コラム

旅行は金の無駄遣い?ええ、そうですけども何か?

先日、友達に
僕の趣味が旅行であることを話したところ

 

ええっ?
旅行って、交通費とかホテル代ですごくお金かかるじゃん!

後に何も残らないものにあんなにお金使うの無駄じゃない?

それなら
そのお金を貯めて車を買ったり、美味しいステーキ食べた方が幸せだよ!

 

このように反論されました。

 

まずは、大阪人として
正しくツッコミを入れさせてもらいまひょ。

ステーキと旅行はどう違うねん?
と。

 

車や家を引き合いに出すならまだわかる。

形に残らないものより、形に残るものにお金使った方がいいでしょ?
という意見ですからね。

 

僕も、ステーキは大好きです。
だから、そう言いたくなるのは分かる。

 

僕の職場に、ある若い男性がいるのですが

その人が、昼休みにランチを食べてるのを見たことがありません。

食べる事に全然関心がないそうで
痩せてるので、夜にガッツリ食べるタイプでもないんでしょう。

彼にステーキの美味しさを語っても

「そんな形の残らないものに何でお金使うんですか?
それならゲームに課金する方がよっぽど有意義です(彼はゲーム好きらしい)」

と、鼻で笑われて終わるでしょう。

でも、ゲームだって別に形には・・・
なんて反論してもしょうがないですね。

 

車を買うにしても、同じ事です。

レンタカーやカーシェアがあるこの時代に

 

・車の値段自体高い

・維持費もかかる
(乗らない日があっても金がかかる!)

・価値は下がり続けるので、資産にもならない
(レアなクラシックカーは違うかもしれんけど)

・経費にもならない
(サラリーマンならね)

 

ものに、何でお金を出さないといけないのか?
(買って所有する意味あるのか?ということ)

 

みんな、それぞれの価値観があり
しかも、それが一番正しいという前提で生きています。

(それが無いのなら、自分というものが無いのと同じだから)

その価値観を、論破しようとしても無駄です。

 

だから、少なくとも

「旅行って無駄だよね?」
と言ってくる人を論破しよう!

そんな無意味な事に
エネルギーを使わないでください。

 

今回は、自分自身に問いかけるつもりでこの話を続けていきたいと思います。

 

「全て無駄」そんなのアリ?!

『無駄遣いを辞める究極の方法は、人生を辞めることだ』
と、常々思ってます。

生活しなくなれば、お金は一切使わなくなりますからね。

言い換えれば
『生きてお金を使ってる時点で、全てが無駄遣いである』

寿命が来たら、自分には何も残らないもんね。

あまり、無駄かそうでないかを考えても仕方ないのだと思ってます。

 

でも、この結論。
なんか、しっくり来ませんね?

そもそも
『無駄』ってどういう意味なんでしょう?

 

「無駄」というコトバは攻撃的である

ミニマリストと呼ばれる人たちがいます。

 

最低限の物だけで暮らす人。

『ほとんど何も無い、白ーい部屋で、スマホやパソコンくらいを使って生活している』

そんなイメージが強いですね。

そのせいで、ミニマリストの事を
『手当たり次第に物を捨てる変態』
と思い込んでいる人もいるようです。

 

以下は
『中田敦彦のYouTube大学』
の受け売りですが

ミニマリストというのは

『無駄な物を手当たり次第に捨てる人』

ではなく

『大切な物を厳選する人』
(フォーカスする)

なのだそうです。

『自分にとって本当に大切なもの』
だけを手元に残した結果なんですね。

 

『無駄』という言葉と
『大切』という言葉が同時に出てきた時

あれ、もしかして?
と思いました。

 

この2つの言葉には
大きな違いが一つある。

 

『無駄』→他人(第三者)から見て、価値があるかどうか

『大切』→自分にとって、価値があるかどうか

 

思い出してください。

『無駄』という言葉は
しばしば相手に対して、それも攻撃的に使いませんか?

「旅行って無駄ですよね?」

という質問は、あきらかに

「私の価値観からすると、アンタは意味不明なアホな事をしてるんですけど?」

という意味合いだし

某少年マンガなんか

「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁぁ!!」

と叫びながら、パンチしまくってるじゃあないですか!

