先日
大阪から
「レール&レンタカーきっぷ」の割引を使って
青森まで行ってきました。
※大阪市内→青森(東京経由)。
新幹線なら、東北の主要な都市を回ることができる
青森をたっぷり楽しむなら
直行便の飛行機で行けば済む話なんですが
せっかくの東北の旅なので
途中下車を利用して、いろいろな都市に立ち寄ろうと思ったのです( *´艸`)
単なる旅行記ではもったいないので
「レール&レンタカーきっぷ」でよくある(と勝手に思っている)質問に答える形式で、旅をつづってみようと思います。
「大阪から青森へ行くついでに、タダ同然で淡路島をドライブする」
という、ややアクロバティックなきっぷを手配しようと思いましたが
仕事の休みの都合で
普通に東北旅行だけをすることになりました( ; ゚Д゚)
「レール&レンタカーきっぷ」とは?
駅レンタカーで車を借りると
借りる駅(営業所)までのJRのきっぷ代が割引(乗車券2割引、特急料金1割引)になるきっぷです。
詳しいルールはこちらの記事をご覧ください!
>>>JR駅レンタカー割引(レールアンドレンタカーきっぷ)とは?
以下
()内の金額は、すべてレール&レンタカー割引後のものを表記しています。
もくじ
旅行記でつづる「レール&レンタカーQ&A」
Q1:レンタカー代より割引額が多くなっても大丈夫?
公式サイトでも
(マンガなどで)案内されていますが
きっぷ代の割引額が、レンタカー代より多くなっても、割引は適用されます。
今回の旅では
レール&レンタカーきっぷを使って
「富士急ハイランド」「東京」「福島」「盛岡」「青森」を観光することにしました。
(富士急は、途中の小田原駅でレンタカーを借りて行きます)
大人1名あたりのきっぷ代は以下の通り。
(行きのみ。帰りは飛行機)
大阪→青森の乗車券・特急券
・乗車券
大阪市内→青森(東京経由)
14740円(11790円)
・特急券(自由席)
大宮→郡山
2640円(2370円)
福島→一ノ関
2640円(2370円)
盛岡→新青森 ※特定特急券
2640円(2370円)
(大阪→東京間の特急券は、別途購入)
※大阪市内から青森までの乗車券
(使用後なので印字が多く見にくいですが・・・)
乗車券は
割引で2950円引き
特急券は
割引で270円引きになったものが3区間で、計810円引き
2950円+810円=3760円引き
大人2名で旅行したので
3760円×2=7520円引き
対して
レンタカー代は、6050円
(軽自動車、12時間レンタルの場合)
レンタカー代よりも
きっぷの割引額の方が大きい!
(⊃ Д)⊃≡゚ ゚
レンタカー代がまるまる浮く・・・
どころか
レンタカーを借りたほうがトータルの金額は安くなる!!
(ガソリン代などは考慮せず)
レンタカーを借りる気がなくても
あえて予約した方が、お得になってしまうんですね!
(乗る予定がないのに予約して、ドタキャンなどするのはやめましょう!!)
レンタカーでどこかで行く予定がない場合
とりあえず借りて
営業所の近くのコインパーキングや、最寄りの高速のSAに停めて車中泊すれば、宿代が浮くのでかなりお得になります。
春や秋など、駐車中に暖房や冷房を使わなくていい季節なら
ガソリン代も少額で済むので、かなりお得です!
Q2.途中の駅でレンタカーを借りても、割引になるの?
旅行初日。
夜行列車「サンライズ」号で
大阪から関東に向けて出発します。
※東京と出雲市・うどん県高松市を結ぶ寝台特急「サンライズ号」。
東京行きだけ、夜中に大阪駅に停まります
※ロビーカーで、車窓を眺めながらちょっと一杯・・・@ 大阪駅
早朝に熱海駅に到着。
普通列車に乗り換え
小田原駅で、駅レンタカーを借ります。
そのまま、下道を走って
富士急ハイランドへGo!
