今月も、大きな旅から帰ってきました。
旅が終わったら
家で何をするか?
それは言うまでもなく
『次の旅の計画』
です。
今回は、友人のエピソードをヒントに
1000キロを超える超長距離の旅行の
計画・・・というよりは妄想を膨らませました。
社会人が原付日本一周?!
昔、友人が原付だけで日本をほぼ1周
していました。
しかし、当時すでに友人は社会人。
長期の休みをとって旅行してる場合じゃ
ありません。
どうやったのかというと
土日に原付で旅する
↓
原付を途中で置いてきて、電車や飛行機で家に帰る
↓
次の土日に電車や飛行機で原付の駐輪場まで移動し、また原付で旅を続ける
↓
以下、くりかえし
なるほど!それなら1周できるね!
なんて簡単な話じゃないけど
どんな長旅も、こうやって工夫すれば
社会人でもできるんだな〜と
感心してしまいました。
そこで
JRのきっぷでも、同じような方法で
長旅をする方法を思いつきました。
「原付と同じように、きっぷも置いてきたらたくさん旅ができるぞ!」
(物理的にきっぷを旅の途中で置いて帰るのではなく、使ってる途中のまま一旦家に帰るということです)
つまり、A駅からB駅経由でC駅までの
超長距離乗車券(1000キロ以上など)
を買ったとしたら
まずは1回目の旅でB駅まで行き途中下車。
そのまま飛行機で帰り
また翌週に飛行機を使ってB駅から旅行を
再開。
という感じ。
何回飛行機乗るねん!
という話ですが・・・。
今回の旅の計画は
旅行予定日も何も決まっていないため、完全な妄想です。
鉄道旅の醍醐味は超長距離!
※妄想旅の乗車券の路線図。
(函館→大阪)
さすがにこの行程は、1回の旅では
無理かもしれない・・・
なぜ、わざわざJRのきっぷで
超長距離旅行しようと考えるのか?
実は
JRの片道乗車券は601キロを超えると
距離が200キロ増えても、運賃が1210円しか増えていきません。
(2023.11現在。特定の区間をまたぐ場合など例外有り)
このように、だんだん運賃が割安になっていくことを運賃逓減制(うんちんていげんせい)といいます。
ということは
+400キロなら2420円
+600キロなら3630円!!
600キロといえば
東京~神戸間の距離に匹敵!
そんな長距離を、たった3630円の追加で移動できるなんて信じられますか?
(別途特急券など必要ですが)
それだけなら、LCCなど格安飛行機の方がいいとおっしゃるかもしれませんが
JRの乗車券なら
片道101キロ以上なら、ルート上の全ての駅に下りて観光できる(途中下車)ことができるという豪華特典付き!
(どんな小さな駅でもOK。途中下車に関しては制限のルール色々あり)
日本のあちこちをくまなく立ち寄ってみたいと考えるなら、JRの601キロオーバーの超長距離きっぷを使うのが最も優れているのです。
とはいえ
1000キロ1500キロという超長距離のきっぷを買ったところで、1回の旅行で使いきるのは困難です。
なぜなら、鉄道ではどうしても移動の時間がかかるから。
そこで、乗車券の有効期間内に『1回目の旅行~帰宅(仕事)~2回目の旅行』と、平日をまたぐことで2回に分けて旅行しよう!というのが今回のアイデア。
妄想旅のスケジュール
1回目の旅
<1日目>
大阪(伊丹)から、午前中の飛行機で函館へ。
昼にラッキーピエロ
夜は回転寿司(ほっけの握りなど、他ではなかなか食べれないもの)を堪能。
※ラッキーピエロ
※ほっけの握りずし
<2日目>
北海道新幹線・五能線に乗って秋田へ。
日中は五能線に乗るのがメイン
秋田では本場のハタハタ鍋を食べたい。
この間に、千鳥の相席食堂で見て気になった大鰐温泉の、どデカいもやしを食べてみたい。
<3日目>
最近、離島に行きたい欲が強いので
電車で村上まで行って
昔、家族で旅行したという
(小さすぎて全く記憶にない)
新潟県の粟島(あわしま)という小さな島に行ってみたい。
当時、埼玉に住んでいた我が家が
なぜよりにもよって粟島なんて渋いところに行ったのか、いまや真相は闇の中・・・
(行った経緯は家族全員覚えてない)
実際に島に行ってみれば
その謎が解けるかも?!(解けない)
<4日目>
たぶん粟島泊まりになるので
のんびり帰る。
新潟空港から、夜7時ごろの伊丹行きの
飛行機で帰阪。
※大阪↔︎新潟はピーチもいいけど、時間帯が良くない!(関空発着なのも不便)
2回目の旅
<1日目>
午前中の伊丹発の飛行機で新潟へ。
レンタカーを借りて、会津若松へ向かう。
※会津若松の極旨グルメ
『馬肉~辛味噌を添えて~』
<2日目>
会津若松を観光し、夕方に返却。
東京まで新幹線で向かう。
途中、好きなところで途中下車して観光。
越後湯沢あたりが胸熱か?!
