きっぷのルール

JR線乗り放題の関西1デイパスのおすすめ使い方 エリア外へも!

※サンダーバードに乗って、琵琶湖を眺めながら快適に・・・。
フリーパスで至福のひとときを・・・。

 

こんにちは。
鉄道で日本を旅するのが大好き
「てりん」と申します。

 

JR西日本の関西エリアのフリーパス。
その名もズバリ「関西1デイパス」

 

シーズンごとに「春の関西1デイパス」「夏の関西1デイパス」という風に名前を変えて売られています。

そのためか「春休みや夏休みにしか買えない」イメージもありますが
実際には「8月31日まで使用可能なのが夏の関西1デイパスで、9月1日から使用可能なのが秋の関西1デイパス」という具合に、なんやかんやで1年中使えるのが特徴です
(ただしシーズンの切り替えで内容が変わることがあるという仕組み)。

 

最近は値上げがあった影響もあり
「1デイパスは高いんじゃないのか?」という雰囲気も漂っているようですが、果たして本当に高いのでしょうか?

「とことん使いこなせば、けっこうお得なんじゃない?」
そんな視点で、1デイパスの使い方を解説していきたいと思います。

 

※JR線のフリーエリア(2018年秋の関西1デイパスのパンフレットより抜粋。ねずみ色の線がJR。私鉄エリアはシーズンごとに変わる可能性があります)

 

なお、各特典(私鉄エリア乗り放題など)は内容がシーズンごとにコロコロ変わることが多いため、記載いたしません。

この記事では、「JR線乗り放題」の基本や応用についてのみフォーカスして記事を作成しています。

特典については、公式サイトにて最新情報をお確かめください。

関西1デイパスの基礎知識

●エリア内のJRの普通列車が乗り放題の乗車券。

※ここでいう普通列車とは
「各駅停車」「名前に快速の文字が入っているもの(よって区間快速や新快速なども含む)」と覚えておけばオーケー

 

●新幹線は一切利用不可。
どうしても乗りたい場合は、あらためて乗車したい区間の乗車券と特急券を買わないといけない。

 

●在来線特急(「サンダーバード」「スーパーはくと」「こうのとり」など)は、実際に特急に乗る区間の分の特急券を追加で購入すれば、乗ることができる。

 

乗車券と特急券の違い

●乗車券・・・新幹線に乗ろうが通勤電車(鈍行)でのんびり進もうが、JRで移動するために絶対必要なきっぷ。

最初にJRを利用する駅から、最終目的地までの区間の分を買わないといけない。
普通列車(各駅停車、快速)に乗る場合は、これだけ持っていれば大丈夫。

●特急券・・・新幹線や特急に乗る場合、実際に乗る区間の分だけ、乗車券に上乗せして買わないといけないきっぷ。

新幹線や特急に乗る場合には「乗車券+特急券」という組み合わせのきっぷが必要。(1枚のきっぷにセットになっている場合あり)自由席か指定席かで値段が変わる。

関西1デイパスは在来線特急の乗車券として使用が可能なので、特急券だけ追加で買えば乗ることが出来るという仕組みになっている

 

おねだんはおとな3600円、こどもは半額の1800円。
「こども」とは小学生のこと。
中学生以上はおとなの3600円で(学割無し)、幼児(1歳~小学校入学前の日まで)・乳児は、基本的にはフリーパスを買わなくても電車に乗れる。
ただし、特急などの指定席に1人だけで座らせる場合には、幼児・乳児でもフリーパスなどの乗車券を買わないといけない(詳細はこの記事を参照:何歳から有料?JR電車新幹線特急の子供料金の仕組みと注意点)

 

●JR以外の私鉄のフリーチケットとしても使える。
ただし標準装備ではなく、あらかじめ指定されているJRと私鉄の乗換駅でチケット引換券を提示することでゲットできる。(京阪・南海・近鉄の3種類あり、選べる私鉄は1つのみ)

冒頭に記載した通り、チケットの内容は変更されることが多いため詳しくは公式ページを参照のこと。

 

●乗車日前日までに予約・購入すること。
当日に購入することはできない。
また、みどりの窓口での購入はできず、ネットで買うか一部の駅のみどりの券売機でしか買うことができない。

どこまで行けば元が取れるのか?

いろいろな特典がある1デイパスですが、主な内容は「フリーエリアのJR線が乗り放題」ということ。

1日3600円ということは
「定価のきっぷ代が片道1800円以上の場所を往復すれば元が取れる」
ということになります。

ということで、関西の3大都市の主要駅(大阪駅・京都駅・三ノ宮駅)から出発した場合の片道1800円以上のエリアをご紹介しましょう。

(和歌山線に関しては、なんばや新今宮で南海高野線に乗り換えて橋本まで行けばかなり運賃が安くなる場合があるなどするのでここでは記載しません)

大阪から片道1800円以上のエリア

東:琵琶湖線の南彦根駅から先(彦根・米原・長浜など)
および湖西線の近江今津駅から先(マキノ・敦賀など)

西:神戸線の竜野駅から先(相生・播州赤穂・上郡など。姫路は片道1490円エリアです)

南・北:元がとれません(複数の駅で何度も乗り降りする場合を除く)

京都から片道1800円以上のエリア

東:元がとれません(複数の駅で何度も乗り降りする場合を除く。敦賀は片道1660円区間です)

西:神戸線の大久保駅から先(加古川・姫路・播州赤穂など。明石は片道1580円区間)

北:福知山線の草野駅から先(篠山口など。宝塚・三田は含まず)

南:阪和線の紀伊駅から先(六十谷・和歌山など)

 

