・なんですが

 

生まれついて?の貧乏性。
せっかくなら、年末の旅行と絡ませて
切符代を安く済ませよう!

ということで
名古屋に行くついでに
東京のコミケと和歌山へ行くことに
しました(?!)

 

ちなみに、我が家は帰省の際は
近鉄特急を使うので(株主優待を金券ショップで買って乗る)

単に帰省する場合の切符代は
大阪〜名古屋間で、往復約8260円です
(株主優待券を1枚2000円で仕入れて、特急ひのとりで移動した場合)

※近鉄特急『ひのとり』

途中下車しないなんてモッタイナイ!

妻がまだ行ったことがない、けど興味はあるというコミックマーケット(コミケ)に行くことにしました。

『東京行ってコミケや観光して、帰りに名古屋で途中下車すれば帰省もできる!』

という、貧乏くさい?
いやいや、とても合理的な発想。

 

さっそく
切符代を見積りしましょう。

2023年から、年末年始の『のぞみ』は
全席指定席になってしまったので
頑張って『ひかり』自由席に座るために
列に並ぶことにします。

⚫︎大阪〜東京 往復乗車券
17820円(片道8910円)

⚫︎『ひかり』自由席特急券
行き:新大阪→品川 4960円
帰り:東京→名古屋 4180円

合計 26960円

 

※JRの乗車券は、原則として片道101キロ以上なら途中下車ができる。大阪と東京の途中にある名古屋も、もちろん追加料金なしで途中下車可能

 

帰りは、最悪『こだま』でもいいかな?
(帰りは大晦日なので、意外と席が空いている説もあるが)

帰りの名古屋→大阪間は、新快速に乗るので特急料金不要。

東京に行かなくても、帰省の交通費
8260円は発生するのだから

差し引き、18700円で大阪〜東京を往復できると考えればおトク・・・?

普通の切符が都心のフリーパスに?!

さて。
これで話は終わりません。

東京に行くなら、コミケの他にも
行ってみたいところがチラホラあります。

・カレー激戦区、神田でカレーを食べる
・池袋のサンシャイン水族館
・スパラクーアで泊まる(ホテルは高い!)

 

こういう観光に便利なのが
一日乗車券!(都区内パスなど)

なのですが

フリーパスを買うのはもったいなので
『70条区間ルール』を使って
あちこち途中下車したいと思います。

70条区間ルールとは?

いわゆる『70条区間』(山手線を中心とする都心エリアのJR路線)を通過する乗車券は、70条区間をクネクネ迂回しながら通っても良い(通った駅で途中下車も可)というルール。
ただし、同じ駅を2度通ってはいけない(一筆書きルートにならないといけない)

詳細はコチラの記事で>>>JR70条区間途中下車や新幹線ルール 普通切符が東京フリーパスに?

 

※70条区間

 

普通に大阪→東京のきっぷを買うと
大阪市内→東京都区内の乗車券になって

東京23区内の駅では途中下車できず
70条もへったくれもなくなるので

無理やり、23区を外れる駅までの乗車券にします。

『東京都区内』『〇〇市内』発着と印字された乗車券は、東京23区内の駅やその市内の駅では途中下車ができない。
関連記事>>>「東京都区内」「大阪市内」などと書かれたJRきっぷの意味や使い方

 

今回は、大阪→舞浜(千葉県。夢の国の最寄駅)にします。
これなら23区内も途中下車OK!

 

※このように、70条区間をぐるっと迂回しながら舞浜を目指すことができる。(大崎や池袋、神田などに途中下車可)駅員さんに尋ねられたとき用にこの図をスクショしておくと便利

 

国際展示場(コミケ会場)へは
新幹線を品川で下りたあと
山手線の大崎駅で、りんかい線に乗り換えて行きます。

和歌山に行った方が安い?

とどめは『往復割引』です。

JRの乗車券は
片道601キロ以上の距離を往復すると
行き帰りの運賃が1割引になります。

大阪〜東京の片道の定価が8910円
(556.4キロで往復割引不可)

601キロ以上640キロ以下の距離は
片道9790円ですが

往復すると、片道あたりの割引後運賃は

9790円×0.9=8810円

なんと!!
大阪〜東京より100円安い!!

つまり
大阪〜東京556.4キロの往復乗車券を買うよりも、640キロの往復乗車券を買う方が
往復で200円安くなるという珍現象!

 

ということは
大阪〜東京間よりも、距離を80キロ近く
伸ばすことができるけど

わざわざ、東京から80キロも離れた場所に行くのもしんどいし・・・。
(別に行かなくても良いのだけど)

 

そこで考えたのが

『東京に行く前に、和歌山へ行こう!』

つまり、東京から80キロ離れた
場所へ行くのではなく

大阪から80キロ離れた場所から
乗車券をスタートさせるということ。

 

今回は、JR和歌山駅・・・から
1.1キロだけ離れた場所にある
阪和線の『紀伊中ノ島』という小さな駅をスタート地点に選びました。

 

※紀伊中ノ島→舞浜 片道9790円
(なんと!ジャスト640.0キロ!)

往復割引で
9790×0.9=8810円(往復17620円)

 

なぜ、和歌山駅ではなく
紀伊中ノ島というマイナーな駅発なのか?
というと

和歌山→舞浜にすると
641.1キロになって運賃が上がってしまう
(片道あたり9000円になる)
からです。

1.1キロくらい
頑張って歩きますがな!!

 

旅の具体的な手順は

まずは南海電車で和歌山へ行く
(ここはICカードなどで移動)

和歌山を観光した後、紀伊中ノ島駅→舞浜の乗車券を使って大阪へ帰る。(つまり和歌山の帰りはタダみたいなもの)

年末に引き続きこの乗車券を使って旅する

注:帰省が終わって大阪に戻った後は
わざわざ紀伊中ノ島まで行かなくてもよい
(大阪で途中下車した状態で終わってOK)

 

 

これで、実質

・和歌山旅行の片道切符代
・東京都心の(ほぼ)フリーパス

を、大阪〜東京往復の定価より200円安い
価格で手に入れることに成功しました!!
(祝

 

乗車券の有効期間は10日間なので
10日間で全ての旅を終わらせないといけない点は要注意。

 

『切符の使える部分はトコトンしゃぶり尽くしてしまおう』

という発想の、年末旅行。

すでに、帰省がオマケみたいになってる気がしますが

いやいや、そりゃもちろん帰省が1番大事に決まってるじゃないですか。

早く神田のカレー食べたいなあ・・・

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