ミニマリストに対する

『無駄な物を手当たり次第に捨てる人』

この表現も、明らかにネガティブ(攻撃的)です。

悪口として言っているので
わざわざ「無駄」を「大切ではない」なんて言い換えたりはしません。

 

つまり
『無駄かどうかを気にする』
というのは

『他人からの攻撃を気にする』
=『他人からどう見られているかを気にする』

と、同じことなんです。

 

いっぽう『大切』という言葉は
攻撃的には使いません。

あくまでも平和的に
しかも、自分自身の事に対して使うことがほとんどです。

「私の大切な、この星を守る!」

と叫びながら、えげつない攻撃を相手に与える、みたいなマンガがありますが

あれはあくまでも
『攻撃しながら、自分自身の価値観を述べている』だけです。

 

「旅行をすることは、今のあなたにとって大切な事ですか?」

質問の言い方が変わるだけで
捉え方がずいぶん変わるんじゃないでしょうか。

 

僕は大学生の頃、年中いろんなところへ旅行してました。

もちろん
旅先での出会いや経験が自分の成長に繋がった、とも言えるんですが

実際は

大学での人間関係がうまくいってなかったり

バイトでうまく仕事ができなくて辛かったり

そういう、日常の嫌な事を忘れるために遠くへ行く事の方が、圧倒的に多かったと思います。
(旅ではなく現実逃避ね)

 

だから、あの時の僕が
もしも、誰かから

「旅行って無駄ですよね?」

と『攻撃』されたら

旅先で得た経験や出会いについて延々と語って、相手を『論破しよう』としたと思います。

でも

「今のあなたにとって、旅行は大切な事ですか?」

と、諭されたら

背中からイヤ〜な汗を垂らして、何も言い返せなかった・・・かもしれません。

 

僕は、はじめに
『生きてる時点で全て無駄遣いだ』
と言いました。

これも、悟りを開いて得た真理でもなんでもなく

相手の攻撃を全て無効化するための切り札(それもまた攻撃手段)に過ぎないのかもしれません・・・。

 

「大切かどうか」の判断基準は?

『無駄かそうでないか?』
と考えてしまうと

他人を納得させる理由(言い訳)を延々考えてしまうので、しんどいです。

 

でも、『大切かどうか?』なら

自分の問題なので、自分の事情だけで考えることができますね。

 

例えば、あなたがいま
将来のために、来年とある試験を受ける予定があるとします。

その場合
あなたにとって今一番大切なものは
「試験勉強」です。
だから、旅行は大切な事ではありませんね。

でも、こうも考えられます。

『ずーっと勉強してたら気が滅入って逆に勉強効率が下がるから、3か月に1回は日帰りでいいから旅行することが大切だ』

 

他人の価値観なんか、何も気にする必要ありません。
全て自分自身が決めれるんですから。

 

旅する意味を「攻撃手段」で考えてはいけない

結論。

 

『無駄』という言葉は、相手を攻撃する時に使うものである。

だから
自分がやっている事が無駄かどうか?と悩むのは

相手からの攻撃にどう対処するか=他人からどう見られているかを気にする

に過ぎず、そのせいで誤った結論を下してしまうかもしれない。

そうではなく
『大切』という言葉を使って考えてみよう。

 

もし、僕が今
「あなたにとって、旅行は大切な事ですか?」

と質問されたら
堂々と、こう答えるでしょう。

「ええ、コロナ禍で自粛を長い間強いられてきてストレスが限界ですので、ストレス解消のためにとっても大切(必要)です」

早く自由に
あちこち飛び回りたい〜っ。

 

まあ、金さえあれば・・・

最後の最後に
身も蓋もないことを言って終わりにしましょう。

 

旅行が無駄遣いかどうか?
を悩まなくていい、もっともてっとり早い方法

それは「金持ちになること」
です。

金さえあれば、こんな悩み自体が生まれないですからね。

別に
怪しい儲け話を紹介しようとか、そういう話じゃありません。

 

お金に関する知識は、持っていた方が絶対に良いです。

たとえば
あなたが持っている、1枚のSuicaやICOCAなどのICカード。

その1枚を、ただ持っているだけで
700万円を得る機会を失う・・・かもしれないのです。

Suicaを1枚持ってるだけで700万円損するかもしれない話

半分ネタですが、半分大真面目。
知っておくべき、お金の話です。

 

また、いま流行りの
『ポイント投資』をすれば
いつかは自分の給料からお金を出さなくても、いつでも自由に旅行ができるようになる・・・かもしれません。

それを実践中の記事がコレ
楽天ポイント投資で得た不労所得だけで旅行してみた

 

こうして、少しでも
『お金を気にせず旅行ができる状況』を構築できれば

わざわざ「無駄」なんてコトバで、他人を攻撃する必要もなくなるんですから・・・。

 

「金持ち喧嘩せず」
ってやつねぇ・・・。

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