きっぷのルール

無人駅・早朝駅員がいない場合の18きっぷの改札の通り方・使い方

ローカル線 113系

今回は
18きっぷに関する「困ったあるある」について書いていこうと思っています。

 

テーマはズバリ
「無人駅や、早朝などで駅員さんのいない時には18きっぷをどう使いはじめたらいいの?」。

 

「具体的にどう対処したらいいのか?」から
「なぜ18きっぷだとそのように対処していいのか?」まで書いていきますので、最後まで読んでいってくださいね!

 

「早朝の18きっぷの旅」は無理ゲーなのか??

18きっぷの 法則が 乱れる!!

青春18きっぷは
使い始める駅で、駅員さんにその日の日付のハンコを押してもらい、旅を始めるのがルールになっています。

自動改札機は、18きっぷのシステム上通ることができません。(きっぷのサイズも普通より横長で自動改札を通れる形ではない)

 

しかし、世の中にはマニュアル通りにいかないこともたくさんあって・・・。

都市部の駅でも早朝は人がいない・・・

「さぁ、18きっぷで遠くに出かけるぞ!
少しでも遠くに行けるように、今日はとっても早起きしたんだ!

さて、まずは駅員さんにハンコを押してもらって・・・

あれっ?!」

 

そう。
早朝の時間帯だと
普段駅員さんがいる駅であっても、まだ誰もいない場合があるのです。

 

僕はかつて大阪府堺市の百舌鳥(もず)という駅の近くに住んでいました。

18きっぷでおでかけする時に
天王寺行きの始発列車(朝4時50分頃発)を利用していたのですが

残念ながらこの時間だと駅員さんがいないのです。

各停しか停まらない小さい駅だったから仕方ないんですけどね。

 

※つい最近まで阪和線で走っていた、老兵103系

 

また、もしかするとみなさんの使う駅が、そもそも一日中駅員さんのいない駅(いわゆる無人駅)であるかもしれません。

※無人駅(イメージ)

 

このように
「18きっぷで出発しようとしたものの、駅員さんがいないからハンコを押してもらうことができない!どうしよう!」

 

こんなときは、どのように対処すれば良いのでしょうか?

駅員さんがいないときの対処法

その答えは

「気にせず、そのまま改札を通る」です。
(自動改札ではなく、普段駅員さんにきっぷを見せたりする時に通る通路から入る。一部の自動改札機を開放している場合もあり)

 

なぜか?

 

理由もなにも
押してくれる人がいないんだから、しょうがないわけです。

 

そりゃ、列車の走ってないとんでもない時間に改札に入るのはどうか?と思いますが(夜中の2時とか)

もうすぐ始発電車がやってくる時間なら
乗り遅れないためにも改札に入るしかないですもんね。

 

「とりあえず初乗り運賃のきっぷだけ買って自動改札機を通るか・・・」
なんてことは考えなくてもいいです。

ましてSuicaやICOCAなどのICカードで通る必要もないです。
履歴を消したりする必要があり、余計に後でややこしいことになります。

 

ハンコを押してもらってようがなかろうが、押せば使える有効な18きっぷを持っているのなら、それは不正乗車ではありません。

早朝の列車が来る時間に駅員さんがいないのはJRの都合です。
安心しましょう。

 

ただし
他のきっぷで同じようにすると不正乗車の疑いがかけられてしまう恐れがあり危険です!
なぜ18きっぷだと大丈夫なのかについては後述。

 

最近は、遠隔で係員の人と会話できる改札も増えてきたから
その場合は、一言声をかけておくといいわね。

改札通過後の対処法は?

改札を通過して列車に乗ったら、そのあとはどうすれば良いのでしょうか?
大きく分けて、二つの方法が考えられます。

1.列車の車掌さんにハンコを押してもらう

まだ駅員さんがいなかったということを説明した上で、乗り込んだ列車の車掌さんにその日の日付のハンコを押してもらいます。

これでおしまい。シンプル。

地方のローカル線のワンマン列車であれば、運転手さんに押してもらうことになります。

 

車掌さんが車内を巡回している時なら、そのときに声をかけるだけでいいのでまったく問題ないですが、巡回をしない場合もあります。

この場合は車掌室のドアをノックして呼ぶしかないわけですが、そのタイミングを見るのがちょっと難しいですね。

もうすぐ次の駅に着く・・・というようなタイミングだと、車掌さんの迷惑になる可能性もあります。

 

※列車の種類によっては、扉の先が結構奥行きの長い感じになっていてノックしても気づかれない場合も・・・。

 