三ノ宮から片道1800円以上のエリア

東:琵琶湖線の野洲(やす)駅から先(近江八幡・彦根・長浜など)
および湖西線の和邇(わに)駅から先(近江舞子・近江今津・敦賀など)
嵯峨野線の八木駅から先(園部など)

西・北:元がとれません(複数の駅で何度も乗り降りする場合を除く)

南:阪和線の紀伊中ノ島駅と和歌山駅

 

 

傾向としては

大阪は関西の真ん中(=1デイパスのフリーエリアの真ん中)にあるため、西と東にまんべんなくお得なエリアが点在する。
ただし、北と南のエリアの範囲がそれほど広くないため、あまり北や南へ行ってもお得にならない。

京都や神戸出発だと、真ん中からずれるため、京都は主に西側(兵庫県方面)神戸は主に東側(滋賀県方面)に行かないと得しないなど、お得になる駅が比較的減る。

和歌山や篠山口など、フリーエリアの北端や南端出発の場合、お得になる駅が非常に多い。

 

こんな感じでしょうか。

 

3大都市からの利用だとお得になる駅が比較的少なくなってしまうことが「関西1デイパスは高い」という印象を与えてしまうのかもしれませんね。

乗り越しでエリア外にもお得に旅ができる!

関西1デイパスは乗り越しが可能で、精算方法は「運賃打ち切り方式」となります。

これは「乗り越しをして行きたい駅と、1デイパスで行けるギリギリの駅の間の区間の運賃を追加で払うことで乗り越し可能」というもの。

こう書いてもわかりにくいので、具体例を見てみましょう。

 

神戸の三ノ宮駅〜福井駅を往復する場合で考えます。

 

定価で乗車券を買うと、そのお値段は往復8000円。(サンダーバードに乗る場合は特急券が別途必要)

 

関西1デイパスで北陸方面に向かう場合、敦賀まではパスを利用することができます。

よって、足りないのは敦賀~福井の乗車券なので、この値段分を乗り越し精算する必要があります。
あるいは、あらかじめ敦賀~福井の乗車券を旅行会社などで手に入れておくとスムーズ。

あらかじめ乗車券を手配できていないまま福井駅から帰るときには、駅で敦賀までの乗車券を自販機で買えばオーケーです。

 

敦賀〜福井間のきっぷ代は970円。

※乗り換え案内結果の「運賃」が乗り越し料金となる。特急料金との合計が表示されることがあるので、間違えないように。

 

つまり

1デイパス3600円+敦賀〜福井の往復乗車券1940円=5540円

を払えば、三ノ宮〜福井を往復できるわけですね。
定価8000円に比べて、2460円も安くなっちゃいました。

 

上記の乗車券代に、サンダーバードを利用する区間の分の特急料金を支払います。(特急料金は、乗車券を定価で買おうが1デイパスを組み合わせて買おうが同額)

もし大阪〜福井間を利用するのであれば、大阪〜福井の通しの特急券が必要です(自由席なら片道2160円)

大阪〜福井間を往復「サンダーバード」自由席を利用すると、合計金額は
乗車券5540円+特急券4320円=9860円

となります。

 

ただし1デイパスなので、日帰りが帰ってくることが前提。
福井で宿泊する場合は、他のお得なきっぷを探しましょうね。

 

このように、1デイパスのエリア以外の場所へ行く場合にも、パスを活用することができます。
最初に書いたように新幹線は一切利用できないので、とても遠い場所へ行くのには不向きですが、在来線特急で日帰りで行けるような場所であれば、検討の余地がありそうですね。

金券ショップで回数券を買ったほうが安いかも?な区間

行きたい場所によっては、金券ショップできっぷを買ったほうが安かったりする場合もあります。

今回は、大阪から彦根へおでかけする場合を例にご紹介しましょう。
大阪~彦根は、片道1800円以上で、1デイパスでも元が取れるとご紹介した区間です。
以下に、3つの区間のきっぷ代を記載します。

 

大阪から彦根まで、通しの定価のきっぷの値段は1940円です。

そして、大阪から京都までの定価のきっぷの値段は560円

さらに、京都から彦根までの定価のきっぷの値段は1140円です。

 

これらの値段は、乗り換え案内で調べればすぐに確認することが出来ます。
ところで、これらの値段を見て、何か変なことに気づきませんか?

 

それは
大阪~京都のきっぷ代560円+京都~彦根のきっぷ代1140円=1700円ということ。
なんと、大阪~彦根の通しのきっぷよりも240円安い!!

 

この2枚のきっぷを持っていても、大阪から新快速で京都で降りる必要なしに彦根まで行くことが可能です。
なんなら、ついでに京都駅で降りて観光することだってできちゃいます。

このように、きっぷの区間を2つ以上に分けることで通しよりもきっぷ代を安くする方法を「乗車券の分割テクニック」といいます。
(なんで安くなるのか?その仕組みについてはこの記事を参照:割り切れぬ人生を今宵は忘れて・・・JR乗車券分割の仕組み注意点)

 

※「大阪~岡山の格安きっぷ、往復でください」と言ったら、1人分で6枚もきっぷが出てきたの図。自動改札を通るときにパニックを起こしそうだが、それほど難しくはない。関連記事:金券ショップの複数枚(2枚以上)のJRきっぷで自動改札を通る方法

 

そして、このテクニックを常用している業者が存在します。
それが「金券ショップ」です。

金券ショップは回数券を仕入れて販売するので
大阪~京都の回数券と京都~彦根の回数券を2枚1組にして「大阪~彦根の格安回数券」と称して販売しているのです。
回数券のバラ売りなので、1700円よりもさらに安く販売されているわけですね。

 

というわけで
「行きたい場所が決まっていれば、まずは金券ショップものぞいてみよう」
というお話でした。

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