(片道約60キロで、1時間45分ほどで着く)
小田原城と、高校受験に向かう学生たちを横目に・・・。
晴天で
富士山もキレイに、よく見えました( ≧∀≦)
「電車で行く最終目的地(今回の旅なら、青森)でレンタカーを借りないといけない」
というイメージを持っている方がいるかもしれませんが
そんなルールはありません。
※大阪→青森のきっぷを割引にしたい場合、必ずしも青森で車を借りないといけないわけではない。
※ルートの途中にある駅(営業所)で借りても、大阪→青森の全区間が割引になる
ルールは
「出発駅から、最短経路で101キロ以上離れた駅でレンタカーを借りる」
となっています。
大阪から101キロ以上離れていれば
どこでもいいので
小田原駅はもちろん
名古屋駅、静岡駅や新横浜駅
東京、仙台、盛岡etc・・で借りても
「大阪→青森」のきっぷ代は全部割引になりますよ( ≧∀≦)
(1箇所だけでも、複数箇所で借りても良い)
ただし!
「乗り捨てする場合」は
乗り捨てた営業所がある駅から、乗車券の計算が打ち切り(再スタート)するので
通しの乗車券を作ることができなくなり、きっぷ代が割高になることがあります( ;∀;)
例:小田原駅でレンタカーを借りて、藤沢駅の営業所に返す場合(乗り捨て)
・大阪市内→小田原の片道乗車券
(6160円)
・藤沢→青森の片道乗車券
(8800円)
の2枚(合計14960円)
に分かれてしまうため
通しのきっぷ代(11790円)に比べ、かなり割高になってしまう
Q3.途中下車はできる?宿泊で日付が変わっても大丈夫?
片道101キロ以上のJRの乗車券は
原則として、途中下車ができます。
できない場合もありますが
レール&レンタカーの旅では、たいてい大丈夫だと思います。
途中下車できる乗車券の条件など詳しくは、この記事をご覧ください!
>>>鉄道旅行最大の魅力!途中下車とはどんなルールなのか?
乗車券には
「東京から新青森までは新幹線経由」
と書かれていますが
東北新幹線の東京~盛岡間は
新幹線と在来線(東北本線)は、きっぷのルール上は同じ路線扱いなので
その時の気分やスケジュール変更で、在来線に乗り換えることもできます。
(参考リンク>>>旅客営業規則第16条の2(JR東日本HP))
新幹線と在来線で運営会社が違う路線などは、あらかじめどちらに乗るか指定しておかなければいけない場合があります(運賃が変わったりするので)
・盛岡~青森間
(在来線はJRではない会社が運営)
・新下関~博多間
(在来線はJR九州、新幹線はJR西日本)
などなど。
途中下車できる乗車券は
最低でも2日以上の有効期限があります。
有効期間内なら
途中の都市で泊まっても、翌日にまた乗車券を使って旅を再開できます。
(有効期間の計算方法の詳細はコチラ>>>「200」がキーワード!JR乗車券の有効期間とその計算の仕方)
福島県の郡山で
B級グルメの「クリームボックス(200円)」を買いに途中下車。
こういう、ちょっとしたグルメは
途中下車のついでに買うのがちょうどいい・・・?
福島駅に立ち寄る予定だったので
郡山~福島間は在来線で移動しました。
福島では、円盤餃子でお腹一杯。
閉店間際だった、JRグループが運営する駅ナカ銭湯「極楽湯」でまったりしました。
盛岡では
B級グルメ「納豆キムチラーメン」を堪能。
その次に行った居酒屋では
ホテルでもらったクーポンで
タダで前沢牛(4切れ)をもらいました。至福
(しかし、食べてばっかり・・・)
盛岡で1泊。
青森では
「のっけ丼」をはじめとした、海の幸をたっぷりと味わいます。
本州のスーパーなんかじゃ見かけない
真っ赤っかなリンゴが
(キズがついているという理由で)たったの50円で売られていました( *´艸`)
※地元の子供たちが作った、味わいのある可愛らしい「ねぶた」
実は、このあとフェリーで
津軽海峡を渡り、函館まで行ったのですが
それはまた、別の話・・・。
(レール&レンタカーは関係ないので)
「複数の都市を気軽に巡れる」
これぞ
鉄道の旅の一番大きなメリットでしょう。
レンタカーの旅に加えて
電車で通過する場所で、ちょっと立ち寄って観光してみるのも楽しいですよ!
関連記事
レール&レンタカーの基本について解説
>>>複雑なレールアンドレンタカーきっぷの割引を徹底解説!
NOCサポートというのに入れます、と案内があるけれど、これって入ったほうがいいの??
>>>入る必要性あり?レンタカー免責補償とはどういう意味?