僕が住んでいた阪和線沿線の電車は、車掌さんが車内を巡回することがほぼなかったので、タイミングが難しいと思い、この方法は使いませんでした。

 

それでは次に、僕がやっていた
もっとシンプルな?方法です。

2.最初に降りる駅でハンコを押してもらう

例えば百舌鳥駅を出発して、次に大阪駅で降りるとします。

そこで、大阪駅を降りる時に、出発駅に駅員さんが早朝でまだいなかったことを説明します。(実際は、説明するまでもなく押してくれることがほとんどですが)

で、その日のハンコを押してもらえばOK。
これが、一番手っ取り早くてシンプルです。

 

百舌鳥から大阪駅まではすぐ近くですが、別にもっと遠くてもいいです。

僕は早朝の乗り換えの都合上大阪駅で降りている暇がなく、新快速など混雑している列車の車掌さんにわざわざハンコを頼むのも面倒だったので、結局名古屋駅でハンコを押してもらったことがあります。

堂々と改札を通りましょう

「早朝に誰もいない・・・」
始めて遭遇する時には結構怖いこのパターンですが、おどおどしたり余計なお金を払う必要はありませんよ。

 

なお、不正乗車と疑われるのが不安な場合は、18きっぷを高く掲げながら改札を通ると良いでしょう。
(監視カメラがついている場合が考えられるので)

最終的にその日の日付のハンコが入った18きっぷを手元に持っておけば証拠になると思っているので、僕はそういうことはしないですが・・・。

 



なぜ無人改札を通っても大丈夫なのか?

それでは最後に。
「なぜ18きっぷなら、無人の改札を通っても大丈夫なのか?」について解説します。

 

そもそも、なぜ私たちは電車に乗るときに
最初に乗る駅で、改札を通らなければならないのでしょうか?

それは
「どこの駅から旅行を始めたのかを記録するため」に他なりません。

 

当たり前の話ですが
たとえば東京駅で降りる人が払うべききっぷ代は「どこの駅から乗ってきたのか」によって変わります。

横浜駅からなら480円、静岡駅からなら3410円、大阪駅からなら8910円・・・という具合に。

 

あらかじめ出発した駅で自動改札機を通ったり、有人改札でハンコを押していれば
どの駅から乗車したかの記録があるため、正しいきっぷ代を払うことができるというわけですね。

 

仮に「有楽町から東京行き」と書かれた140円のきっぷを持って東京駅を降りようとしても、実際に有楽町駅の改札を通過していないと東京駅を出ることはできません。

なぜなら入場記録がないと
「この人が有楽町駅から乗ってきた」という証拠にならないからです。

 

これは、一般的なフリーパスでも同じことです。

東京23区内が乗り放題のフリーパス(都区内パス)を持っていて東京駅で降りようとしても、都区内パスを出発駅の改札機に通したという記録が無ければ駅の改札を出ることが出来ません。

これは、たとえば大阪から来た人が
「大阪駅で初乗り130円のきっぷを改札機に通してそのまま東海道線を乗り継ぎ、あらかじめ用意していた「新品・未使用の都区内パス(760円)」を使って東京23区内の駅で降りてきっぷ代を浮かそう」というような不正を防ぐためです。

 

それがOKなら
130円+760円=890円で
大阪から東京へ行けることになっちゃうもんね・・・。

 

これが、俗に言うキセルというやつですね。

 

 

以上のように
キセルなどの不正乗車を防ぐために出発駅の記録をつけるということはきっぷの種類を問わず非常に重要な事なのですが。

18きっぷの場合は非常に珍しい「全国のJR路線が乗り放題」という特徴を持っているため、どこの駅から乗ったか?という事を(他のきっぷに比べて)ほとんど気にする必要がないのです。

 

東京駅で18きっぷを使って降りようと思えば
横浜から来た人は1日1人2370円、静岡から来た人も2370円、大阪から来ようが青森から来ようが2370円・・・という風に値段は変わらないですからね。

あくまでも大切なことは「最終的にその日の日付のハンコが押された状態で改札を出ること」なのです。

 

以上の理由から
「18きっぷなら、改札が無人時間帯でもやむを得ず改札を通っても不正乗車を疑われる心配がない」といえます。

 

あくまでも「駅員さんが誰もいなくてどうしようもない」場合の考え方なので

「有人改札が混んでいる時などにもスルーしてかまわない」という都合のいい解釈はしないようにしてね・・・。

 

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