<3日目>
東海道線を通って帰宅。
せっかくなら、サフィール踊り子にでも乗って帰りたい。
※超豪華特急『サフィール踊り子』
沼津で海鮮丼ランチ&小観光
浜松で分厚いカツオの刺身&白米をかっこむことができれば、言うことナッシング!!
※沼津の宝石丼
※分厚いカツオと白米で、飛ぶぞ!
何度でも言いますが
いろんなところへちょくちょく立ち寄れる
これこそ、鉄道旅の醍醐味。
妄想旅の交通費
今回は、新潟でレンタカーを借りて会津若松に行くことを想定しているので
乗車券と特急券は、すべて
レール&レンタカーきっぷの割引を適用する
ものとします。
レール&レンタカーきっぷとは?
JRのきっぷで旅行し、目的地の駅や途中の駅で駅レンタカーを借りると、乗車券が2割引・特急券やグリーン料金が1割引になるもの。
詳細はコチラ
>>>複雑なレールアンドレンタカーきっぷの割引を徹底解説!
運賃逓減制&2割引の威力は強力!!
<片道乗車券>
●函館→大阪市内
定価:17160円
(1511.9キロ、9日間有効)
経由
函館→青森→五能線→秋田→新潟→東京→大阪
レール&レンタカー割で
13720円(乗車券2割引)
しかし
レンタカー代や特急券は別途払わないと
いけないとはいえ
この長距離を14000円足らずで
あちこち立ち寄りながら移動できるって
ほんと電車賃って安いね〜。
<特急券>
(特記無きものは全て自由席、レール&レンタカーの1割引適用)
⚫︎新函館北斗→新青森
3600円(特定特急券)
⚫︎酒田→村上
1220円
⚫︎新潟→越後湯沢
2370円
⚫︎越後湯沢→上野
2370円
⚫︎品川→熱海
(サフィール踊り子グリーン車)
2250円
注:東京→熱海にすると、100キロ超で
料金が計4190円と爆上がりするので、品川駅発にしている
⚫︎静岡→浜松
890円
⚫︎浜松→新大阪
3060円
計:15760円
<飛行機代>
⚫︎大阪伊丹→函館
⚫︎新潟→大阪伊丹
⚫︎大阪伊丹→新潟
の計3便で、計30000円と想定
(早割の場合。実際には、どれか1便は貯めてきたマイルだけで乗りたい)
<レンタカー代>
7700円(新潟発着、24時間)
<その他>
●リゾートしらかみ指定席料金
840円
●村上〜粟島フェリー
5040円(往復)
交通費計: 73060円
国内旅行にしては
かなりの交通費・・・
ま、妄想なんでどうでもいいんですけど。
スタートを函館ではなく
新千歳空港→室蘭を観光→最近就航した室蘭〜青森フェリーに乗る(夜中に移動するので宿泊も兼ねて)
なんてパターンも面白いですね。
妄想は金がかからなくて助かる。
有効期間が足りないとき
函館→大阪市内の乗車券は
9日間有効でしたが
これでは日数が足りないときは
『初乗り運賃の乗車券と組み合わせて連続乗車券にする』
例えば、以下の2枚1組の
連続乗車券にします。
・函館→大阪市内(9日間有効)
・大阪→新大阪(170円、1日間有効)
すると、この2組の乗車券全体の有効期間は9+1=10日間になります。
初乗り運賃(この場合は170円)で
有効期間を1日分買い足した
ことになりますね。
平日の日数が多くて、必要な有効期間が長くなる場合に使えるテクニックですね。
※第3セクターをはさむ乗車券(トキめき鉄道の直江津〜上越妙高間など)は、連続乗車券を発券できない場合があります
さて、妄想はこれでオシマイ。
実行できるのはいつの日になるのか・・・
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